「いいかげん くろいのに名前をつけたあげたらどうかな」
と突然 旦那様がおっしゃったのよ。
うちのにゃんこ くろいのちゃんの話だけど
この子には 立派に「くろいのちゃん」っていう名前が……
「そんなのは 名前じゃないから」
そう言われましてももう5年以上も
この名でなじんできたんだし……
でも…… そうお?
じゃあクローディアちゃんね。あなた、今日から。
そして そのクロちゃんなんですけどね、
今朝起きたら 母が嬉しそうに言ったのですのよ。
「今日 クロが膝の上に乗って来た♪」
母の定位置は 窓際の高床式の一段高くなった畳の上の
おおきなおざぶとん……なんですけど
母は良く出かけるので いないときは
そこにクロちゃんが座っているのよ。
そりゃもう 日当たりのいいぽっかぽかの席なものだから。
今日は母は家で仕事をしていたので
その座ぶとんに座っていたわけよね。
それを一段下のフローリングの床から
作業をおとなしく見つめていたので
母としては
「ここにおいで」と
大きな座ぶとんのはじっこをあけてやったんですって。
おいで といわれたら
ばか素直に行くのが クロちゃんのいいところ。
素直にそこに登ってしばらく座っていたのだけれど
そのうち
そろり
そろりと
母のお膝の上に乗って来たのだそうなのよ。
……
言えない。
言えないわよね。
「一緒に暮らし始めて4ケ月半。
はじめてクロが膝に乗って来たのっ!」
とはしゃぐ母に
クロはおそらく
母のお膝に乗りたかったわけじゃなくて
「いつもの場所」に座りたかっただけなんだなんて。
じっと母を見つめていたのは
「そこは私の席じゃ。どいてたもれ」
とか 思っていたなんてなんてっっっっ。
そういうわけで
今日からクローディアちゃんでした。
感謝祭サインカバー第一弾
発送致しました〜〜ん。
さて
久しぶりに日記で何を書いていいかわからないので
ブランクなどなかったかのように
フツ〜の日記。
最近 アボガドに凝っているのん。
そう あの青いマンゴーのようなアボガドよ。
どこかで
アボガドとまぐろのワサビ醤油あえ
っていう写真を見たのよ。
ななな
なんておいしそうな。
ハワイ巻きとかがおいしいんだから
これはきっと美味しいに違いないと
買って来てみたわ。
アボガドとまぐろ。
とりあえずどんなぐあいに作るのかと
レシピを検索してみたら
「とにかくあえるだけ!」
「あえるだけなので失敗ナシ!」
「超カンタン!」
そうなのね 失敗ナシで超カンタンなのね。
ところでアボガドって
どう言う状態が熟してるのか
そこからわからないあたくしはどうすれば?
などというのは過去の話。
失敗をくり返しつつ ようやく加減がわかってきたわ。
手で押してやわらかく、
皮がするりと手でむけるぐらいが食べごろなのね。
わさびは 嘘!!ってくらい入れないと
ぜんぜん風味がしないのね。
醤油も結構 思いきり入れていいものなのね。
さらに
カイワレ大根をちらすと もっとおいしいのね。
そして
残しちゃって一晩おいたりすると
醤油がしみて 真っ黒になっちゃうから
作ったらその場で食べちゃうのがいいのね。
ところで
アボガドって南国のブツだから
夏が季節だと思っていたんだけど
今頃が旬っていうことでよろしいのかしら。
とりあえず 捨てずに取っておいて
山の方になったアボガドのタネ、
庭に埋めてみようと思うのよ。
食べられるようになるほど成長するのには
何年かかるのかしら〜〜
わくわくっ。
コミックス新刊 お買い上げ感謝フェア
サインのための告知ページが遅れておりますが
1〜2日のうちにはアップ致したいと思います。
発売と同時に
買いに走って下さった皆様への
心からの感謝を込めてっ!
ええ
そりゃもう 思いっきりのありったけの感謝を!!!
