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エンピツユニオン



読んでね。
『影のオンブリア』
(パトリシア・A・マキリップ)


冒頭の抜粋(英語)
レビューリンク

2007年07月11日(水)

●読書中:旧怪談:耳袋より(京極夏彦)
京極夏彦、初の児童書!
江戸のちょいコワおやじ根岸鎮衛の『耳袋』を
現代のちょいコワおやじ京極夏彦が描く、怪しい説話集
怪談専門誌『幽』での連載「旧耳袋」が児童書として単行本化。江戸の奇談随筆『耳袋』を、京極夏彦によって現代怪談に仕立て上げられた意欲作。全35話。全話原文も収録。


書店で見つけて購入。これって児童書だったんだ!知らなかったぞ。



2007年07月10日(火)

●読了:十二夜に始まる悪夢―英国妖異譚16(篠原美季)
発行されてることに気が付いてなかった!慌てて買って読んだ。
例によって、今回も本編の裏話をガールズiで連載中。



2007年07月06日(金)
銃とチョコレート (乙一)

●読了:銃とチョコレート (乙一)
出版社/著者からの内容紹介
少年リンツの住む国で富豪の家から金貨や宝石が盗まれる事件が多発。現場に残されているカードに書かれていた【GODIVA】の文字は泥棒の名前として国民に定着した。その怪盗ゴディバに挑戦する探偵ロイズは子どもたちのヒーローだ。ある日リンツは、父の形見の聖書の中から古びた手書きの地図を見つける。その後、新聞記者見習いマルコリーニから、「【GODIVA】カードの裏には風車小屋の絵がえがかれている。」という極秘情報を教えてもらったリンツは、自分が持っている地図が怪盗ゴディバ事件の鍵をにぎるものだと確信する。地図の裏にも風車小屋が描かれていたのだ。リンツは「怪盗の情報に懸賞金!」を出すという探偵ロイズに知らせるべく手紙を出したが……。


登場人物の名前にチョコレートブランドが使われているのが面白かった。チョコ中毒気味なので、それだけでおなかいっぱい。リンツとかデメルとかゴディバはよくわかるけど、マルコリーニってピエール・マルコリーニ? ディーンとデルーカって、DEAN & DELUCA?"カフェタッセ"通りって、ベルギーチョコでそういうのがあるけど・・・これはイコールでブランド名なんだっけ? 遊び心があっていいなあ。チョコレートブランドの名前が付いてる人たちに悪者はいなかったということか?ゴディバはやっぱりチョコレートの王様ってか? ははは。
ちょっと気になったのは、漢字のふりがな。「友人」を「ゆうじん」って平仮名にひらく必要があるかね。そこまでするとウザいんですけど。



2007年07月03日(火)
風信子の家―神代教授の日常と謎(篠田真由美)

●読書中:風信子の家―神代教授の日常と謎(篠田真由美)
W大教授・神代宗の自宅に、ひとつの贈り物が届けられる。箱の中身は「君にこの謎が解けるかな?」というメッセージと、家屋の精巧な立体模型。その模型の中で、人形は背中を刺されて殺されていた。現場は密室。いったいこの贈り物は何を意図したものなのか? メッセージに記されていた名前を頼りに、神代は自らの記憶を探りはじめる。真相の鍵となるのは『虚無への供物』と詩人・立原道造――。(表題作)ふしぎな心理の動きと謎解きを繊細に結びつけた力作ミステリ4編と、書き下ろし掌編「クリスマスは嫌い」を収録。《建築探偵》桜井京介の恩師・神代教授の事件簿、始動。著者あとがき=篠田真由美

おもしろかった。主人公・神代先生のキャラクターか、建築探偵本編よりも気楽で楽しい、ゆるい雰囲気の短編集だった。蒼たちが脇役として出ていて、彼らが神代先生や、その他の人たちの目から描写されるのが新鮮だった。なるほどな〜。
本の内容は・・・最後の話がよかったかな。『思いは雪のように降りつもる』。



2007年06月29日(金)

●読了:桜花を見た(宇江佐真理)
刺青判官遠山景元と落し胤との生涯一度の出会いを描いた表題作ほか、北斎の娘お栄、蠣崎波響など実在の人物に材をとった時代小説集

日本橋「いせ辰」の手代・英助には誰にも言えない秘密があった。母が死に際に遺した「お前のお父っつぁまは北町奉行の遠山様なのだよ」という言葉である。表題作ほか、北齋の娘・お栄の胸の内(「酔(え)いもせず」)、松前の応挙と呼ばれた蛎崎波響の選んだ道(「夷酋列像(いしゅうれつぞう)」)など、実在の人物に材をとった時代中篇小説集。