川面は金色空からも金色が降ってくる
いつのまにか枯草の色の野にあかつめ草の花ぽつんと
車が通り過ぎるときだけふと明るくなる帰り道
ずっと曇り空のような空の色
藁を焼く匂いが漂っている暗い空にそれとなく形がわかる山のふもとから
三日月に迎えられて帰る
田園にゆっくりと日が落ちる