マフラーも手袋もすこし邪魔な夕方
横たわる裸にさらさら雨のしずく
森はいいな空のほうを見上げると木々が おおきく広がっている
天の采配とはいかにも気まぐれ
一度感じるとどこまでも寒い
自分の体温に戻ってくる
丘もただ黒々と沈む色のない町にテールランプが通り過ぎる