耳鳴りおやじの日記
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...T先生が教授に上がるんだそうだ...自分の事を棚に上げれば、これは相当ひどい...
...大学には昇任規程があって、その規程では教授に上がるためには学位に相当する業績がなくてはだめだと記載されている....自費出版1報と紀要で学位相当と我々の分野が判断されたわけだ...ずいぶん、なめられたものだ...
...私が知る限り、怪しい大学以外、この業績で学位をとれる人はまずいない...大学が勝手に昇任させるのはいいが、恥知らずもいいところである...
...他の分野では教授になるべく、頑張っていながら助教授で終わる先生が多いのに、こんなやり方でT先生が教授になれば、他の分野からの批判も加速する...そんな分野はいらないよという話になる...
...もう、やくざ教員は辞めてくれ...本当に...
...2月に入ってからホントストレスだらけ、反対からも耳鳴りがするし....
...やくざ教員が辞めないなら、私がもうこの大学辞めようかな...行くところがないか...それとも隠居するか...縁側でお茶をすすっていたほうがまだましだ...がっくり...
2006年02月14日(火) |
中途半端なハーフパイプ |
...どうも、最近、反対側からも耳鳴りがするなあ...まあ、もう慣れたけど...
...トリノのハーフパイプ...面白いが、それだけって感じがする...どうも競技として成熟していない感じだ...
...たとえば、スキーだと人によって滑り方が全然違う...同じモーグルでもうまくずらして滑っている人もいれば、ずらしすぎて滑っている人もいて、ジャンプも見応えがあり、面白い...
...ハープパイプはなんとなく、フィギャースケートに似ているが、フィギャーほど華麗ではない...中途半端なのである...
...そもそもボードにあまり魅力を感じないせいかもしれない...スキーと比較すると滑りの広がりがないせいかもしれない...
...スキーなら、ボーゲン、パラレル、ステップターン、片足滑り、ショートターン、ウエーデルン、ずらし滑りと、かなりいろんなことができる...スキーがしたくなってきた...3月には家族と離れてひさびさのスキーだ...
...ちょっと待てよ...スキーの前にマラソンじゃないか...おやじの体は持つのだろうか...う〜ん...
...餅つき大会があった...おやじ連中が少なく、少し頑張ってついた...しかし、なんでおやじが少ないんだろう...
...と、よくよく見渡すと、おやじだけではない...おばさん連中もいないのだ...要するに小学生低学年の子供達が親なしで来て遊んでいるのだ...
...まあ、それが普通..と言ってしまえばそうなのかもしれないが、どうも私の感覚では理解できない...せっかくの餅つきである...親も参加して楽しんだらいいと思うのだが...
...今の時代、金があればスクール、塾とたくさん行かせることができるが、家族の時間は金では買えない...そういうことを大切にすべきだ...
...最近、トリノでモーグルを見て、スキーがしたくなった...山に1ヶ月くらいこもりたいなあ...おやじになるとそれもかなわぬ夢である...マラソンチャレンジぐらいにしておこう...
2006年02月12日(日) |
静かなひととき... |
...今年から平日の休みをなくして、そのかわり日曜日をしっかり休もうと考え、出勤...
...今週、セミナー発表なので論文読み...しかし、二日酔いで頭回らず...
...ようやく読み終えたが、”ふ〜ん、そうなの”と納得しつつも、なんとなくしっくりこない...インパクトファクター4ぐらいでも、こんなものかと変に納得...
...しかし、久しぶりに静かで楽しい時間を過ごした...休みでざわざわしていないし、実験と結果とそこから得られる生命の尊さに思いをはせながらの論文読み...
...”このデータをこの著者はこう解釈するのか”と驚いたり、”それはおかしいやろ”と文句を言ってみたり、まあ、そんな事を続けるのが研究者というものだが...
...この雑誌に出したと言うことは外人はこのモデルを受け入れることが難しいということなんだと深読みしたり...楽しい....
...論文も1回読んだ程度では何もわからない...論文のぼやっとした全体像がみえるだけである...これではわかるとは言えないし、人にも説明できない...しかし、今日は二日酔いで頭もぼやっとしている...
...まあ、読んだということで納得してひとまずカレー...そう、週末はカレーである...???
2006年02月11日(土) |
二日酔い...おやじの友情... |
...飲み過ぎで二日酔い...
...昨日は大学院時代の友達と知り合いのK先生とで飲み会だった...