びっくりマーク乱舞させて
なにを一段とありがたがっているかとお思いでしょうが
先ほど
編集さんからお電話を頂きました。
サイン本が無事届いたお礼と
それから
「紅の闇 白の影」
発売1週間目の売れ行きがわかる頃だったので
その報告と。
ありがとうございましたぁぁぁぁぁ
この吸血鬼シリーズ 続けられそうです。
次の一冊のプロットに入りますっ。
……なにを描くかまだぜんぜん決めてないんですけども。
次の一冊もまた
厳しい勝負になるとは思うわ。
今回、いつもの「とりマイア」の作品だと思って
間違って買っちゃった読者ちゃんが
けっこうな数いらっしゃると思われるので
次こそが 本当の勝負の分かれ目かも。
こんな綱渡りをしながらも
こんなに楽しく
漫画を描いて行けるあたくしってば
幸せ者です。
来年から たぶん
同人活動もぼちぼち 復帰予定をたててますの。
……
この吸血鬼シリーズが
商業的にいつコケても大丈夫なように
同人で準備しようってわけじゃないのよ、ええ。
おほほ。
久しぶりの日記でございます。
気づけばどんどん日にちが過ぎ去って行っている今日この頃。
ちょいと風邪などもひいてしまいましたが
風邪ひきの時 会った友人達よ
もらい風邪してないでしょうね〜〜 どきどき。
先日は一日仕事の サイン本描きでございました。
やってもやっても減らない気がする50册。
なんだかくやしいので写真を撮ってみたわ。
なにがくやしいんだかよくわからないけど。
これから本屋さんに並ぶんだと思います。
そしてこういう単純作業をしている時と言うものは
いろいろとあらぬ考え事をしてしまうもので。
なんだか また ちょっと企んでみました。
今回のサイン本は
あたくしめがあまりの極道入稿だったため
本屋さんに出回るのが大変遅れます。
なにしろ 見本本届いたの、
発行日の2日前だったし。
つまり このサイン本は
発売と同時に本屋さんに走ってくださるような
ありがたい少数の熱心な読者ちゃんの手には
かえって 渡らないという事でございます。
サイン本にあたるかあたらないかは 時の運。
(どっちが運がいいかはともかく)
「特に欲しいわけじゃないけど
サインが入っているなら買っておくか」
という感じで婿に行く確率も高うございます。
それはそれでもちろん
貴重な出合いでもありますし
売り上げ的にもオッケーなんですが
ほんとに欲しいと思って下さる読者ちゃんに
なかなかまわらない
というのがちょと悲しいわ。
そこで
固定読者ちゃん達の
気持ちは熱いけど 数は少ないという
あたくしだからこそできる企画をば ひとつ。
すでに今回の新刊
「紅の闇 白の影」を買って下さった読者ちゃんで
サインが欲しいと思われるあなたへ。
返信用封筒同封の上
コミックスのカバーをあたくし宛に送って下さい。
希望者すべてに
カバー裏に
簡単なイラストとサインを入れてお返しします。
サインには あなたのお名前をがっつりお入れします。
お友達のお名前でもオッケーです。
名前を描いて欲しくない という方は
今回は御遠慮下さいまし。
という企画を考え中。
詳しい事は近いうち
貴賓室あたりのページにアップ致しますが
すでにあたくしの住所を御存じの方などは
フライング上等でございます。
カバーだけ送って下さい としたのは
カバーだけなら 軽いから
送料が安かろうと考えたからですけれども
折れているとサインが描きにくいので
折れないように送って下さると嬉しいわ。
お手数ですけど
返信用封筒は 送って下さった分と同じ値段の切手と
あなたの住所使命、
どうしてそういう変換をするのうちのパソ
もとい 住所氏名を宛先として書き込み済みのものを
お願い致します。
期間は
今年のささやかなクリスマスプレゼントという意味で
12月20日ころまで受け付けるつもりでございます。
よくわかんないわ
という方は 詳しいお知らせをお待ち下さいましね。
まあ 本来
日記などでお知らせすることじゃないんだけど
思いつきだから
とりあえず日記にってことで ひとつ。
もう 数回目の原稿渡し。
漫画の週間連載っていうのは
生身の人間のやることやないわよねえ とかよく思うけど
週間連載だってこれよりはゆったりしたペースなはずだわ。
なまっている身体のあちこちに支障が出てるらしく
足の裏が痛いのよね。
足裏にはいろんなツボがあるから
痛さで どこが悪いかわかるって言うけど
もう足の裏全部が痛いのよ。
とか思っていたら
最近はすでに足裏だけじゃ無くて
足首から下が まるっと痛いじゃないの。
これって ただの運動不足じゃないの。
膝から下、足の付け根から
と痛さがそのうち登って来るのかしら。
いやん。
編集さんとの待ち合わせの喫茶店へと走った時
ふと気が付くと寒いじゃない。
来たきりスズメの半袖シャツのままで気が付かなかったけど
いつのまに秋通り越して冬になってたのん?
