耳鳴りおやじの日記
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2006年10月05日(木) 謙虚さ

...なんか、蒸し暑い...

...どうも最近、頭を使うことが少なくてぼけてきた...

...刺激的な内容に触れるには、やはり論文を読むことがいいのだが、この時期、授業だ、来年度の時間割だ、会議だととにかくバタバタする...

...なんか、いいことないかなと考えていたら、知り合いの先生が昇任したという...これはめでたい...

...赴任してからそんなに業績があるわけではないが、業績に出ない貢献は確かに大きい...研究室運営はさておき、実験は上手いので、私も含めてかなり助かったのは事実である...

...H大の友達は、以前、とてもインパクトファクターの高い雑誌に載せたのだが、その師匠に”これはお前がすごいのではない”と言われたそうだ...

...ノーベル賞にコーンバーグ博士が決まったそうだが、ノザンひとつとっても、転写という概念やメカニズムがあったから、実験として成立している...

...やはり、謙虚な姿勢が一番...謙虚になりましょう(私?)


2006年10月04日(水) 運動会

...秋晴れだ...運動会...

...先延ばしされた子供の運動会...授業がなかったので見に行った...

...3人の子供が同じ小学校で運動会に出るのは、今年が最後...だから何というわけではないのだが、大切にしたい運動会である...

...障害のある長男はとても成長した...昔は介助無しではかけっこもできなかったのに、今回はひとりで走り抜いた...

...なんと、騎馬戦、組み体操もこなしてびっくり...ほとんど、介助無しですべてやりとげた...

...次男は声がでかいせいか、応援団...む?確か私も昔は応援団長だったような...

...長女はかわいくダンス...かわいい...人からかわいい子と言われることが多いが、やはりひいき目に見てもかわいい...誰に似たのか...

...夜は寿司をとって打ち上げ...子供たちもがんばっていることがわかり、私もがんばらなくてはと感じる...おやじはそんなものである...幸せな1日...さぼりの1日...


2006年10月02日(月) リズム

...楽しみにしていた運動会中止...残念...

...学会や授業が立て込んでとても疲れたが、今週から少しリズムが作れそうである...

...リズムと言えば研究のリズムがどうも上手くいかない...その原因として不定期な雑誌会があるのかなとも考えてしまう...

...とにかく、決めていた日や時間にセミナーが行われなくなった...
...こういうのは生活リズムを崩すだけでなく、組んでいた実験もできなくする...

...だいたい、培養準備に数日かかるから、それがだめになるとまた最初からやり直しである...これは学生にとってとても迷惑なことである...

...前ボスは予定を変えずにできているわけなので、要するに物事の優先順位がおかしいと考えざるを得ない...

...研究室運営でもっとも大切にしなくてはいけないのは学生である...まず、学生がスムーズに研究できる環境を優先すべきと思うのだが...

...おかげで私のリズムも崩れてしまっている...しかし、私はすでに終わっているのでどうでもいい...

...学生さんのデータをみると、危ないデータが多い気がする...これは前から感じていたことだが、やはり学会で発表したデータの再現性がとれないらしい...論文は大丈夫だろうかとも感じてしまう...

...とても優秀な先生だが、それだけでは研究室の活性化にはならない...陰ながら(ホンマヤ)応援してますから頑張ってください!


2006年09月30日(土) おやじ力

...最近、老人力というのが話題らしい...

...使い方は”なんか耳が遠くなってきた””それは老人力がついたね”
と使うらしい...

...老人力まで行かなくても”おやじ力”というものもあるのではないか?

...”最近、会社帰りにひとりで居酒屋で飲むんだよ””それはすごいおやじ力だ”とか...

...ひとりで居酒屋で飲めるようになればかなりのおやじ力の持ち主である...

...そういえば、知り合いのK先生もひとりで赤ちょうちんで飲んでいるらしいが、少しおばさん力もついているなと感心するのは、そこのポイントカードを大事にしているからだ...

”何回かここにくるとポイントがたまり、酎ハイ一杯ただなんだ”と嬉しそうに話すところは、おやじ力とおばさん力の融合というか、あまりに素晴らしすぎて嬉しくなった...

...そのK先生、先日の学会発表、素晴らしかった...なんか研究やデータを愛している気がする...

...不思議なことだが世の中にはデータを愛さずに発表したり、論文にしたりするひとがとても多い...

...データを愛している研究者はそう簡単にテーマを変えないし、美しさを感じる...

...他人の目を気にせず、好きなことができているというのは、かなりのおやじ力である...

...おやじ力を身につけた気でいたが、まだまだだ...老人力に向けてがんばろう...


2006年09月29日(金) ボアな時間

...涼しくていい気持ち...

...気持ちはいいのだが、つまらない学会だった...しかし、つまらないからといって役に立たないわけではない...

...どうやら、国が主導で作ったらしく、お金ありきの学会で、それが面白さを落としているのかもしれない...

...しかし、面白くないとストレスが溜まる...ストレスが溜まったので、ストレスが溜まっている知り合い大学院生と飲みに行く...

...大学院生も研究室運営で不満が蓄積...研究の意欲も低下しているんだという...先生の立場もわからないではないが、どうもミスリーデイングである...

...この学会、もう出るの辞めよう...K大学の?先生は”レベルが高いよ”って言っていたけど、そうかなあ、よっぽど先週の学会の方がいい仕事が多いと思うけど...

...今週は疲れた...ゆっくりやろう...


2006年09月28日(木) 光と陰

...どうも体調が悪い...が、授業をしたら治った...

...参加した学会で、若手の活躍を見ると頼もしいなあと感じる反面、
それを支える教授が少ないとも感じる...

...また、強烈な派閥意識があるためか、同じような研究をしていても、派閥を越えた交流が少なく、しっかり議論することをしていない気もする...

...まあ、学会に出てそこそこの論文書いていれば業績も上がるわけだからいいのだが、学会レベルがあがるかと言えばどうも不安である...

...学会期間中、近くの研究所に行って知り合いのポスドクと会った...

”別の楽しみを見つけようと思っています”とT君...

...話を聞くと研究以外の職に就こうと考えているらしい...ポスドクになってから研究社会の不条理な波にのまれ、嫌になったらしい...

...知り合いの40前ポスドクも期限が切れてフリーター...

...M先生も期限付き、素晴らしい業績があるのに就職無し...

...なんか、若手研究者の光と陰を感じた学会だった...複雑...


2006年09月25日(月) 恩師絶好調

...ちょっとした会議に参加...

...友人のO先生と飲みに行こうと電車に乗ったら、なんと恩師のK先生とばったり出くわす...

...なんとなく、もじもじされているので、”一緒に行きましょうか”とお誘いして、いきなり恩師と飲むことに...

...女の子が2人いたので、じゃあ両手に花にという設定で、恩師の両側に座らせたら大変なことに...

...恩師絶好調...2時間程の飲み会の間、ひとりでしゃべりつづけ、その健在ぶりに”参りました”...

...その気さくな人柄が多くの卒業生を育てたと実感...恩師を越えることなどまだまだ先だと反省...

...今日は恩師も含めてまた飲み会...昨日の勢いはあるだろうか?
...あったら凄い...さすが、恩師である...


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