耳鳴りおやじの日記
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2006年11月21日(火) 学生らしさ

...慶応と共立薬科大の合併か...どちらも強い大学である...強い大学が更に強くなり、後は潰されるか...

...昨日は学内の業務で飲み会へ...なんだかなあ...なんか勘違いしている気がする...とても違和感を感じた...

...本来ならば強く関わらなくてはいけないのだろうが、この違和感はどうしょうもない...なぜなのだろう...

...たかじんの番組で、最近の子供達は”らしさ”がなくなり、”分際”というものがなくなった...と話していたが、この違和感は”学生らしさ”とか”学生の分際で”というところに繋がってくるのかもしれない...

...”学生の口のききかたがなっていない”とか”敬語もつかえない”という意味で”らしさ”や”分際”が議論されることもあろうが、その逆もあてはまる...

...たかが、居酒屋に入るだけで”かばんをお持ちしましょうか”とはどういうことだろうか?...親切のつもりだろうが、重いバッグならまだしもいつも持っているバックだ...

...しかも、宴会場に入ると全員が立ってお出迎え、座ってからある学生が”怪我をしているので足を崩してよろしいでしょうか”...って、そんなことをわざわざ聞くなと...

...この学生達が日常生活でも同じような感じかと言えばそうでもない...すれ違っても挨拶すらしないのである...

...どうやったらわからない学生達が”らしさ”を捨てている気がする...ああ、違和感...

...今時、勝手に足を崩したところで、怒り出す教員がいるだろうか...

...はあ...ショック...


2006年11月20日(月) 労働

...気がつけば...もう年末準備?...

...土曜日に朝から実験して、ジョギング後、知り合いの先生と飲みに行く...

...その先生は土曜日は完全休養で、昼から子供と寝ているのだという...そんな生活は今までしていなかったので、なんとなく不思議だ...

...労働という言葉は欧米では”苦役”からきているらしいが、日本人は昔から労働を自己実現の手段と考え、苦役ととらえていないとか...

...大学の研究なんてまさに自己実現の手段だと思うのだが、なかなかそう思えないのも現実である...

...研究というのは不思議な物で研究すればするほど面白くなる...世の中には同じようなことを考えている人がいて、その人が同じような研究で面白いことをやっていると話を聞いてみたくなる...

...だから、大学の若手の先生で研究以外の趣味に没頭しているのはよくわからない...特にゴルフだ...私も学生の時にかなりはまったが、働き盛りの30代に研究以外に没頭するのはなんか、不自然である...Y教授もそんなことを言っていたが...

...知り合いのポスドクは研究の道を諦めると言っていたが、とても辛いことに違いない...ゴルフ三昧のおやじ教授は早く辞めてもらいたいものだ....

...日曜日は再び二日酔い(みたいなー):おまめさん


2006年11月18日(土) 万波医師

...かなり、寒くなってきた...

...最近、話題の万波医師を見て、なんとなく、ブラックジャックを思い出す...

...Y先生のブログにも書かれているが、万波医師のやったことは医師の世界で許されることではない...しかし、それが患者にとって良いことか、といえば必ずしもそうではない...

...医師にしてみれば、透析で苦しんでいる患者はあくまで患者でしかない...しかし、苦しんでいる患者自身は人生そのものである...

...だいたい、医学にしても何にしても、学説や派閥のしばりがきつくて、必ずしも患者の方向を向いていない...これは昔、障害を持つ息子を連れていろいろ回った経験から本当に理解できる...

...要するに患者や障害者の苦しみは他人ごとである...その傾向は年々強くなっている気がする...

...最近の教育問題でもそうだが、人と向き合う仕事は学力が高いとか収入が高いとか、そういう問題とは別に、性格的に向き不向きがある...

...知り合いのM先生は後期の授業の5回を休講、授業に全く出ていなくても試験さえ良ければ単位をあげるという昔ながらの方法..

...研究業績は素晴らしいが、教育者ではない...この点が前教授と違うところである...

...という事で万波医師...どうなることやら...


2006年11月17日(金) 名誉職

...実験が少し進展...やはり、集中する時間が必要...
...が、思っていた結果と違う...どうしてか...