と とにかく もう一頑張りっっ。
でも
原稿渡し前の修羅場のたびに
手伝いに来てくれる友人達には
なんだか申し訳なくて言えないんだけど
この 漫画だけ描いて生きてる現状……
ものすご〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜く
しあわせ。
でもきっと不幸せは 本になった時やってくるわ。
原稿を渡した後で気がつく
数々のトーン忘れ。それからアクセサリーの描き忘れ。
悲しい時〜〜〜〜〜
編集さんに原稿を渡した帰り道
狼の鼻づらのトーンを貼り忘れた事を思い出しちゃった時〜
いつもここからネタがいくらでも出てきちゃうくらい
いろいろ悲しい事はあるけど
今は涙を拭いて 前だけ見て進むのよっっ。
なにしろ今回のこの作品と来たら
暖めていた期間が6年と一番長く
ネームにかかった時間も おそらく今までで一番長く
そして
作画にかけられる時間は 今までの漫画家人生でも
ダントツに短いのよ。
たとえば16ページを2日で仕上げる事は
火事場のバカ力でできる。
でも火事が一週間も続いたら
もう焼け死んでる気がするわ。
ものすごく余裕を見て
11月発行にしてもらったのに
全部の余裕は使い果たしちゃって
借金までしてるって感じ〜〜。
これ以上編集さんやお友達に迷惑書けないように
日記なんか書いてないではたらきますっ♪♪
いや、
あと一回
心優しい友人達に迷惑かけるのは決定してるんだけど。
すびばせん。。。。。。。
愛してるから見捨てないで。
でもこの
漫画だけ描いてる至福の時は
もうすぐ終わってしまうのである。
悲しいある。
そんな事言ってる場合じゃないのに
体調が悪くて仕事の調子も悪くて
ものすごいローペース。
大丈夫なの? あたくし。
(答え あんまり大丈夫じゃない)
ところでよく思う事があるのよ。
誰か教えてくれないかしら。
人間って
どれくらいの早さで動いているものなのかと
ことあるごとに疑問が沸き上がるのよ。。
時速どれくらいで歩くかとか 走れるかとか
そういう問題じゃなく。
たとえば
歩く時踏み出す片足の速度。
ねえ、と後ろから誰かに呼ばれて
なに? って振り向く身体の速度。
元気よく歩いている時に
元気よくふっているお手々の速度。
なんでこんな事が気になるかっていうとね、
よく箪笥に足の小指をぶつけないこと?
もう ちょっと言葉が出ないくらい痛いんだけど
時速どれくらいの速度でぶつかると あんなに痛いのかしら。
もうちょっとゆっくり動いていれば
あそこまで痛くはないはずよね?
あたくしは歩く時 けっこうありえないくらい
元気よく手をふってしまうんだけど
この手がまた いろんなところにぶつかるのよ。
手すりとか 部屋の入り口とか。
これがまた痛い。
いったいあたくしは
どれくらいの速度で手をふっているのかしら。
手をふる速度に関しては
あたくし、自分だけの迷惑じゃすまなかった過去を思い出したわ。
デパートの大食堂でウエイトレスのアルバイトをしていた時。
そんな時ですらあたくしは
片手にトレンチを持ったまま
残る片手を元気よくふってしまう癖があったわけだけども……
そのあたくしが振り上げる手の位置がね……
ちょうど その 股間の高さに来てしまう
とっても背の高いウエイターがいらっしゃったのよ。
その方がまた
よせばいいのに よくあたくしの後ろを歩いていらっしゃったのよ。
当然 その方があたくしから受けた被害は
アルバイトの一月半のあいだに 数知れず……
あたくしはそのアルバイト先の殿方達の間で
ちょっとした要注意人物だったらしいわ。
ちょっとじゃすまなかったかもしれないけど。
そういうふうに。
自分だけじゃなく
ヒト様にまで迷惑をかけてしまうのよねえ
あたくしのスピード違反は。
今朝も
顔を洗っている時
ザブザブゆすぐ段階で 思いっきりお手々を
鼻の中につっこんじゃった。
痛いんですけども。
誰に怒ればいいのかしら。
まあこれは 三回に一回はやることなんだけど、
毎回律儀に
誰にぶつけていいのかわからない怒りがわくのよ。
なんだか理不尽な痛みなんですもの。
制限速度 何キロぐらいを守れば
自分にもまわりにも迷惑かけずに生きていけるのか
どこかで研究しているなら あたくしに教えて下さってね。
それで。
世の中の漫画家ってのは
時速どれくらいの早さでペン入れしているのかしら。
よく「ペンが走る」って言い方をするわ。
これは すごく調子が乗って
ペンの速度が早いだけでなく
シャープで生き生きとした線が引けた時に限定する言葉だけど。
どれくらいの速度なのかしらねえ
ペンが走る時って。
いまのあたくしはペンを走らせたくても
まだ下描きが……
下描きのデッサン取るのに四苦八苦してるわけで
制限速度がどうこうと言う前に
さっさと免許を取ってコイ!
