耳鳴りおやじの日記
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2006年03月11日(土) まあ、いいけど

...人事が蹴られた...全くひどい話だ...

...”人事は理屈ではない”とI教授は話していたらしい...こういう人は、自分の感性に合わない場合、すべて屁理屈として考えるのだろう..

...最近、大学の目玉になる先生が出ていく事になった...昨日、業者が来て、この事態を”もったいないことをするなあ”とぼやいていた...

....業者の方が大学の事を良く知っている....世界を代表する研究者を逃がすなんて...どうしょうもない...

...自分の分野はかなり悲惨だが、大学全体が少子化の影響で少なからず影響を受けている...

...知り合いのポスドク達は35才...不思議と以前より、大学人事のモラルが低下している気がする...大変な時代である...

...とにかく、今はやれることをやるのみ...か...


2006年03月10日(金) 外人のポスドク...

...飲み過ぎて頭が痛い...ひさしぶりだ...

...研究の件でK先輩に会う...違うバス停で降りて、ひどい目にあった...

...Kさんは相変わらず元気だ...組織の問題、研究の事などを話した...そして、米国からポスドクのお兄ちゃんが来てセミナーをした...

...とにかく、良い機会なので英会話の練習...最近、英会話をしているせいか、なんとなく慣れてきた...

...その後、飲み会に参加...外人を囲んで2時間、英語だけ...きつい...学生も来たが電子辞書付き...ある学生は2時間の間、ほとんど話さなかった...

...とにかく、つまみが出てこないので、酒をのみまくって、その勢いで外人と会話...

...英会話はまあいいのだが、彼の興味の幅の広さに感心した...日本のポスドクであそこまで興味の幅がある人はなかなか見あたらない...研究も斬新で様々な実験手法を用いて行っている...素晴らしい...

...もう少し、研究の話をしたかったのだが、酔っぱらってきたのと、そのポスドクを連れてきた先生が英語でおやじギャグ連発...そんな状況はきつい...

...しかし、日本の大学の状況は良くない...我々の分野はもっと厳しい...そんな寂しさとはうらはらにおやじ教員の英語でのギャグは熱い...

...疲れた...


2006年03月09日(木) ボスの資質...

...午前中、セミナー...上手く進んでいるのもあればそうでないものもある...みんな頑張っている...

...しかし、頑張っているからと行って論文になるとは限らない...そんな焦りだからかもしれないが、最近、キレルケースが多い...

...”こんな状態じゃどうしたらいいかわかんない”とセミナー中に言われたYさん...セミナー中にボスに投げられたら、いくらドクターと言えども不安が大きくなる...

...独法化で教室経費が半分になり、ますます業績をあげないと学生指導もできない...旧ボスもいるが、沈黙を保つ...

...今更ながらボスの重要性を感じる...知り合いのI先生と共同研究の件で話したが、ボスの機嫌が悪いので無理だという...

...イギリスのボスは研究業績に加え、人間的にも良好な人が採用されるという...

...もし、自分がポスドクの身分でどこかに行くとすれば、おそらく、業績を出している中堅の大学にするだろう...条件のさほど良くない中堅大学で業績が出ているところは、ボスの力量が高いと考えられるからだ...

...ポストの流動性が高まる今後の大学では、ボスの役割は極めて重要になる....

...娘に”ぼくちゃん劇場”を話して笑わしている場合ではないのである(娘によると、この話は夢に出てくるくらい面白いらしい...ふー)


2006年03月08日(水) 通勤電車...

...ウイニーで情報漏洩...なんで、こんなソフト入っているんだ...管理が甘すぎる...

...ある雑誌を読んでいると、本の紹介記事があって、最近話題らしい”通勤電車で座る技術”の話が載っていた...

...これは素晴らしいと思った...まず、日頃の生活を観察し、そこからデータを整理できること...それから、目的が単純でなじみやすい内容だと言うこと...

...これ、イギリスでも評判になったそうで、新しい発想は国境を越えて理解される...

...金や学閥でしか動けない研究者は、こういう本を参考にすべきである...