...今年から学内の仕事をもらったが、とても忙しい...しかし、忙しいだけで何も残らない...要するに名誉職みたいな位置づけ...

...最近、問題になっている教育委員会も、まさに名誉職となっているようだが、こういう職がしっかり機能しないと現場がだめになる...

...教育基本法もすんなり通っている...これまでの問題の責任はどうなっているのか...

...ゆとり教育も崩壊に向かっているが、多くの生徒がこの被害にあっている...最終的にゆとり教育を決定した責任者の言い訳を聞きたいものだ...

...そろそろ、現場の校長に権限を与えたらどうだろうか...そうじゃないと今後も校長の自殺は増える一方だと思うけど...

...校長専属のカウンセラーでもつけたらいいんじゃない?



2006年11月16日(木) 才能

...松阪が60億円...日本人の才能も高く評価されるようになった...

...実験が少しずつ進行...少し先が見えてくる...が、論文にするためにはまだまだである...才能がたらん...

...研究そのものが踊り場状態の時、やたらと他のことが気になる...特に陣内と藤原のりかの結婚である...

...こういうカップル、好きだなあと感じる...さすが、藤原のりか...幸せになってほしい...

...陣内も昔から好感がもてる芸人だ...彼のセンスは素晴らしい...良く授業のネタとして使っている(!)

...最近、美人もどきの女優(神田うのとか)が、金持ち、いけめんをゲットしたとか、そんな話が多い中で、今回のカップルは久しぶりに良いカップルだなあと感心する...

...とても才能があるカップルでもあるので、是非2人で漫才して欲しい...

...最近、自殺だ、なんだと暗い話が多かったが、日本人が評価されるとか、結婚するとか、そんな話題が多くなれば少しは明るくなる...

...そういえば最近、明るい話があったかなあ...ないなあ...しょうがないから暗い話を無理矢理、おやじ力で明るくするか...がく...


2006年11月14日(火) 実験、研究

...昨日はセミナー、授業...

...どうも、最近、セミナーに活気がない...退官した教授も参加しているが、若手に任すということで、あまり発言をしない...

...分子の実験系は難しい...実験技術が優れていても、必ずしも結果出るとは限らないからだ...そして、なぜか実験のスランプが定期的に訪れて、今まで出来た実験ができなくなる...

...しかし、実験が上手く行き始めるとデータが出始める...実験が上手くいっているときにやれる実験を終わらせてしまうということを体験的に知っている...

...おそらく、実験にかなりの集中力が必要なのだろう...その集中力がとぎれると、実験が上手くいかなくなる...

...実験が上手く行かないときにはやはり攻めるしかない...集中力が回復するまで膨大な時間をかけてあらゆる実験を行う...

...そのうち、不思議なことに上手く行くようになる...そして、この経験が実験の勘を育てる...

...しかしだ...修士修了で就職を考えると修士1年目から就職活動をしなくてはいけない...決まれば教員も卒業させなくてはいけないので甘くなる...これではなかなか研究に集中できない...

...年をとるとどうも気力がない...子供からは”パパは元気だ”と言われるが、気力が日に日に落ちている...なんか、元気になることないかな...


2006年11月13日(月) 働きかけ

...さわやかな日曜日...

...昨日は福祉活動...とても難しいが、面白い...

...授業も同じだが、何かの働きかけをする場合、それが上手く行かない場合、働きかけに問題があることが多い気がする...

...たとえば、大学が”教育が大事だ、教育に力を入れよ”と言っても、教員は研究が好きで大学院まで行き、学位を取って採用されたわけである...大学でも教育の評価は曖昧で、研究の評価の方がはっきりしているし、昇任の必要条件は研究業績で判断される場合が多い...

...そんな教員連中に”教育、教育だ”と言ったところで動かないのは当然だ...受験のシステムが変わらないのに、世界史は大事だ、必修だと話したところで、歪みを生むだけである...

...人間は結局、楽しいこと、評価されることの方向にしか動かないという原則から出発しないと上手くいかないのである..

...これはおやじになるとはっきりしてくる...これは結構、面白い...


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