耳鳴りおやじの日記
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...亀田が勝った?...あんな八百長で...だから、ボクシングは嫌いだ...
...と、朝になって気づいた...昨日は知り合いの先生と飲んでむちゃくちゃ酔っぱらった...なぜか、K先生と飲むと酔い過ぎる...
...世界は狭いもので、午前中に別のところで話していた内容が、K先生との話でも出てきた...
”なんか、M先生に研究のことで問い合わせがあったみたいよ” ”え!それ、今日の午前中に聞きましたよ、M先生のことだったのか?”
...いろいろなつながりがあり、その中で話が回っている...面白い物だ...
...長いこと、自分の分野を離れていると、その領域の弱さ、はかなさが見えてくる...その中で喧嘩したり、悪口を言ったりすることは自由だが、そのエネルギーが外に向かないと領域の発展はない...
...若い研究者はもっとチャレンジできると思うが、それも少ない...
なんて事をK先生とぐだぐだ話した...
...午前中には若手のI先生と話したが..
”自分の居場所がない。研究したいのかな”とぼやいていた...
...若手がこんな感じでぼやく分野であってはならないのだが...
...15年前に純粋に研究の面白さを語っていたK先生...そういう若手がたくさん増えないと分野として弱くなる...
...自分より少し上で研究領域が似ている先生との話は面白い...
...だから、飲み過ぎたか...ぐだぐだ...
...T先生とはもう10年以上のつきあいがある...
...ひさしぶりにお会いしたが、やはりおやじ風になっていて時の流れを感じた...
...息子の進学についていろいろ聞いているうちに大学の話になった...大学によっていろいろ事情が違うということがよくわかる...
...日本では何々大学、何々学部卒というのが”信頼”される...だから、就職もそういう信頼感で採用が決まるみたいなところがある...
...T先生の大学でもいろいろあるらしいが、日本の大学が意味のない”信頼感”で教員を採用し、成長させなかったつけがいたるところにある気がする...
...京大や東大に入っても卒業率を5割ぐらいにすればいいのではないか...大学院の卒業も一定の論文を出さないと絶対卒業させないとか、博士になってもポスドク期間に成果をあげないと教員になれないとか、そんな基準があってもいい...
...そして、そのスクリーニングの段階でこぼれ落ちた学生を救うセイフテイネットもしっかり準備する...それでいい気もする...
...最近の天候もすっきりしないが、大学の組織もすっきりしない...はあ...
...小学校のプールへ行った...
...すると、そこにはおやじ達がたくさん”浸かっていた”...
...知り合いの裸おやじに挨拶する...
”あ、どうも” ”あ、こんにちは、はははは”
どうも、おやじの裸を見せ合うの照れくさい...
...管理役のPTAおばさん達はほとんどまわりで”観察している”
...浸かるおやじを観察するおばさん、はしゃぐ子供...
...しかし、浸かるおやじは慣れてくると、こどもと遊び始める...
...うちの子供達が遊べ遊べと叫び倒すので、おもわず、面白いことをやってしまった...これが受けた...
...その後はパパを”予約”するようになり、狂喜乱舞...
...疲れた...よく考えると一番はしゃいでいたのは私ではないか...
...これははまる..
2006年07月30日(日) |
英会話のおにいちゃんと不思議な女性 |
...暑い...しかし、ここちいい...
...英会話のレッスン...不思議と慣れてきた...最後は詰まるところ、人間関係か...
...しかし、レッスンの内容が毎回シビアである...終末死や遺伝子改変商品の是非...
...自分の判断を言わせた後にその理由を聞いてくる...答えてわかるのだが、判断してもその理由がなかなか出てこない...
”中絶は何故悪いか”と聞かれても倫理上の問題としか答えようがない...
...しかし、よく考えるとこういう社会上のルールってたくさんある...じゃあ、その理由はと聞かれても答えられない...
...こういう問いは自分の意見を言ってその理由を答えるという練習になるが、じゃあ、どうするというところまではいかない...
