気分刊日記

2007年10月28日(日) 偽こぶ平に騙される

先ずは、こぶ平と使ったのはわざとです。本人は正蔵に成っているのは存じています。あえて、こぶ平と使ったのは敢て秋○康を婉曲に表現するためです。

まったく、今日は10月中に使わなきゃ行けない東急レク系の株券を使うためにわざわざ新宿まで行ったんですが、自分の責任もあり出発が遅れて、丁度いい時間でみれる作品が『像の背中』くらいのだったで、お涙ちょうだい系の作品ってくらいしか知らず、余り深く考えず劇場に入ったんですよ・・・。いやぁ、酷かった。東宝の売れ線映画とはまたひと味違ったつまらなさ。まだ、同じ券で観れる「ブレイブ・ワン」や「インベーション」にしとけば報われたのに・・・。

どうして、松竹や東映は相変わらずダメなんでしょう?プロデューサーがダメなんですかねぇ、会社の体質としか言えないんですかねぇ?

因に昨日は台風が小康状態に成るのを見計らって友人と恵比寿のLIQUIDROOM&LIQUID LOFTで行われたイベント“Tri-mix pressents FREENATION”と言うものに行ってきました。現地では、大して酒も飲まず相変わらず所在なげに過ごしていたんですが、帰り際に始まったinkのアゲアゲさ加減にちょっと感動してしまった程度の収穫でした。個人的には金曜の面子の方がミーハー心をくすぐるのですがね。

あと、会場で見かけたお人形さんの様な(ボンデージの様に胸を強調している)ファションの小柄でロリ顔のパツキン外人がいたのですが、特に連れと一緒に来た様子も無くナンパされるのを目当てで回遊しているような不思議な外人女性が居ました。で、今日、映画の帰りに新宿でも彼女を見かけました、今度は彼氏らしい外人と一緒だったんだけど、昨夜と同じ服来てた?!

 像の背中
で、観始めたはいいんだけど、物凄く脚本がアザトイんですよ!泣かすための要素を、それもある程度のターゲットを絞った昔ながらのマーケティング的な方法論で組み立てたられたストーリーが紋切り型で差し出されるんですよ。

実際に癌で苦しんでいる人がどう思われるかわかりませんが、映画の要素として癌で死に直面した人間が、どう死に向かい合い残される人々が向かい合うか・・・なんてものは散々描かれていて今更な感じが拭えないんですよね。で、この作品はそれらの泣き所エッセンスを抽出&再構築して少し現代風味にアレンジしただけなんですよ!

「着信アリ」の時も散々書いた様な気がするんですが、この人はその他大勢に対して外さないパッケージを作るのが本当に上手い。そして、ターゲット以外の人が見た時に底の浅さが陳腐なまでに露呈しているんです。でも、それは元々相手にしていない人たちなんで当たり前なんでしょうね。

しかし、最近はよりパーソナルな共感が出来ないと最初の小石は波紋が広がらないんですよ。そんな訳で公開2日目で、劇場はガラ空きでした。もったいないくらい良い役者さんがいっぱい出ています。特に、激やせで迫真の演技をしていた役所広司はや痩せ損です!!この映画の興行成績如何では、彼の激痩せと同じ分の減量を秋○康も痩せて欲しいものです。まったく、像の背中を眺めるのいいですが、お金払ってまで、腹黒くてでっぷりと突き出た、あなたのお腹を連想させる様なものは観たくありません!!


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