救いのない世界に近づいたかもしれない
それとなく冷えてくる夜
振り返ると坂の下から続くヘッドライト
まだ茂る草花冬を前にしても
からまない髪がここちよい
風の音だろうか雨の音だろうか半ば目覚めたまままだまどろむ
ひんやり濡れる雨の道