耳鳴りおやじの日記
DiaryINDEX|past|will
2006年08月28日(月) |
快適ショッピングモール |
...自動車事故で3人の子供が死亡...なんか、つらい...
...最近、たまたま近くに出来たショッピングモール...
...とにかくでかいのである...日本にこんな大きいショッピングモールがあるのかというぐらい大きいのである...
...ショッピングモールとスーパー、デパートが繋がっているために、まったく外に出ることなく、いろいろ買い物ができる...
...都市部のデパートはとてもいろいろな商品が置いてあり、過密状態である...それに比べて、このショッピングモールはとにかく歩行する道が広い...
...デパートでは商品の種類が多いことがいいこととされるが、歩くスペースが広いというのはとても気持ちがいい...
...人混みを感じないで多くの商品が見ることが出きる喜び...人が無意識に感じるストレスがないだけで、こんなに快適だと感じる...
...確かに買い物に出るときに、障害となるのは車が混んでいたり、人混みにもまれる事だったりする...特に家族を連れて行くのはおやじは疲れている...
...おやじはだいたい購買意欲はないから、障害となるのはそれ以外のストレスである...
...ショッピングモールにはあまりに快適で買い物をせずに、寝ているおやじすらいる...それほど気持ちがいい...
...まだ、知名度が低いので教えて欲しい人はメールください!
...暑い...しかし、走った...
...昨日、ふとS君の事を思い出してホームページを探ったら、元気そうに世界的な研究をしている姿が出てきた...
...S君はかつて私と同じラボ出身で異色の経歴を持つ人材だ...
...もともと早稲田出身だが、私の関わっている分野に興味を持ち、学位を持ち、アメリカで成果を上げて、それだけでは足らず、イギリスで極めて基礎的で重要な研究を行った...
...ホームページでみるS君は昔とあまり変わっていない感じだった...
...まだ、彼が若い頃、実験モデルの話をしたことがあった...モデルが重要だという話を彼に偉そうに話した記憶がある...うろ覚えだが、私のうちにも泊めたことがあった...
...彼はとても素直だった記憶がある...素直に考える思考はやはり研究には重要である...
...しかし、彼は日本に戻って来れるだろうか?...どんなに優れた医学的な研究をしても、日本では出身学部が文系では採用が敬遠される...
彼の業績は我々の分野では飛び抜けているが、他の領域ではそのような人材はたくさんいる...
...ただ、彼は考えてみると学部卒業後、異分野への挑戦を果敢に行ってきた...英語ができるから、その分楽だったのかもしれないが、それだけでは研究をすることはできない...
...機会があれば彼に会いたいものだ...なんとなく、刺激を受けた...やはり、挑戦者をみると刺激を受ける...
...どうも枯れると刺激が欲しくなり、カレーを食べにいった...?
...また、中学生が家に火をつけた...とにかく、おかしくなってきている...
...ひさしぶりにタンパクをとる...どうも、この取り方おかしいなと思いながら実行...どうも溶けていない...
...昨日、たまたま師匠のK先生の退官記念冊子を見ていたら、T大学に移られたのが、43才の時...なんとなく感慨深い...
...読み返すと、いろいろ学ぶことがある...
”卒業した学生は自分の研究室を誇りに思ってくれるだろうか”
...そんなことを考え、実行されてきたK先生は本当に素晴らしい...大学は教育だ...なんて言っているうちはダメなのかもしれない...
...大学教員は人格的に”教育者”であればそれで十分である...私も昔は授業をたくさんもって教育やれとか言われたが、アホらしくて話にならない...
...少しでもK先生に近づきたいのだが、まだまだだ...む〜ん...
...水金地火木土天海..迷...迷ったあげく、冥王星消滅...
...実験プロトコールを作成...しかし、どうも納得がいかない...まあ、一度やってみないとわからないからとにかく実験をスタートさせる...
...どこかの大学が廃校になるのだという...研究者情報をみると2000年から勤めた人がいる...10年もたたずに解雇か...
...どうも、人ごととは思えない...大学が消滅する時代だ...しかし、新入生が来ない大学なんて嫌だろうなあ...学内は荒れるに違いない...
...今後、少子化が進むと、子供のいなくなる県が増え、最終的に東京、大阪、神奈川、愛知しか、残らないらしい...
...今でも産婦人科不足状態なので、もう、地方では産めなくなる...
...地域密着型大学と言っても、そこに子供がいなければ大学には来ないだろう...地方の無名私立大学から潰れていくか...