...しかし、この話、映画になるそうでしかもラブストーリー...こうなると逆におかしくなる...

...私もくだらない日記書いていないで、本になりそうなブログをやろうかな...”耳鳴りおやじの嫌み”とか...誰が買うか!


2006年03月07日(火) うろうろと...

...イナバウワーの事を書いたら、アクセスが7倍になった...びっくり...読んだ人はあまりのくだらなさに失望しただろうが...

...福祉のセミナーに参加...とにかく、私が一番若い...こういうところに参加すると、頭がリフレッシュされていい...

...英会話もだいぶ慣れた...4月から心機一転...新しい先生とのフリートーク...英語で話をすることだけでも、リフレッシュ...

...昨日のレッスンで使ったテキストに”ストレス”回避法の事が書いてあった...

...誰かとおしゃべりする、外に出てぐるぐる歩く、違うことを考える...これはまさに昨日の私である...

...今週は急に昔の先輩と会うことになった...学会で会ったときは久しぶりで、頭もかなりはげ上がっていて髪の毛は減ったが、その分、研究の成熟度は増している...昔から尊敬できる方であり、研究能力も高い先輩だ...

...少しの間、うろうろしながらエンジンかけましょうか...


2006年03月06日(月) 休憩中...

...嫁さんも40才になったとたん、疲労が出てがくっと来ている...

...40才というのは人生の折り返し点か.....

...昨日は旅行の疲れでダウン...しかし、ひとまず予定だけは入れておく...

...考えてみれば、お世話になったボスに一度、手みやげを持ってお礼しなければと思った...家族旅行ばかり考えていてもだめだ...

...ボスの退職によって新たな研究室運営が始まるわけだが、予想以上に学生の不満は大きい...びっくりした...

...必要以上の締め付け、公私混同、頻繁に起きる予定、方針変更...最近は物忘れも激しくなっている...どうしたのだろう...

...確かに今の大学は10年前よりストレスが大きい...そのつけが教員に来ているのはわかる...

...ボスの研究能力が極めて高くても、ひとりでは他のラボと競争できない...せめて、研究意欲を維持させないと自分の首をしめることになる...

...まして、分子の仕事は9割が失敗である...そんな仕事を持続させるためには、工夫が必要である...

...しかし、これだけは自分で乗り越えていかなければならない...そのためには酷なようだが、一度生産性が落ちる時期も必要ではないか...

...まあ、人ごとではないですな...個人の研究能力だけで研究室は活性化しない...ということです....

....私も少しずつやっていきましょうか...


2006年03月05日(日) 匠の地..伊賀というところ...

...マラソンを断念したので、その分、家族サービスで小旅行(?)..

...伊賀へ行ってみた...それが伊賀いといい(まずはおやじギャグから)...

...宿泊施設も厚生年金関連で、これがまた、極めてリーズナブル...最近、サービスを向上させて来たのであろうか...簡素なイメージがなくなった...ホテルのような綺麗さで一つの部屋に多く泊まれば安くなるという設定で、素泊まりも可能...感動したのが、夜に布団を敷きに来てくれる...さすが、厚生年金施設...高齢化社会にマッチしたサービス...朝食込みで5人、2万円を切るんだから、また泊まろうという気になる...

...この施設...全国的にアイススケート場がついていて、これまた、面白い...誰かが提案したのだろう...

...そして、伊賀と言えば世界的に有名な忍者文化...忍者屋敷...これを見て最近はやりのリフォームブーム...匠の技...とかいう原点は”からくりやしき”から来ていると実感...

...忍者ショーでは、子供に受けるギャグ満載の縁起...子供がうけると親も嬉しい...

...そして、先日、テレビチャンピオンで大活躍した職人のいるファームへ...山里の小さなファームから出たソーセージ、ビールが世界的な評価を得ている...素晴らしい...

...まさに伊賀は忍者文化からくる匠の町...日本人の持つ匠の技をもっと向上させるものづくり、ひとづくりをすべきではないのかあ!

...そんな話を夜の飲み会(またか!)で話していたら、女子学生が

”忍びで行きましょうよお”...くのいちは怖い....


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