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エンピツユニオン



読んでね。
『影のオンブリア』
(パトリシア・A・マキリップ)


冒頭の抜粋(英語)
レビューリンク

2007年06月11日(月)
びっくり館の殺人(綾辻行人)

●読了:びっくり館の殺人(綾辻行人)
 ≫感想はこちら
講談社ミステリーランドの本です。



2007年06月09日(土)
怪盗グリフィン、絶体絶命 (法月綸太郎)

怪盗グリフィン、絶体絶命 (法月綸太郎)
 ≫感想はこちら
講談社ミステリーランドの本です。



2007年06月08日(金)
『水底の仮面』(タニス・リー)読了

●読了:『水底の仮面』(タニス・リー/柿沼瑛子・訳)
原書:Faces Under Water : Secret Books of Venus(Tanith Lee)
鷲鼻の仮面をつけた美貌の青年フリアンは、夜の運河で不吉な作りの仮面を拾う。若き天才音楽家のものと噂されるアポロをかたどったその仮面は、秘密ギルドによって作られたものだった。ギルドの仮面をつけた者がみな、不可解な死を遂げていることに気づいたフリアンは、錬金術師シャーキンとともにその謎を追い始め、やがて青い蝶の仮面をつけた優美なエウリュディケと出会う。歌の主人公を思わせるエウリュディケに心を奪われたフリアンは、さらなる謎と恐怖の世界へ足を踏み入れることに……。
水の都ヴェネチアのパラレルワールド〈ヴェヌス〉で繰り広げられる傑作ロマンティック・ファンタジー


良い翻訳だと思うな。読みやすかった。以前、「英文科の人は、シンプルで分かりやすい文章が好き」と言われたことがあるのを思い出した。昔からのファンには浅羽莢子氏とイメージが違うことから不評もあるようだけど、元々タニス・リーは英文そのものはわりあいシンプルな方だし。
この話は原本の"Faces Under Water"も途中まで読んでいる。途中で投げ出したのは何故だったか忘れてしまったのだけど、日本語で全部読んでみて分かった。この話、気持ち悪いんだ・・・。非常に露悪的で、嫌なところを、さらに念を入れてゴリゴリ強調しているような、私が生理的に嫌いな感じが漂いまくっている部分がある。英語で読むと日本語ほどハッキリは分からなかったと思うけど、「なんか、やだなあ・・・」と思って投げ出したんだろう。場面がコロコロ変わって、ストーリーに一貫性がないので読みにくいし。(本当は意味があるのかもしれないけど、私には分からなかった) こういうの読むと、やっぱりタニス・リーは私に合わない、と思ってしまう。でも、「嫌だなあ」というネガティブな感想にしても、とにかく感情が波立ったのは確かなのだし、何も感じない本よりはずっとよく出来てるってことなのかもしれない。



2007年06月03日(日)

ブックオフに行って、サクッと100冊ほど売ってきました。積読本・既読本、和洋取り混ぜていろいろ。本の回転は速いほうなのでいつものこと。・・・これでまた本が買えるぞ!(違

●購入 ¥500
名探偵のコーヒーのいれ方 コクと深みの名推理1(クレオ・コイル)

ブックオフで気になってた本を購入。あと、図書館で児童書とファンタジーを中心に13冊ほど借りた。すごいよ、積み上げたら30センチくらいになった。うちの地元は冊数制限が15冊までなので、ついギリギリいっぱいまで借りてしまう。とりあえず、次の人の予約が入ってるそうな、タニス・リーの『水底の仮面』『炎の聖少女』を先読みしようかな。



2007年06月02日(土)
時間のない国で(ケイト・トンプソン)

●読了:『時間のない国で 上』(ケイト・トンプソン)
『時間のない国で 下』(ケイト・トンプソン)
原書:The New Policeman(Kate Thompson)

内容(「BOOK」データベースより)
どういうわけかいつも時間がたりなかった。一時間が、一日が、一週間が飛ぶようにすぎてしまうのだ。音楽一家リディ家の長男JJも、家族も、まわりじゅうみんながそう感じていた。そんななかJJは、母ヘレンの誕生日プレゼントになんとかして時間を買おうとするのだが…

遺跡の地下にある不思議な膜を通りぬけたJJがたどりついたのは、“永遠なる若さの国”。そこではなんと時間を売ってくれるというのだ。実は、本当ならこの国にあるはずのなかった「時間」が存在するようになり、みな困っているのだという。ぼくたちの世界からこっちの世界に時間が漏れている?JJはフィドル奏者の若者アンガスといっしょに時間漏れの原因をさがすことに…そこで彼らがたどりついた意外な真相は? アイルランドの伝承と伝統音楽が現代にいきいきとよみがえる!2005年度ガーディアン賞、ウィットブレッド賞児童書部門、ビスト最優秀児童図書賞受賞。


日本語なので、さらりさらりとアッという間に読んでしまった。おもしろかったあ。音楽が主役の話なので、曲を奏でるシーンがとても沢山出てくる。木々や農場の動物たちや、時間という目に見えないものが流れ出すのを感じたとか、五感に訴えかけてくる表現が印象に残った。主人公の少年が音楽一家に育ったフィドル(ヴァイオリン)の名手で、コンクールやあっちこっちの大会に出ていた過去があるという設定に萌え! 日本語であっという間に読んでしまったのが「勿体無いなかったなあ」という気持ちになった。