まーくん的日常...まーくん

 

 

占いもたまには当たる - 2002年04月18日(木)

朝見た「やじうまワイド」の占いでは、僕の星座がきょう最高の運勢だと言っていた。
もちろん、そんなことぐらいで何か特別のことを期待するような僕ではないのだが、夜、4月5日の項で書いた酒場に、13日ぶりで行った。
もちろん、5日のときに席についた「天然」系の子を指名して、しばらく他愛ない話をしながら、飲んでいた。

そのうち団体客がやって来て、彼女はその席に行かされたのだが、かわりにやってきたのが、なんと、先日やめたはずの野村佑香似の女の子。
「どうしたの!?」
と聞いてみたところ、3月末に昼間の仕事が見つかって、一応就職できたそうなのだ。
その仕事で忙しくなって夜のバイトは無理なのではないかと、とりあえず店のほうをやめたという。
だが、しばらく仕事をしてみると、ちゃんと定時で終わるようなので、生活費をふやすためにも、店に戻ることにしたのだそうだ。
何にしても、もう一度会えてよかったと、祝杯を上げる。(彼女は水だが。)
以前は聞かずじまいだった彼女のメールアドレスも聴く。
これで、また店をやめたりしても連絡がつくようになり、ひと安心。

彼女のように、話をして面白いと思う女性はめったにいないので、また会えたということは、実にラッキー。(店のマネージャーも、以前彼女を指名したのを覚えていて、つけてくれたわけではないようだ。これもラッキー。)
彼女の「仕切り」や「ツッコミ」を再び受けることができて、本当に楽しい。
「占いもたまには当たるもんだ」と、思った次第。






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結婚したいひとへ(中) - 2002年04月17日(水)

前回、
「(相手に)つきあってくれといわれたら、つきあう」
「結婚してくれといわれたら、結婚する」
こうすれば結婚できると書いたが、もちろん、現実はそう単純にことが運ぶものではないとは思う。
「つきあってくれと言ってくれるひとがいない」という気の毒なひともいるだろうし。
「つきあってくれと言ってくれるひとには、ひとりも好みのひとがいません」という、ワガママなひともいることだろう。

そういう場合はどうするか。
一つは、「自分からつきあってくれと言う」という手が、ある。
これは女性には、まだまだ抵抗があるかと思う。
でも、きょうびの男性は、結構「受け身」のひとが多い。
ヴァレンタインに女性から何かもらうまでは、自分から何も動けないタイプは、意外に多いのである。

自分から女性にどんどんアタックしていく「自信過剰型」の男性には、この手はまず無効だろう。
が、相手が自分に好意を持っていることを確認するまでアタックできないような、押しの弱い男性には十分有効なはずだ。
「蓼食う虫」で書いた、ハンサムなミュージシャンと結婚した女性などは、まさにこの手で彼をゲットしたといえる。

この手を行使する場合大切なのは、「強気」で行くこと。
彼がいくらハンサムな男性、高嶺の花のような男性であっても、「自分は彼にふさわしくないかもしれない」「他のきれいな女性のほうが彼にふさわしいかもしれない」と思ったら、負けである。
あくまで「強気」で行くしかない。
そして、必ず、ことばに出して相手に求愛すること。相手に「以心伝心」を求めてはいけない。

もちろん、押せば必ずどうにかなるという保証があるわけではない。
が、なにもせずに向こうが求婚しているのを待っているよりは、何十倍も目があるはずだ。
そして、ダメだったときは、あっさり引き下がる。深追いして、いい結果はひとつも得られない。

そんな露骨な「押し」はイヤだ、というかたには、もっと高等で、演技力を要求される戦術しか残されていない。

それは「押し」と「引き」をたくみに使いわける戦術だ。
最初は相手の男性に対し、大いに気があるように見せる。
でも、相手がその気になってにじり寄ってきたら、ひらりと体をかわす。
そして、相手がめげたようであれば、また誘いをかけ、でも簡単には心をゆるさず、また相手を拒否し、かく乱する。
それを、うまく繰り返し、そのうちに完全に自分のペースに引き入れるのである。
これがいわゆる「恋の駆け引き」。

