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2007年05月21日(月) ■ |
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パイレーティカ 1 (タニス・リー) |
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●メモ:パイレーティカ 1 女海賊アートの冒険(タニス・リー) 記憶を取り戻した「女海賊の娘」アートは海へ向かう。けれど、母のかつての仲間の語る真実は驚くべきものだった。記憶と真実、さらに自分に反発する青年との間で板挟みになったときに、彼女は何を決断するのか?
おお、これはPiraticaの翻訳、だよな。翻訳されるとは知らなかった。最近出版情報に疎くて、いろいろ知らないことばっかりだ。540円って安〜い! や、ライトノベルの文庫なんだから当たり前か(笑) よもやまさか、PB1冊を分冊したりしてないよな。Piraticaって「ピラティカ」じゃなかったんか。それと、文庫シリーズ名のルルル文庫ってすごい名前だぞ。少年向けライトノベルのガガガ文庫もかなりだが。 Piraticaは・・・気分が乗らなくて最後まで読めなかったんだったんだっけ。でも結構楽しんでた記憶があるので、読み直したいかも。
おっ! そしてガガガ文庫の創刊タイトルの中に、FREEDOMを発見。日進カップヌードルの宣伝のアニメ・・・Yahoo動画で限定公開してたフルバージョンのアニメは、1を見損なってるせいか、ちょっと説明不足でよく分からなかった。DVDも売ってるけど、3000円出して買うほどじゃないんだよなあ。その"Freedom"の小説版というわけか。読みたい。『天は赤い河のほとり』の外伝も気になるし・・・。うーん、買ってしまいそうだ。
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2007年05月20日(日) ■ |
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スペース(加納朋子) |
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●読了:スペース(加納朋子) 前作で描かれたクリスマス・イブの大事件――雪の降るなかを駆け抜けた冒険を経験し、寝クリスマスを過ごした入江駒子は、風邪を治して出かけた大みそかのデパートで、神出鬼没のアルバイト青年瀬尾さんに遭遇する。ここぞとばかり「読んでいただきたい手紙があるんです」と告げる駒子。十数通の手紙に秘められた謎、そして書かれなかった“ある物語”とは? フレッシュなデビュー作『ななつのこ』、第2作『魔法飛行』に続く、駒子シリーズ第3作。
図書館で借りて読んだ。すでに読んだかどうか覚えてなかったのだけど、どうやら未読だったようだ。 まぁおもしろかった。謎のメインである女の子の手紙の部分が、途中やや退屈だったけど、まあここが話の肝であるわけだし。行間の書かれなかった部分に真相がある、と言って瀬尾さんが謎解きをするところは、クルッと次元を転移して視点が変わったような感覚だった。 言葉・・・語句の使い方が印象的な箇所がいくつかあった(タイトルの「スペース」とか)。
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2007年05月15日(火) ■ |
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前巷説百物語(京極夏彦) |
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●読了:前巷説百物語(京極夏彦) 内容 ] 直木賞受賞作「後巷説百物語」へ続く、若き又市たちの活躍を描く。大胆な仕掛けで恨みを晴らす又市たちの出会いが語られる。
おもしろかった。このまま「若き日の又市シリーズ」にならないかなあ。又市が若い!・・・若い、というか、これはもう「ケツが青い」って感じの可愛さ(笑 最初、登場人物の会話文の訛り(江戸や関西の訛り)がどうにも分かりずらくて、読みにくかったのだけど、徐々に慣れて気にならなくなった。又市の若い頃の話で、後の又市がああいう風になっていく経緯が描かれる。いくつか小さな事件があって、若い頃の又市と彼を取り巻く人々がそれを解決して、キャラクターが出揃って全体の顔ぶれが分かってきた頃に、大きな敵の存在がドーンと明らかになる。その敵と対決して、大事件に発展していくというのがストーリーの大まかな流れ。
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2007年05月13日(日) ■ |
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●読書中:前巷説百物語(京極夏彦) 1日1話ペースでのんびり読んでます。最初、訳が分からなかったんだけど、慣れてみると非常にオーソドックスで、型通りにまとまった短編集だ。最初に「ねぶとり」とか「かみなり」とか、妖怪の絵と名前と説明があって、それに関係する短編が始まる。又市がでてきて案内役になる。読みやすい。
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2007年05月04日(金) ■ |
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Q&A(恩田陸)読了 |
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●読了:Q&A(恩田陸) 出版社/著者からの内容紹介 これからあなたに幾つかの質問をします。 ここで話したことが外に出ることはありません――。
2002年2月11日(祝)午後2時過ぎ、都内郊外の大型商業施設において重大死傷事故発生。死者69名、負傷者116名。未だ事故原因を特定できず――。次々に招喚される大量の被害者、目撃者。しかし食い違う証言。店内のビデオに写っていたものは? 立ちこめた謎の臭いは? ぬいぐるみを引きながら歩いてた少女の姿は? はたして、これは事件なのか、それとも単なる事故か? 謎が謎を呼ぶ恩田陸ワールドの真骨頂!
ストーリーが中途半端な感じがしたけど、全体的にはまぁ悪くなかった。質問と答えだけで成り立っているという形がおもしろく、そういう制限があるにしては、流れを上手く整理してあって分かりやすい。最初はなんだか分からないその「事故」の事が、1枚1枚カードをめくるように、少しずつ明らかになっていくのはスリル満点で、下手なホラーよりもずっと怖かった。印象に残ったのはタクシー運転手。なにしろずっと会話なので、その場面が雰囲気ごとリアルに想像できてしまって怖い!
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