ようちゃんとは、相変わらずスカイプする日が続いていた。
いままでと何も変わりはない??
……表面的には。
だけど、あきらかに感じる「 好き 」っていう気持ち。
受け入れるつもりはなかった。
価値観の違いとか、性格の違いとか
話せば話すほど「 あ、なんか違うな。」っていう
そんな気持ちが あたしの中で大きくなっていった。
だけど、カレと別れたばっかりのあたしにとって
ようちゃんは相手をしてくれる都合のいいヒトだった。
夏休みをもらったあたしは
再びようちゃんに会うために埼玉へ行った。
「 コレで最後にしよう。」自分の中で決めて。
会っている間は 普通にふるまった。
だけど、途中からイライラしちゃって
帰りの車の中では ついそっけない態度をとってしまう。
「 また会える? またね?」車から降りるあたしに
ようちゃんはそう声をかけてきた。
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