...と思いながら、カレーを食べて本屋に行く...本を見ていたら女性が私の身体に手をまわしてきた...え?誰?...見知らぬ人...
”ごめんなさい”...少し精神が病んでる女性ぽい...まあ、いろんな人がいる...
...本のタイトルを見ていると、今自分が興味を持っていることがわかる...
...そしておやじの店へ...ビール一杯ともやし...今日も楽しかった...しかし、暑い...
...やっと夏らしい夏がやってきた...暑いがうれしい...
...知り合いの先生から実験データが送られてきた...なかなか、面白い...
...念願のノックアウトマウスを使えると言うことで、とてもうれしい...このマウスを使えばはっきりわかる...
...やっと、データらしきものが解釈できてうれしい...自分では実験をしていないので心苦しいが、なんとかお話を作りたい...
...まあ、それはおいておいて、文部科学省は今度は英語力ではなく、国語力、それも論理的な文章が読みこなせる国語力をつけさせるのだという...
...これからは情報教育だ、英語教育だ、なんて言っていて、今度は国語力か...
...数学ができないのは国語力がないとか、まあ、そんなところから来ているのかもしれないが、また、そんな断片的なことで議論が進んでいる...
...そもそも、一体何を教えるのか?...
”いちたすいちはにになる” さて、これはどういう意味でしょうか...なんて問題?
それよりも円周率は3とか教えている方が問題でしょう!
数学の問題は日本語で書かれているんだから、3回ぐらい繰り返して問題をとけば、この文章から何を求めているくらいの訓練はできる...
...最近になって情報教育の話も薄れているし...はあ...
...どうでもいいか...ビールビール(またか)
2006年07月28日(金) |
論文って難しい... |
...暑い...ビールが飲みたい...
...論文紹介セミナーに参加する...わかりやすい論文とそうでない論文...
...若手N先生がしきりながら進めるが、一緒に参加しているモトボスの存在は大きい...
...わかりにくいからか、眠たいからかわからないが、混乱して聞いていると、極めて適切な説明を返してくる...
...常に論文を読み続け、成長しつづけないとこういうわけにはいかない...
...しかし、最近、新しい領域の論文をだいぶ読んで全体的な事は理解した...ある程度、読みこなすと、インパクトファクターの高低にかかわらず、キーとなる論文がわかってくる...
...ややこしいことをややこしく解釈してたくさん積み上げて論文にしているのと、極めてシンプルでかつ重要なデータでわかりやすく解釈している論文もあるとわかる...
...しかし、この差は素人では判断がつかないだろう...研究者はこの差がわからないと真実を読めないのである...
...極めるところ、データの解釈なのかもしれない...実験のデータをどう捉えるかということが非常に重要なのだろう...
...某Y先生も間違った論文とはほとんどが解釈の問題だと話していたが、それがよくわかる...
...新しい技術もどのように測定しているかという原理がある程度、理解しないと、データの意味はつかめない...
論文を読むのではなく、論文を理解する難しさがある...
...どうでもいいけど、おやじの夏はビールだ...ああ、憧れのビアガーデン!!
...やっと天気が回復し、なかなかいいかんじ...夏...
...”Tさんから論文あずかって来ましたよ、実験上手くいっていないみたいだけど”...とN先生
..はあ、そうですか..と思いながら、論文をみると、なんとTさんはトップジャーナルに何本も書いていて、ネイチャーまで持っている...
...すごいおやじだなあと感心して、最近書かれた論文を見ると、なんと私のような腐れおやじの論文を引用して頂いているではありませんかあ...
...最近書かれた論文もとてつもなく、インパクトファクターが高い論文で、こんな論文に引用されるだけで光栄である...
...こういう時に思うのは、どんな論文も後生に残る物だから、やはりいい仕事をせなあかんということである...
...自分の息子が足を踏み外して学者の道に入って論文を読んでいたときに...
”やるな、おやじ”...と思ってくれる仕事をしたいものだ...
...暑くてばてばてだが、少し元気がでた...頑張ってみるか...
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