これはどう考えても誰にでも出来る芸当ではない。
おまけに、相手がすぐに凹んであなたのことをあきらめ、もっとくみしやすい女性のほうに向いてしまうような「根性なし」な男性であった場合、駆け引きそのものが成立しない可能性が大きい。

わが国のように、恋愛文化が未成熟な国では、男性も女性も、こういう駆け引きはなかなか成立しそうにないな。

さて、そのいずれもとても私は出来ません、でも結婚はしたいのです、というひとはどうすればいいのか。
その難問には、次回でお答えしたいと思う。


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結婚したいひとへ(上) - 2002年04月16日(火)

世の中、結婚に関する書物、とくに「どうすれば結婚できるのか」というテーマについての本は実に多数書かれている。
そして、時代にかかわらず、よく売れる。
そういう本が現在もよく売れ続けているということは、世の中には、「ああ、どうして自分は結婚できないのだろう」と悩んでいるひとがいかに多いかの証拠だと思う。

でも、言わせていただければ、結婚なんて、別にむずかしいことではない。
だって、たったひとり、相手を見つければいいのだから。
ふたりも、三人も見つけろという話ではないのだ。
学校でいい成績をおさめたり、社会でいい仕事をすることの困難さにくらべれば、どうってことない話だ。

もし、結婚が有名大学受験なみに難しいことだったら、男女の大半はなかなか結婚出来ず、世界の人口はどんどん減る一方だろう。
が、現実には、(国にもよるが)過半数、いや八割以上の人間は普通結婚している。
そう、結婚は「誰にでも出来る」ことなのだ。

あなたの周囲にだっておおぜいいるだろう、男女を問わず、全然魅力なんかないのに、ちゃんと配偶者のいるひとが。
彼らがすごく努力して結婚にこぎつけたようには思えないし、彼らがなぜ結婚できたのか、悩んでいるひとには不思議だろうが。
でも、彼らだって、ある「ルール」にのっとったからこそ、結婚できたのである。

それは、何か。
僕が考えるには、こうだ。
「(相手に)つきあってくれといわれたら、つきあう」
「結婚してくれといわれたら、結婚する」
世の中、これが出来ないから、悩んでいるひとが多いのかも知れないが、このハードルを越えられない限り、たぶんそのひとは「一生」結婚できない。

けっこう魅力的であるにもかかわらず、結婚できないひとが多数いる。
彼らは、言ってみれば、放っておけば「見送り」を繰り返す人種なのだと思う。
今のひとより、もしかしたらもっといいひとが将来現れて、自分を好きになってくれるかも知れない…なんてことを考えてしまうのだろう。
しかしそんなことでは絶対、今求婚してくれた人に「OK」を出せるわけがない。

そんな「見送りの三振」パターンを死ぬまで繰り返したいなら、していればいい。
そのかわり、潔く、結婚は諦めなさい。
結婚したいのなら、とにかく、バットを振る以外に、手はないのである。
(この項、続く)


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蓼食う虫 - 2002年04月14日(日)

女性から口説かれるのを待つばかりの男性が増えたとはいえ、まだまだ世間の大勢は、男性=能動的、女性=受動的であることに変わりはない。
男性が、気にいった女性にアタックするのが、一般的パターンということだ。
ふつう、男性が狙うのは、他の男性に対しても自慢できるような女性、つまり若くて美しい女性だろう。
しかし、ときには、その原則を大幅にはずすような、変わった「趣味」のひともいる。
それが、結構女性にモテそうなタイプのひとに限ってそうだから、驚く。

例1:会社の先輩、Dさん
●●社(僕の勤務先)のジュリーとよばれていたDさん。
(ジュリーとはもちろん、沢田研二のこと。今のデブデブなジュリーではもちろんなくて、20年以上前のやせていたころのジュリーに似ていた。「スリムな坂本龍一」という評もあった。ま、そういう、女殺しの顔立ちをしていたのである。)
彼の結婚披露パーティで、奥さんとなった女性を見て、あっと驚いた。
どう見ても、昔のイルカか、今のTARAKOみたいなタイプ。
顔は地味で目鼻はどこについているかわからず、背はあくまでも低く、プロポーションなんて言葉を使いたくないような丸まっちい体型。
なぜ、このような女性がいいのか、僕にはさっぱり判らなかった。
彼が女性にモテそうもないタイプなら、まだ納得もいったが、社内の女性社員の注目度も高いDさんがなんで「ちびまるこ」みたいな女性と…と僕だけでなく、みんな驚いたものだ。

