エロとピンクとアミタイツ。
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2002年05月23日(木) タスケテ!!

4年前、高校生の夏、微妙に3ヶ月だけつきあってた男がいた。
美形くんで、その高校のアイドル(自称)で、
毎日女の子に追い掛け回されて(詐称)、
ちょっと天然ぶることでギャップを演出する確信犯くん。
まあ確かにモテてたけど。バカ女に。
ギャルに「超カワイー!」って言われることが生きがいで、
「俺、母性本能くすぐるタイプでしょ?」が口グセの本物のバカなんだけど。
あーなんで付き合ってたのか思い出せない、気分が悪い。暇だったからだとしか思えない。
しかもそいつはふたまたかけたうえにあたしの前から忽然と消えた。

それ以来会ってないのに昨日急に電話かかってきてさ。
「俺やっと決心ついたよ。やりなおそう!」
おいおい大爆笑だよこっちは。


消えた日から4年会ってないのに「またうまくやれるよ」。
この4年間は「この先何年かかるかわからないけど埋めていこう」。
「さみしい思いをさせて悪かった」。
あー、殺していいですかー。
自信に満ちた「俺、迎えにきたから!」攻撃にむかつくより笑えてきた。
なにがおもしろいって、あたしがまだ好きだと思ってるのね。
夜中に爆笑、大爆笑。
こっちはおまえの名字がわからねえよ。

友達の話によると、男は
「自分がふった女はいつまでも自分の事が好きだ」
って思っちゃうんですって。
いい加減にしてくれよ。

泣きたいくらい、バカしかいない。

「ええと、おかしな話ですよね。」
って言って電話を切りました。
深夜の殺人電話でした。笑い死に。




2002年05月20日(月) 夢見てんじゃねえよ。

見てみぬフリ撲滅運動。

どうしてかしら。

マジックで「毒入り」って書いてあるラーメンもおいしそうだったら食べるの?
「利子要らないよ」って言われたらTシャツに「アコム」って書いてあってもお金借りるの?
ゴムがないって気づいたとたん、今日は安全日なの?

嘘だよ、それ。全部、嘘。
その場しのぎの、きもちいい嘘。
自分につく、自分をだますための嘘。

それ、意味ないから、やめなよ。

デコピンですむはずだった傷が
平手打ちになって
カウンターパンチになって
そのうち自分で撃った弾に撃たれて死んじゃうんだから。

あー。

そんなマヌケな死にかたするまえに、
きっちり殺してほしかったなあ。

なんつって。
こんなに甘い総括じゃ、永田洋子に刺されますな。
自己批判しまーす。
ヤッホ。


2002年05月19日(日) 法事で爆笑、祖母サイトウシカコ(82才)

今日はおじいちゃん(ばあちゃんのダンナ)の法事でした。27回忌。
法事なんてひさびさで何するのかよくわからずにいったんだけど、
教本渡されてみんなでお経読んだりするんだよね。
そのサナカ。
隣りに座ってるばあちゃんに、ばしっ、とひざをたたかれた。

ばあちゃん、何かがツボにハマったらしく
下むいてひとりで爆笑しててさあ。
こっちは一応焦る訳ですよ。
「どしたの?」「何がおかしいの?」
小声で必死になって聞いても、ばあちゃんはただただ
「お、おかしい。あのひと、おかしい」
と言ってふるえながら笑い続けてる。

確かにお焼香の台が可動式でお坊さんがガラガラひいてきたり、
仏壇の影から尼さんが頭だけひょこひょこ出したり、
つっこむところは有り余りだったんだけど。
ばあちゃんを射止めた「あのひと」って?
どれだよ!

読経が終ってお墓参りに歩く道すがら、ばあちゃんに
「さっきなんで笑ってたの」ってドキドキしながら聞いたら
「んなもん忘れたよ。いちいち聞くなバカヤロウ。」
ですってよ。
くそー。

「バカヤロウ」はいつでもばあちゃんの必殺技。
やっぱりこのひと死なないな、と確認した1日でした。


2002年05月18日(土) ストップ、カインド!

私のケイタイには「着信リレキ個別消去機能」という恐ろしい機能がついている。
わお。
見られちゃまずいあれやこれを、無かった事にするための機能ですな。

説明書にはこうあります。

「浮気発覚をふせぎます。
セカンドラバーもテレクラも、ボタンひとつで一発消去!」

嘘です。
だけど、それ以外の使い道なんてあるぅ?

あー、au優しすぎ。
ごていねいに着歴だけでなく送信履歴も消せるしくみになっております。
バンザーイ、auバンザーイ。

いらねえよ、そんな必殺技。

エブリバデイソーカインド。
「えー、そんなに優しくなくってもー」
ってことがやたら目に付くこのごろです。

甘えが甘えを呼んで、見るべきものを見えなくして、それでもヤサシイって言えるのかい。
ワタクシ、過剰な優しさ撲滅運動を提案します。

バファリンの半分が優しさでできてるなら、半分サイズにしてせめて飲みやすくしてください。

という投書を朝日新聞に投稿しましょう。みんなで。
せーの!



2002年05月15日(水) ちょっとくらい待ちなさいよ。

「ひとあしお先に旬!」ていうコピーを
ほっかほっか亭かなんかの広告で見たんだけど。
これおかしくね?

