耳鳴りおやじの日記
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...例の阪大事件...多くの人にまだショックが残る...
...家のプリンターとMDが同時に壊れたので、修理できるところに直接持ち運ぶ...
...やはりというか、なんというか、初老のいかにも定年過ぎのおやじたちが対応する...
...修理というのは中の仕組みがわかっていないとどうにもならない...今まで働いていた技術者おやじを残しているのかもしれない...
...しかし、平日に行くと、持ち込む方もおやじか、カメラおたくである...
...自分の修理依頼は終了しているのに、うろうろして、隣の修理状況を真剣に聞くおやじ...
...覗かれている方も”誰?あんた?”...”あ..いや..”
...平日の修理センターはカメラおやじで賑わっている...高齢化社会の姿である...
...学会も近いがデータもないので、せめて質問でもしようと論文を読む...少し疑問に思っていたが解決したような...
...W先生の総説も読んだが、昔ほど感銘を受けない...しかし、確かに昔のデータを疑ってかかる時期に来ているのかもしれない...
...不思議とどんな実験で証明されていたかなんて十分考えず、偉い外人が論文にまとめたから信じている場合がある...
...どんな論文もまず、疑ってかかることが必要なのだろう...W先生は、もともとそんな性格だからいい...
...W先生に会えることが楽しみである...M先生にも会うだろうなあ...ぶるぶる...
2006年09月11日(月) |
古着屋に行くと分銅に当たる |
...阪大の問題...N先生も相当ショックだったらしい...
...日曜日にはどこかに連れて行かなければならないということから、ある古着屋にいく...
...別に古着を買おうとしているわけではなく、いらなくなった衣類を捨てるくらいなら、誰かに使ってもらおうとネットで探しあてた...
...この店が凄いのはブランド品に限らず、なんでも引き取ってくれるというところである...どうしてもダメな衣類は海外に輸出するらしい...こういう店は好きである...
...衣類を計るとか、なんとか言っていたら、次男が
”分銅つかうん?”と聞いてきた...泣けた...
...分銅...あ〜なんて懐かしい響き...そうなんだ、分銅なんだ...
...そういえば、子供の頃にいつも使っていたのに、おやじになると全く使わなくなる言葉がある...
...分銅か...実験にも使わないな...
...思い出させてくれた次男に感謝、そして古着屋にも...
...家族は素晴らしい...そうそう分銅(くどい)
...今週の走行距離...40kmを越えている...車ではなくジョギングである...
...秋と言えば読書、スポーツということで、ジョギングを長くする...読書もいいが、春から全く整理していなかった、論文を一気にまとめ、ファイリング...
...まだ、十分理解できていないが、全体像が見えてくる...
...R25という本を購入...25才からの人生を有名人が語っている本だが、古田監督の人生もなかなか面白い...
...それと、食欲の秋と言うことで、カレーを食べる...やはり、カレーはいい...なかなか、おやじにはいい刺激になる...
...ふー
...さすがにY先生もうろたえている...ショックなのでしょう...
東大の格付けがAAAだそうだ...ほんと、この大学は嫌みな大学である...
...昨日は海外のボスとメールで議論...なかなか、議論できる人がいないので幸せである...
...しかし、論文ではなく、メールで議論するとなんか人間味があってなかなかいい...しかも反応がはやく、国内の人と話をしているようである...
...向こうは母国語だからいいが、こっちは英文をつくるだけで四苦八苦である...すぐ、戻ってくるもんだから大変だ...
...なんとか、来年度は直接会って話をしたいものだ...昨年度の悪夢にならないとは思うが、こればかりはわからない...
...夏もいいが、枯れると秋もいい...黄昏の秋...ビールの秋?
...男の子が産まれた...複雑だがめでたいことなのだろう...
...40過ぎのおやじ大活躍...と思っていたら...
...阪大の助手、服毒自殺...この人、知っている...同じ40過ぎ...この人の論文が捏造だとすると、これまた大変...
...40過ぎで助手ってひどいんじゃないかな...一方で30過ぎ教授というやつもいるんだから、ストレスがたまるのだろう...
...知り合いも40過ぎで助手なんているけど、決して論文を出していないわけではなく、頑張っている...
...そろそろ、研究費配分や独法化の弊害が出てきた...だから、研究と教育を分けるのは良くないと言っているのに...
...しかし、この助手、専任である...じゃあ、今のポスドクどうするのという感じだ...
...せっかく、エリートなんだからゆっくり研究させたらいいのに...
...男の子が産まれて喜ぶ日本...自殺した助手も42年前、とても周囲に祝福され、生まれてきたのだろう...
...死んで悲しむ人の方が多いことを学べないエリート...どうするの>文部科学省...
...教育というセイフテイネットを失った研究者...これからどうするのかねえ、日本は...
...学部長がわいせつ行為?...知らない大学...
...学会で開催されるOB会の世話をすることに...
...長い間、空白の時間があるので、名簿を見ていろんな卒業生がいるんだと感心させられる...
...今から思うと学部上がりの学生よりも、外から入ってきた学生の方が目的や意志もはっきりしていて、そういう学生に学部あがり学生も刺激されていた気がする...
...国立大大学院のメリットは外から優秀な学生が来て、刺激を与えるところにあるのだろう...
...現在のアメリカもそんな感じで世界中から優秀な挑戦者が集まる...そんなアメリカに勝つためには個人の実力ではなく、島国根性を持ったチームで戦うしかない...
...昨日もアメリカからメール...今度のボスはどうやら面倒見がいいらしい...
...そこにいるポスドクに話が聞けるのは心強い限りだ...
...是非、成果を残して日本に帰り、しっかり就職してもらいたい物だ...
...実験をしていないと実験できなくなる...だんだん、身体が動かなくなっている...はあ...
...海外のボスからメール...すばやい...
...久しぶりに文献を読む...有名なY先生の総説...わかる人もいるのかもしれないが、私はどうもわからない...
...その後、英語で書かれたレビューを読む...これはわかる...わかる、わからないに英語も日本語もないと感じる...
...英語のレビューにはまさに昨年、私が学会中に指摘した内容がそのまま書かれていた...
”あ〜そうそう”みたいな同意...同じ事を考え、それを総説に書いている人がいるとなんとなく嬉しくなる...
...総説を書いているところは世界的に優れた研究所で、その総説も実はネイチャーである...別に世界的にどうの、ネイチャンか、ネイチャーか良くわからなくても、面白いのは面白い...
...実にシンプルなのである...シンプルな議論はわかりやすい...
...総説をみていると、”結構、いい仕事あるやないか”と納得するわけだが、私たちの領域は、そこで仕事ができるほど実力がない...
...しかし、若手には是非、チャレンジをしてもらいたいものだ...
...自分で行くのは嫌だから誰かをだまして留学させようか...
...難しい...なあ...
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