例2:知り合いの女性、Eさんと結婚したミュージシャン、Fさん
Eさんは、音楽好きで陽気、活発な女性だが、お世辞にもみめうるわしいとはいえなかった。
地黒で目が細く、団子鼻。体もとてもスリムとはいいがたい、いわゆる太目さん。
そんな外見上はハンデだらけの彼女なのに、不思議とハンサムな彼氏に縁があった。
Fさんと知り合う前の彼も、アマチュアではあったが腕のいいサックス吹きの男性で、小柄ながらなかなかの男前だった。
彼女の周囲の女性も、(はっきりいって自分たちより容姿では劣る)Eさんに、なぜ素敵な彼氏がいるのか不思議がっていた。
Eさんは結局、そのサックス吹きの男性とは別れたのだが、その後、また別のハンサムな男性、Fさんと知り合い、今度は結婚までいってしまう。
Fさんはプロのジャズ・ミュージシャンで、ギタリストという。
そのふたりの間に生まれた男の子がまた、父親に似てこのうえなく可愛い顔立ちをしていて、周囲のやっかみをかっている。
まあ、結局は彼女の押しの強さに負けたんだろうと、みんな思っているのだが、それにしても、彼らの「美意識」は一体どうなっているのだろうか?

例3:商社マン、G君
僕と中学・高校で同学年だったG君、彼は学校での仲間たちの大半が奥手で、あまりGFの容姿にこだわらないひとが多かった中、どちらかといえば「俗っぽい」男だった。
大学進学でも、おおかたの連中が、どこか垢抜けない某有名国立大学や某有名私立大学に進んだのに対し、彼らがまず選ばない横浜国立大に行ったり、そこから大手商社のM社に入ったりと、ちょっと異彩を放っていた。
趣味は中学以来のスキー。なかなかの腕前だった。
顔立ちも、なかなかハンサム。本人もある程度それを意識していたようで、学年一のハンサムといわれていたH君には、いつもライヴァル心を燃やしていたくらいだ。
そんな鼻息の荒い彼だから、当然、奥さんはもの凄い美人を選ぶに違いないとばかり思っていたのだが、たまたま奥さんのお顔を拝見する機会があった。
ごくごく地味で、ふつうの顔立ちのひとだった。
同級生が美人の奥さんをもらったと聞いては、妙に発奮していたG君の奥さんとはとても思えなかった。

世の中、よくわからないね、まったく。








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偽善 - 2002年04月12日(金)

今日は色恋ネタじゃないんだけど、どうしても一言いっておきたい話題なので、あえて書くことにしたい。
今朝のスポーツ新聞各紙を読んだかたならご存じだと思うが、ダイエーの新人投手、寺原隼人選手(18)が、某写真週刊誌に飲酒したことをすっぱ抜かれて、本人も事実と認めたため、球団側は厳重注意処分としたという。
このために、しばらく一軍昇格も見送りか?なんて下馬評もある。
このニュースを聞いて、その写真週刊誌の報道は、「偽善」そのものだなと僕は思った。
一般ピープルなら、ふつう高校を卒業して、就職するなり大学へ進学するなりしたら、飲酒はもう暗黙の了解事項だろう。
18〜9歳の若者で、自分ははたちになるまで絶対飲酒しないというヤツが、どれほどいるというのだ。
もしその写真週刊誌の、その記事を世に送り出したスタッフ全員が、
「自分ははたちになるまで法律を守って、アルコールを一切口にしたことはありませんでした」
と誓える(変わり者)なら、今回の報道は認めてもいい。
が、おそらくそういうはずはない。
高校を卒業してからは、平気で飲酒していた人間が大半のはずだ。
そういう人間が、自分はマスコミにマークされることのない立場であるのをいいことに、有名人のそういう(一般ピープルにしてみればごく普通の)行動を、こそこそと隠し撮りなどして、あげつらう。
さも自分たちは法を一度も破ったことのない、正義漢のような顔をして。
これを「偽善」といわずして、何と言うのだろう。
そしてさらに言えば「不粋」のきわみでもあるし、「卑しい」行為ともいえる。

