耳鳴りおやじの日記
DiaryINDEX|past|will
...ネットがつながりにくい...
...キャンプの疲労がとれない...年だ...
...最近、”科学者という仕事”という本を読んでいる...
...その中に
”科学者は才能で勝負するが、そのうち才能以外のことが 制限要因になる。最後は才能のないことをいかにカバーできるかが勝負”
...これは本当に納得できる...”頭がいい”ということが研究者のプラス要因だとしても、人間関係が下手では大きくマイナスになってしまう...
...世間的にはノーベル賞をもらった研究者はずば抜けて賢いという感覚だが、その研究者が賢いというより、とてつもなく実験の遂行力が高いとか、要するに頭が良くなくてもバリバリやる研究者が成功したりする...
...ある程度の論文が自分で書ければ後はプライドを捨てそれ以外の才能で勝負する...ってのがいいのかもしれない...
...これができるポスドクとできないポスドクがいる...知り合いのポスドクは、何でもやるといって大学でアルバイトみたいなことをやっていたら、教授の目に留まって”君は博士だろう...そんなことをしてはいけない”といって助手として雇ってくれたらしい...
...人生はどこで道が開けるかわからないのである...
いろいろ悩んだが動物実験を決意...施設も作る...そしてやる...師匠のK先生もこんな気持ちだったのかと思い、計画!
...依頼されて大学のキャンプに参加...
...申し込んだ学生の4割がキャンセル...まあ。そんな感じだ...
...とにかく、まじめな学生ばかり...こんな学生だけなら授業は楽である...
...キャンプの管理人はなぜか髭を生やしている人が多い...今回も素男性スタッフはすべて髭を生やしていた...やはり、野外の男というイメージか...
風呂に入ってうだうだしていると、事務の人がやってきて..
”ちょっと、用意させていただきました”という...きたか、夜のお茶会...
...学生部長など日頃、話さない人たちと話すことができた...学生部長と教務部長は仲が悪いとか、こんな企画は最近になって通るようになったとか...やはり、こういう場は大学を知る上で必要だ...
...驚いたのは、一緒に来た若い先生が、私の近所に住んでいたということだ...それもほんとに近い...びっくりだ...
...疲れた...おかげで熱が出始めた...最近、身体弱くなってきた...
...どうもネットの接続状態が悪い...日記も書きづらい...
...ひさしぶりにカレー...おいしかった...それで幸せ!
...国家公務員にフリーター枠?...なんか泥沼である...
...ゆとり教育だの大学院拡充計画だの小学校からの英語だの、とにかく、文部科学省のやることは基本的に間違っていると考えた方がいい...
...論文を眺めていると、むむむ...これは私と同じ事を考えているボスがアメリカにいたことが判明...それも女性だ...
...科学は国境を越える...同じ事を考えているひとがどこかにいると思うだけで楽しい...
...最近、どうも気力が失せているが、この分野に足を踏み入れるか...それとも辞めるか....
...不思議と研究をするときに論文をつくるためとか、実験がかっこいいとか、昇進にいいとか、そんな理由を考えるとやる気がなくなる...
...意欲の原動力は”知りたい”という好奇心だけだ...一生かかってもわからないかもしれないが、その過程が楽しい...
...最近、プロフェッショナルというテレビ番組があり、その最後に ”プロ”とはみたいな問いかけがある...
...みんないろんな事をいうのだが、最大公約数的に捉えると
...”自分の仕事に妥協できない”というのがプロだという感じだ...
...そしてとても自信があるのかと思えば、決してそうではなく、常に不安を持ち、また、完璧なものなどできないとも感じている...
...そんな人にとっては常になんらかの壁を自分なりに持っている気がする...多くの壁にぶつかり、失敗を重ねながら自分を強くしている...そして強くなった自分はいつのまにか、その壁を越えている...そして新しい壁に...
...どうも私は根がしつこいせいか、難しい壁をじっくり壊すのが好きである...
...しかし、意欲が減退...どうしよう...
...どうやら、歯が欠けて感染したらしい...少しずつ回復...
...体重が1週間で2キロも落ちた...萎縮だ...こういう場合、脂肪は落ちない...
...”国家の品格”を読んでから作者のおやじはなかなかやるなと感心しているが、いろいろと考えさせられる...
...たとえば、市場原理...作者の藤原さんによれば国民は学習しない...だから、市場原理はよくない...一部の(本当の)エリートが判断しなくてはいけないのだ...
...たとえば、お金持ちが幸せ、東大、京大に入ればいい、学力を早いうちからつけさせる...という市場原理が働く...そうなると、公立も私立もその市場原理に基づいて教育内容を変化させる...
...小学校の教育プログラムからパソコンやら英語やらそんなものはいらない...これはおばさんやおじさんのコンプレックスが子供に託されている...習い事でやるのは自由である...しかし、国家をあげてやるのはおかしい...
...藤原さんのいうように、しっかりやるべきは国語である...美しい日本の言葉、そして表現、文化を学ぶこと...
...どんなに忙しくても、子供が寝る前には絵本を読んであげる...これも非常に重要だし、早寝早起き朝ご飯...
...”勉強する時間があるなら外で遊べ”ということだ...
...はあ、少し元気になってきた...そういえば娘から手紙をもらった
”最近、おちこんでいるね。でもすぐ治るから”...絶句...
...休日診療にいく...近くにあるのは本当にいい...
”これは膿がたまっていますね”ということで、口の中を切って膿を出した...でろでろと出た...楽になった...
...いつもの歯医者もいいが、この歯医者もなかなかいい...たくさんの機械がある...
...口のトラブルで3つの歯科に行ったが、レントゲンの取り方がすべて違った...休日診療の歯科はとにかく最先端ぽい機械だった...
...歯医者さんというのはここ20ー30年くらいで一番変わったのではないか...と思うことがある...
...機械に頼る部分もあるので金があり、新しく病院を立ち上げる時、最先端の機械を入れるなんてことはあるのだろう...
...なんとなく、気になったのが”口臭測定器”...なかなか、身内でも口が臭い場合、指摘しにくいものだが、この機械を使えば、おやじも安心して?測定できる...
...しかし、臭いという曖昧なものをどう数値化するのだろう...それとも、臭いと判断した場合、音声で”臭いで”と話すのだろうか?
...確かに若いOLの可愛い声で”口が臭い〜”と音声で出たら測定者のダメージは大きい...しかし、これは商品化できる...
...最近、口臭が気になっている職場のK先生....私はわからなくてもこの機械を使えばわかるかも...どうですか>K先生
...未だ、腫れたまま、飯もまともに食えない...
...来週の講義までにはなんとかせねば...一体どうゆうこと?
...厄払いをしてもらわなければという気になる...
...しょうがないで、くだらない村上龍の本と堅い”国家の品格”をしずかに読む...
...国家の品格がとてもベストセラーになるのは、現代の合理主義が日本人にほんとにあわないのだろう...
...論理的に合理的に考えれば、人を納得させられる...しかし、それだけだと、結果的に生産性は低下する...
...情緒という意味不明な価値を大切にできるか...そんなところか...
...たとえば”大衆酒場”という酒場が消えないのは日本人にこのスタイルがあっているからだとおもう...そこには情緒があり、論理性はない...か...
...アメリカには大衆酒場はない...論理には矛盾があり、それを主張できるのはその国が絶対的に強くなくてはいけない...
...日本は先進国だが弱い...そんな国民が論理性だけで幸せになれるはずがない...
...ああ、しんど...休日診療にいこう...
|