ここ数日かけて、魂込めて書いた文章を先方にメールで送った。
ドキドキしながら待つこと数時間後、興奮した声で電話がかかってきた。
驚くほどに喜んでくださっている。
「そう、こういうことが言いたかった。
久々に感動して、涙が出そうになりました。ありがとう。
halさんに出会えてほんとうによかった。」
すごくうれしかった。
その文章は8月発売予定の新製品のリーフレット用の短い原稿だ。
今年の4月、その開発会議に参加させてもらった
その開発に関わっているすべての人が、よりよいものを創り出そうと
真剣な目をしてミーティングする姿を見たとき、胸を打たれてしまった。
そこで繰り広げられた話は、私のこころを鷲掴みにした。
彼らの本気度合いに私の魂は強烈に揺り動かされた。
ただただ頭が下がる。敬愛、尊敬という言葉でしか表現できない。
この人たちのムーヴメントをサポートしたいと本気で思った。
そんな風に思ったのは久々のことだ。喜納昌吉以来はじめてのことかもしれない。
その会議に出席したおかげで、私も自分のスピリットを奮い立たせて
停滞気味だった小説に本気で手を加えはじめた。
小説家と技術者とプロデューサー。
表現していることはまったくちがうけれど、目指しているところはおなじだった。
その時こころに灯った炎のおかげで、4月以降激動の日々を
自分のこころに正直に、風に負けることなく生きてこられたのだ。
生きてきた道のりも、これから生きて行く道もちがっているはずの人々が
ひとつのヴィジョンを実現させるために、それぞれの役割を果たしてゆく。
その人々がその商品にたくした想いや夢を、文字にすることができたら
私はおおきな恩返しができると思った。
短い文章の中に、作り手たちの想いをすべて込めたいと思った。
自分が描いた文章を見て、喜んでくれる人がいるということは
文字職人としてほんとうに幸せなことだ。
こういう、ほんとうにクリエイティブなことを仕事としてやり続けられるように。
そんな表現者でありつづけようと、また勇気をもらった。
ありがとう。 すべての人に明日もよいことがありますように。
あたらしいことをはじめようと、楽天にページを創ってみた。 とはいえ、まだ途中。疲れたので、今日はこの辺で。 http://plaza.rakuten.co.jp/haruna8/
|