昔、花柳界に出入りする遊び人たちには、ちゃんと行動美学があって、他の客の情報を一切口外しないという規範をきちんと守っていたという。
自分がそういうことをされたらイヤだなと思うことはしない、それが「粋」というものだ。
今のマスコミには、そんな心意気はまるで感じられない。

球団側も、今回の記事が出て困ったことだろう。
まさか「18にもなれば飲酒ぐらい普通するだろ」というホンネを言うわけにはいかないから、とりあえず本人に注意するだろうが、どうせ寺原が普段飲酒していることぐらい判っていただろうから、その注意だって力が入るわけがない(笑)。

マスコミは、こういったスキャンダル(というほどのものでもないと思うが)報道をするのは単に読者に雑誌を買わせたいからにもかかわらず、「世のため人のため」みたいな「勿体」を平気でつける。
だが、「正義」をふりかざしてはいても、ホンネはすべて、カネ、カネ、カネである。

大きな「悪」も許せないが、こういう「偽善」も同じくらい許しがたいと思うね。


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ラヴ・チャイルド - 2002年04月09日(火)

以前に「スキャンダル」の項で書いた女性が、先日産休に入っていたかと思うと、翌週にはもう子供を出産していた。男の子であった。
一応、会社からはなにがしかのお祝い金が出たが、当然ながら、社内報にはそのニュースは載らない。
まだ、相手の男性と、その奥さんとの離婚が成立していないからだ。

おおっぴらには祝福できない出生。
生まれた子供には何の罪もないのに、気の毒な話だ。
現時点においては、彼は「私生児」と呼ばれざるをえないが、実にイヤな響きの言葉だな。
英語では、ラヴ・チャイルドという。
まだ、この方が救いが感じられるので、こちらを使うことにする。

よく考えてみるに、その女性には、僕の古くからの女友だちのように、愛の子=ラヴ・チャイルドであるわが息子を、男性に頼らずひとりで育てていくという選択肢はなかったのであろうか。
というより、本当に「産む」という選択肢を取るべきだったのだろうか。
多分彼女は、「今日は安全日だから」とか言って、男性を安心させておいてから、ことに及んだのではなかろうか。
そうは言わなかったとしても、少なくとも、「今日は危険日だから」とは言わなかったはずだ。
子供が出来るかもしれないとわかっていて、避妊をせずに愛人を抱く男性は、ふつういない。
その彼女の行動は、結局、相手をあざむいたことにはならないのか。
そうやって相手にとって予想外の妊娠をすることで、いつまでたっても奥さんと別れそうにない男性に対して「ゆさぶり」をかけたのではないのか。
もしそうなら、僕は彼女の行動に決して好意的な見方は出来ない。
彼女は彼との関係を「不義」から「世間公認のもの」に変えるために、「妊娠・出産」を利用したといえるのではないだろうか。
だとしたら、彼女の行動に、非常に利己的なものを感じる。
自分がことを有利に運ぶために、子供すら利用する、そんな匂いさえ、僕は感じる。イヤだな。

その一方、男性がこのまま離婚への交渉を続けていても、妻と決裂する可能性は大いにある。
夫の不実を許さず、ただちに離婚を請求する妻もいれば、むしろ逆に「死ぬまで離婚は認めない」という考え方の妻もいる。
下手すると、子供を産んだ彼女は「幸福な家庭」を崩壊させた元凶として、多額の賠償を要求され、かつその男性との結婚も出来ず、子供もずっと私生児のまま、という結果が待っているかも知れない。
そんな最悪な、というひとがいるかも知れないが、十分ありうる話だ。
そして「最悪」といえば、夫に裏切られた妻にとってみれば、この現状そのものが「最悪」にほかならない。
夫との離婚を承諾すれば、その後はどうなるかといえば、夫は古女房よりは若い妻とラブラブな人生を送ることが可能になるのだ。
こんなこと、いくら高い慰謝料をもらったところで、ゆるしたくないと思う女性がいたって、不思議ではない。
今後の彼ら、一体どうなるのだろうか。