...知り合いの先生のボスと学生達もきて大盛況...楽しいひとときだった...
...今から15年以上前にこのボスのところに学位の件でお話に行ったことがあり、とても懐かしい気持ちになった...
...K先生は42才で教授、そのボスもまだまだ健在であったが、私と友人が訪ねて来てくれたことをすごく喜んでくれた...
...かなり異端な事をやって当時はかなりいろいろな人からバッシングを受けていたのだろう...そんなところに初めて実験の件で訪れたのが友人のO先生だった...その後、私も訪れたが、そのことがとても嬉しかったらしい...
...K先生の言葉で昔印象的だったのが、”時間がかかっても実験の結果が出ることが楽しいんですよ”...今だからこそ、受け入れられた実験手法だが、今から15年前は難しすぎて私も全くわからなかった...そんな実験を”楽しい”と感じるK先生はとても素敵だと感じ、また不思議に思ったものだ...
...こういう学術的な面白さを大学時代に感じることが、その先のエネルギーにつながるのだろう...ただ単に有名大学を卒業し、偉い先生に頼み込んで大学の先生になるというだけでは、その先のエネルギーは生まれない...
...昨年度のK先生の話を聞いても昔と比べてとても成熟した印象をもったが、どんなところにいても着実に成果を残していくことが、最終的に世間から認められる近道なのだろう...
...実際にそういう先生が40代でしっかり教授になっている...大学もしっかりやっている先生をしっかり評価するように変化してきたわけだ...
...世間的にとても有名になっているK先生の話も出たが、あまりいい印象は持たれていない感じだ...人を押しのける事や傷つけることでのし上がることは決して正当な評価にはつながらない...
...同じ部署のK先生は大学の理事長に”かっこがつかないから教授にしてくれ”と直談判に行ったらしいが、呆れてしまう...こういう教員をとった大学にも大いに責任をとってもらいたいものだ...
...友人のO氏の行動力、謙虚さに改めて刺激を受けた...こういう友人を大切にしたいものである...
...”お互い、もうおやじだぜ”とO氏...そう、それが今までやってきた我々の結論である(?)...体は枯れるが友情は固い...
...なんとなく、耳鳴りをしている反対の耳も鳴っている...体調が悪いせいか...年をとるとなんかいろいろ出てくる...
...ちょっと興味があり、”バカの壁”を読んだ...脳科学者という肩書きだから、書いてあることは確からしいと読者は感じるのだろうが、要は個人の感想である...しかし、この感想はとても私に通じるところがある...
...個性は主張しなくても身体がある限り、存在する...精神性の個性にはあまり意味がなく、共通性を認識させるようにすることが大事...ってなところ...
...要するに、個性を伸ばしなさいなんていらなくって、友人の気持ち、親の気持ちをわかるようになるほうがずっと大事...まあ、こんなことは昔のおやじがあたりまえに言っていたことだ...
...そもそも個性というのは家族や友人を意識するから出てくるわけで、意識の共通性を確立できない連中は、ただの身勝手な連中である...それは個性ではない...
...まあ、いずれにしても、人間形成には順序が必要で、子供の頃に個性だなんだというのはおかしい...子供は大人が準備した仕事、課題をしっかりやっていればそれで十分である...
....しかし、今週はほんと忙しい...耳鳴りもそのせいか...
2006年02月09日(木) |
言葉の力ってねえ... |
...マラソンのトレーニングもいいが、寒くてどうにもならない...
...指導要領の方向性がゆとりから言葉の力ということらしい...どうしても詰め込みには戻りたくないらしい...一番てっとりばやいのは、全国のパソコン教育を廃止し、小学校に電卓などの機器類をすべて禁止することだ...しかし、言葉の力とはなんだ...次に失敗したら”愛の力”になっていくんじゃないのか...
...子供の体力も最近、ミニマム(ってなんで英語?)を焦点にしているが、言葉を重視するのも学力のミニマムを求めた結果なのかも...
...それよりも、最近の子供の気力が低下していることが問題ではないのか...そもそも人間はシステム化されているわけだから、知性、感情、意志、すべてが関係する...
...ロボットにこういう人間の精神活動を植え付けるのは難しいと言われるが、それは当たり前のことで、こういう精神活動は個々で活動するわけでなく、他人とのコミュニケーションで育つものだからだ...
...逆にこの活動こそが人間らしさということになろう...
...なんか、偉そうな事書いて疲れた...仕事行こう..
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