っていう段階かしら。
おほほ。
笑ってる場合じゃ無いので
錯乱行動日記終わり。
とにかくとりあえず
コミックス原稿第一弾を数日前に入稿いたしました。
全ページ描き下ろしの為、
出来上がってから一度にお渡しすると
編集部の作業が大変になるからよ。
でも もちろん
発行日までに余裕たっぷりで
良いコちゃん入稿をしていれば
先入れ原稿の必要なんかないんだけども。
第一弾修羅場は お友達の
ハナコさん(仮名)と
ちょびんちゃん(ハンドル名)との多大な助力によって
なんとか突破。
アシゃんも雇えないような貧乏な生活の時こそ
どっぷりとわかる お友達の有り難み。
ううう(TT)ありがとう。
お礼に暑苦しいキスを。
いつまで続くのかしら この残暑。
なんか ちょっぴり壊れてるかしら あたくし。
で、第一弾原稿受け渡しの時
編集さんに ぶっちゃけた質問を。
「このコミックスでどれくらいの実績を築ければ
次を出させていただけます?」
編集さんもぶっちゃけてお返事を下さったわ。
「わかりません」
お〜〜〜い。
あたくしだけでなく
怖いのは編集部も同じなのよね。
超ハードSMボンデージボ−イズラブで売って来た作家が
(な、長い売り文句ね)
それをとっぱらったとき
どの程度の読者がついてきてくれるのか
見当もつかないのは編集部も同じ。
雑誌に載せたものでもないから
読者の反応はまったくの未知数。
それはもちろん とっくに承知で話を進めて来たし
編集部も覚悟を決めて 受けて下さったはず。
でも……
「今まで通りの部数が出せれば問題ないと思いますが
SMボンデージではないこの本では……」
編集さんっ
語尾が消えていってますってばっ(^^;)
さらに今まで考えていた事をぶっちゃければ
SMボンデージをとっぱらった作品を描く場合
どうしてもソレを連想させる「とりマイア」の名前は
もう使わないつもりだったのよ。
今描いているコミックス原稿は
もともと同人で描いた時使っていた
「藍まりと」の方を使うつもりだったのん。
最初から エッチ無し健全漫画は「藍まりと」名義、
頭の回線をぶっちぎって
居直った超ハードBL漫画は「とりマイア」名義、
って決めていたからん。
でも
「藍まりと」名義は 幼年漫画ですら使った名前。
その読者に今回の作品を見せても良いかということになると
やっぱりちょっと御遠慮したいわ。
直接エッチ表現は無い。
ないけど
エロスは追いかけたかった。
たぶんこれからも その方向では続けたいのん。
その作品群を小中学生に読ませたいかしら。
やっぱり大人に読んで欲しいかも。
……という経路で「とりマイア」名義になったのよ
今回の作品も。
でも するってえと今度は
超ハードSMボンデージを期待して手に取って下さった読者ちゃんが
それなりにがっくりするのは避けられないという宿命が。
売り上げ的に大コケするかもしれないわ。
そうなれば次はないわ。
心のかたすみでなにかがつぶやく声が聞こえたわ。
「そうなったら また同人、始めればいいじゃ〜〜ん♪」
妙に明るい声で なに そそのかしてんのよアンタ。
っていうか アンタ ダレ?
確かにもともと
「商業的に描きたいものがだめだったら
同人でまた描きはじめればいいわ」 と
そう心を決めて
超ハードHBL撤退を決めたけど、
妙に 話が具体性をおびてくると
それなりに先行きのわからない気分が盛り上がるわね。
不安、と呼ぶには 暗さが足りない気分だけど。
なんだか 先行きがまた 真っ白な気分。
これからここにまた なんか未来の予想図を描いていかないと
真っ白な闇に突入することになりそうね。
あらん。
なんて今回のコミックスのタイトルに連動した気分かしら。
とにかくとりあえず
今 目の前のこの戦いを終わらせない事には
どっちにしろ次には進めないんだけど
今後をかけたこの原稿にかける時間が
こんなに少なくなるとは 計算外だったような
ちょっと予感があったような。。。
手伝いにきてくれたハナコさん(仮名)が
この様子を表す 的確なお言葉を残していかれたわ。
『自業自得』
いやん。
そんな悪態をつきながら
また来てくれると言うアナタが好き。
ちょびんが置いて行ってくれたカレーもおいしかったん。
でもすぐなくなるから それも追加よろしく ちょびん。