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別れと出会い - 2002年04月05日(金)

最近、ときどき飲みに行く酒場がある。
会社からは電車で5駅とほどよく離れたところにあるその店は、ホステスの女の子を指名出来るシステムの店なのだが、ひとりお気に入りの子がいて、何回か指名していた。
彼女は顔立ちが元祖チャイドル・野村佑香に少し似ていて、22歳くらい。
この3月、某理科系の大学を卒業したという。
ところが、この不況下でいまだに就職先が見つからず、そういう水商売のアルバイトでとりあえず食いつないでいる状態らしい。
僕が気に入ったのは、彼女がなかなか頭の回転が速く、話していて面白いという点。
年齢的にはダブル・スコアである僕に対しても、まったくものおじするところがなく、「来週私の卒業式だけど、見に来る?」なんて、ドッキリするような発言もさらりとする度胸のよさも持ち合わせていた。
しかも二回目くらいで、僕の外側からの印象だけで、出身大学までピタッと当ててしまった。これには驚いた。
一種のタレント性がある。
これはただの事務系OLなどになるには、もったいない子だなと思っていた。
僕は女の子を指名出来る店に行っても、まず決まった子を呼んだりしないのだが、彼女だけは別だった。

で、今月に入って初めて、何週間かぶりに店に行ってみたのだが、店の黒服氏に名前を告げると、急に「アイタタ」という表情になった。
先日、やめてしまったというのだ。
やはり、就職活動に本腰を入れるためだろうか。
それを聞いて、一瞬、店を出ようかとも思ったが、だからといって、他に行くあてもない。
ここはとりあえず指名せずに、店がつけてくれる女の子に期待をかけることにして、そのまま席に着いた。

最初ついた子は、実は前にもついたことのある子だった。
スリムでそこそこの美形。でも、話がいまひとつはずまない相手だった。
何と言うのか、話に共通項が見出せないタイプ。
今日も、以前と同様、どうでもいいような世間話を続ける。
あー、ついてないなーと思ったら、他からご指名がかかったようで彼女は席をたつ。

かわりに来たのは、なかなか長身で大柄、豊満な感じの子だった。
年はわりと若そう。松たか子を、色白かつもう少し庶民的にしたような顔立ちだ。
しかも、最初からやたら笑顔、笑顔、笑顔状態。
僕は別にグラマーな子が好きなわけではなかったが、彼女はアタリだな、と思った。
お客に変に警戒心を抱いてないのが、気に入ったのである。

余談だが、水商売に向いているタイプというのがあるとすれば、うんと賢い子か、うんと脳天気な子である。
中途ハンパに賢いとか、中途ハンパに明るいのじゃダメ。
イチローか、新庄かというくらい、徹底してないと。
彼女は、まさにその後者の典型であった。
幸い、彼女の出身地がたまたま僕のルーツと同じだったということもあり、まずは地縁的な話で盛り上がり、次は、初対面のホステスに対しては常套作戦なのだが、僕の職業当てクイズをやる。
これが、まあ、見事に当たらない(笑)。
もう、これだけヒントを出して普通はずすか!というくらい。
相当、天然ボケなのがよくわかったが、それもまた悪くない。
初対面でも、メールアドレスだけでなく、携帯の番号まで教えてくれるような、キップのよさがまた気に入る。
最後は僕も相当酔っぱらって、店を出ようとする時足元がふらついているのを見て、本気で心配してくれた。いや、いい性格である(笑)。

以前指名していた女の子がやめたのは大変残念ではあったが、まあ、今度の子もなかなかのもの。
ひとつの縁が切れてしまっても、ちゃんと次の縁が用意されているとは、世の中もよく出来ているものだと、ひさびさに気分をよくしたのである。


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