...解雇された教授は大学にいるから偉いだけで、放り出されたらただのおやじである...放り出されてもなんとかできる能力をつけておかないとだめなのかもしれない...
...秋の気配...しかし、夏ばて...
2006年08月24日(木) |
捨てることができる幸せ |
...お世話になった教授の家に家族で挨拶に行く...やっと区切りがついた...定年退職された後にばたばたしていてタイミングを逃していた...
...贈り物に万年筆を選んだ...ドイツに留学されていたことも考え、ドイツで老舗の万年筆、それも1900年前半から変わっていないデザインを選んだ...良い物は世代を越えて伝わる...教授もそんな業績を残せた人だ...
...ロシアの数学者グリゴリー・ペレルマン氏がフィールズ賞をいらない、もらいたくないと言って姿を消したらしい...正解がわかればいいのだという...こういう世紀の発見はこういう人から出てくるものだ...
...冥王星を太陽系の惑星から外すとか外さないとかは、なんかどうでもいいことである...調査の精度が上がって今後、多くの惑星が見つかればそれでいい...それだけのことである...
...サイエンスとはそんなにややこしいことではなく、極めて単純明快なことである...
...非常に複雑な現象や一見、ゴミと思われる現象からコアとなるものを見つけだし、それを磨き上げる過程...そこから出てくる結果はとても単純なことである...
...これで長いことやってきたテーマを捨てることができた...捨てることが出きる幸せは大きい...捨てることができれば新しいことができる...後は体力勝負か...きつい...
...面接出張する大学まで出てきたか...教員も大変だ... ”そこまで、してくれるなら入学してやる”...そんな生徒ばかり集まる...
...学会中、暇だったので”10年後の日本”という本を買って読んでいた...
...格差、治安、教育問題と様々な事が予想されている...その中で教員が不足することが記述されている...団塊世代の大量退職で少子化でも不足するのだという...
...当然大学も必要となるが、最近のポスドク問題で博士課程に行かない連中が急増している...必要となる時期にまた、博士進学が増えたとしても需要に追いつかないのではないか...
...大学教員が必要となった時期に大学はどういう人材をとるだろうか...と考えると、よっぽどの業績がある年寄りならまだしも、ほとんど若手ドクターである...
...じゃあ、今、30代のポスドクの行き場はどこになるのか?...正直なところ厳しい...
...企業もドクターの古株なんていらないから、とらないだろう...
...それで、提案だが、今の30代ポスドクは研究以外の活動を活発にやるべきだ...
...たとえば、教員免許状を取るとか、初等中等教育の非常勤をやるとか、教育活動を積極的にやって教育業績を高めておくのである...
...これはセイフテイネットである...
...そんなことを考えているポスドクは皆無だろうなあ...はあ...
...学会で出張...何もしていないが疲れた...
...宿泊場所はカプセルホテル...これは本当にいい...とにかく、居心地がいいのである...
...一端、中に入ってしまうと完全にキャッシュレス...備え付けのガウンを着て、裸足で風呂へ行けるし、そのまま、カプセルに入り寝ながらテレビが見れる...おやじ達が山ほどいるが、基本的に1人で利用しているひとが多く、静かにしている...
...要するに裸おやじの溜まり場みたいなところだが、変な安心感があって面白い...
...学会にいくと必ずカプセルでばったり会う先生がいて、
”あ、どうも” ”いつも会いますね、ふふふ”
...学会でまったく議論なんかしていないのに、カプセル仲間で仲良しである...まさにおやじの楽園...
...夜は旧友と飲んだり、ひとりで飲んだりしていたが、都会にはない信頼感というか、そんな雰囲気を感じた...
...ふらふらしていると、駐車場に椅子とテーブルがある...その前にいくつか店があるのだが、少し離れていて、食い逃げしようと思えばすぐ出来てしまう...これは都会ではむりな設定である...
店のおやじに
”食い逃げとかないですか?”聞くと ”全くないねえ”
...中心部以外は農家...その人たちが中心部に飲みにくる...それで支えられている飲み屋街...お互いに支えられている気がした...
...信頼感で成り立っている町は居心地がいい...
...学会が終わって時間があったので、無料貸し出しちゃりんこで、この町を散策...ロゴ入りままちゃりでおやじが走るのはなんか恥ずかしいが、それはそれとして、いろいろ見て回った...
...祭りと農業と信頼感で成り立っている町...これでいい気がする...
...あれ?学会で何聞いたんだっけ?...まあ、いいか...
|