ここ2ヶ月くらいで観た映画です。近年ではかなりペースダウンしている方ですね。 mixiにも書きました少し加筆しています。あと、その他の事についても書いてあります。
『ダークナイト』 やっぱりハリウッド映画ですね、勿論テーマが深くて暗くて重厚なんですが、僅かな中だるみこそあれ映画として一気に観いってしまう力が凄い。ジョーカーはやっぱり凄いインパクトとカタルシスをもたらすんですよね。彼自身には何も残っていないって言うのが先ずありきで、そんなやつに対しては暴力も説教も愛情も無意味。ほんとに、普通の人にとってアナーキーに対しての対処法って言うのが無いンスよ。トゥーフェイスの扱いがもったいないって思いました。
『トウキョウソナタ』 これまでとは少し異質の黒沢映画です。でも、まるで「ミスト」の様に、何処か東京っぽくないトウキョウに浸食してゆく感じも有って、そこは確かに黒沢映画なんですね。kyon2のお母さんはその世界にスッとハマっていて。しかしディティールはしっかりと現代社会を掬ってもいるので、今回はホラーではないとは言え、やっぱり背筋が寒くなります。
しかし今回、脚本のベースが本人以外のものでもあるので、その違和感も上手く取り込んだとも言えるのかな。長男が兵役につく下りとか、役所広司演じる泥棒とkyon2の逃避行なんかはメインストーリーから浮いている。でも最期のピアノ「月光」のシーンではやっぱり涙出そうになる。黒沢清の映画で、あそこまで明確に答えらしいもの=「希望」を描いた作品ってなかった様にも思うから。あ、「ニンゲン失格」は観ていないのでわかりません。
色々と番組宣伝に出てくる香川照之を観たんだけど、本当に彼はkyon2が好きなんだよ。「ボクらの時代」で引きの時に、ぼそっと「お母さん可愛いなぁ〜」って言ってるのが聞こえて、キモッ!と思う反面、お前もか・・・って感じだもん。
『おくりびと』 全体的によい映画です。(これは皮肉もあるけど)たぶん日本アカデミー賞とかバンバン取ってしまうと思います。まず役者が良い映画です。脚本も上手くまとめています、でも、見せ場が多すぎてそれが同等に並んでいるので後半への抑揚が薄れてきます。勿論、一つ一つの山場(広末に子供ができたり、吉行和子が死ぬとこや、最期に実父の死を看取ったり)はしっかり書かれていて共感も誘うのですが、全部来るのがわかっている山場が想像通りのテンポで来ると少ししらけます。特に、笹野さんが焼き場の人だったってのが判明して、まさにここで「おくりびと」の意味が語られるシーンが最大の山場の一つなのに、尺が長い以外に他の山場との差別化が弱いと思う!
まあ、初めての映画脚本で小山薫堂はかなり手堅い仕事をしたと思いますが、一方で、構成作家的な癖なのか、見せ場やヌクところがこれ見よがしにバランス良く配置されているので逆に鼻につくと言う事もありました。例えば土手に座ってのモックンのチェロシーンは何カ所も微妙だし。彼とは関係ないけど、久石譲の音楽もちょっと邪魔に感じるシーンもしばしばありました。
やっぱり「お葬式」は凄い映画だったんだと想い返したりもします。広末のお腹が見えるシーンでは「エンド・オブ・バイオレンス」を思い出したり。で、こんだけしんみりと死に向き合う心温まる話の次の世界が「回路」だったりって考えるとニンゲンの想像力は怖いですね。あと、峰岸徹はトライアスロンやってただけあって遺体のくせに胸板厚すぎです。 (ボディービルダーが急死したら凄いんだろうなぁ。)
『崖の上のポニョ』 分けわかりません(笑)殆どの説明や説得力を放棄して、嗜好と勢いと感性だけで突っ走っているおとぎ話です。でも教訓らしいものをストーリーに求めてはいけません。考えるな感じるんだ的な映画、強いて言うなら自分の感性をもっと信用しろって言うのが教訓かも。
『ウォンテッド』 こういうのも必要です。単純に面白いです。「アイアンマン」と迷いましたが、ジョリ姉をとりました。キャスティングこそあれですが、金掛かった自主制作アクション的な纏まりが好きです。
続いて由無しごと。 最近、目に付くとそのまま追っているのが小泉今日子の記事である。とここまで書いて変換したときに小泉“強固”って馬鹿変換してるし・・・。まぁさておき、だからkyon2である。ここと見ていたらまた無防備な写真が出てて、かっこいい発言が書いてあったのでまた引っかてしまった。
先週の「5時に夢中!」のエンディングでフィル・コリンズを見かけたのだが、そういえば以前、フィル・コリンズとビル・マーレーを混同していた時期がある(単にベビーフェイスで薄い頭が似ていたから?)。因みに、レツゴー三匹のレツゴーじゅん も似ている。
元Folder5のAKINA(23)が写真集など出して本格的に復活した。解散後のソロ活動を経て、遊びたい盛りに暴走してそのまま消えていたので、3年ぶり位の本格的活動だろう。いくら、グループのフロントを張っていたとはいえ、この3年弱の間、地道にグラビア、タレント、役者活動を積み重ねてきた元同僚の満島ひかり/HIKARI (22)に大きく溝を開けられてのではないだろうか。それに、鈴木杏ほどではないが微妙な体型になってるし・・・。
そう言えば昨年放送していたアニメで『機神大戦ギガンテック・フォーミュラー』ってのが面白かったのを思い出した。
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