具体的にいうとナスの旬の先取りを訴える広告なんだけど。
一見「ほほう、もう、ナスが、ねえ」とつい食べたくなる感じもするけれど
ストップ!
ここでだまされちゃいけない。
問題はこの「ひとあしおさきに」だ。
まだ旬じゃないんだよ、ナスは。

だけど「お先にー!」っていう先取り感の権力は思いのほか強いらしく、
ひとはマッハで飛びつく。
「どこよりもはやい花火情報」
「話題作先取り!試写会特集」
「夏のTシャツ超先取り200!」
超ってなんだ超って。

夏になった気になる
映画見た気になる
Tシャツ着た気になる

でもそしたらほんとにTシャツ着たとき実感なくねえか?
予告編でイイトコドリの映画をみちゃったらもったいなくねえか?
先取りってそのときは気持ちいいけど、
のちのちの楽しみをつぶす。
完全形ですらないくせに、いっちょまえの破壊力。

パリコレとかで春に「次の年の冬」のファッションショーとかやってるのも
なんか気持ち悪い。
だいたい着れる形してねえじゃん。ごめん余談。

消費者よ、口先のおトク感に惑わされることなかれ。
あおられて旬でもないナスを食わされないように。
だいじょうぶ、焦らなくても夏は来るから。



2002年05月12日(日) いない、いない、ばあ。

岡田あーみんのマンガで、
たまにでてきてはしょうもないものを売ったり
外人にばけて適当な「南蛮語」を教えて金とったり、
キリストに化けて金取ったりする
「ニセ商売屋」っていう一発キャラがいるんだけど。
「荷物が増えて部屋がせまい」と悩む和尚にそいつが売った、
「モノハソコニナーイ」という商品がある。
それは家具の上から畳ガラの布をいちめんかぶせるだけというもので、
ニセ商売屋は忍者にボコられてかえる。

小学生の時はめっぽう笑ってたけど、
なんか最近、カバーをかけてナカッタコトにしてることの多さに気づいて。

あたしたちはたくさんのものを「みえてるけどみえないもの」として処理する事で、
どうにか毎日をやっつけることができる。

その「俺にはみえねえ」にも2種類あって。

無関係の方が平和だから、っていうシカトと
シラヌガホトケ系の、なんか、「はっきりしなくていいやあ」っていうあれ。

今日は、後者について。
明らかに問題があるが、わざわざ持ち出さない限りとりあえず平和、というケース。

あれね、こういう時だけ平和主義ね。戦争好きなくーせーにー。
世の中、つっこむとよくわからなくなってしまうからという理由でほったらかしの問題が多い。
というか「見えない」ことになってるんだから
「そもそも問題なんかない」ということになる。
ただの問題の先送りなのに。

ホログラムみたいなものだ。

さわるまではとりあえずそこに実体があることにできる
手を伸ばさなければさわれないことにすら気づかないですむ
そっとしておけば、そこにあることにできる

確かめなければ、
現実もすこしやさしくみえるから。
みてみぬフリも、時には上手な歩き方。

それは世にもやさしき現実逃避。

手を伸ばすという行為にはいつも消えてしまうかもしれないという恐怖が付きまとう。
だから、みえない、と言い張る。
でもいつかハッキリさせなきゃいけないときは確実に来て、
このプチメクラ期が長ければ長いほど
それは確実な破壊力があるってことはわかってはいるのだけれど。

ニセ商売屋の商品3点セット。
「モノハソコニナーイ」「ヘヤガヒローイ」「オクユキガアール」
知りたいひとはぜひ本屋へ。
あたしは岡田あーみんと柴田亜美で育ちました。


2002年05月09日(木) 走り書き。

パソコンにむかって座ると、ちょうどテレビに背を向けた格好になる。
今もそうやって向かって打ってたら背後からニュースが聞こえてきて、
アナウンサーがひとこと。

「8年ぶりに復活したオナニーです。」

すげえ、それってニュースになるんだ!とテンション上がるもつかの間、
阪神にオマリーが復活しただけの話でした。
「だけ」とかいうと怒られるか。
テンションあがってんだろうなあ、西のほうは。

つい前回と同じ構図で書いてしまいましたが、
ええと、これだけです、今日は。


気がついたらカウンターが1000超えててびびりました。
なんだかちょっとテンション上がる出来事ですな。





2002年05月06日(月) ちょっと注目ー。

本日、電車の中吊り広告にて。

「新おしゃれリーダーを殺せ!」

なんてポップで斬新なんだ!と感心するもつかの間、
「新おしゃれリーダーを探せ」の見間違いでした。
なんだよ普通じゃねえかよ。
絶対買おうと思ったのになあ。


最近興味をひくものが3つある。
無知、見間違い、記号の3つだ。

無知はしばしば脅威である。

バイト先のパチンコ屋にクドウくんという人がいる。
カウンターの女の子が足りない、ということになり、
急遽クドウくんの彼女がうちの店で働く事になった。
ふたりがつきあっていることは全員知っていたが、
実はひとりだけその事実を知らない人がいた。
カウンターのミナミさんだ。

休憩時間。
彼女は更衣室に入るなりこう言った。
「みた?あのブサイク!」

ひとり爆笑する妊婦。
凍るみんな。
だまって出ていくクドウくん。

次の日から彼女は来なくなった。

ミナミさんに悪気があったわけではない。
悪いのは無知だ。
ただただ「知らなかった」それだけの理由で、
ひとりの人間が現れたり消えたりする。

あと、簡単なとこでいくと別れたカップルがたまたま一緒にいるとこみて
「ラブラブじゃーん」とかいっちゃうパタ−ンね。
まわりがどんなに凍ったって、本人はNGワードだって思ってないからね。
笑ってんのよ。おひとりさま。

つくづく、無知は怖い。
まあ「無知だからこその幸せ」っていうのも世の中多いけど。

あとひとつは「記号」なんだけど、長くなりそうなんでまた明日。

今日は下北沢に行き、女の子なのでクレープを食べました。
抹茶生地&紫いもあんのクレープは「甘すぎる」という理由で半分でリタイア。
だけど横ではあたしと同じクレープに生クリームとバニラアイスを足したものをにこにこ食べる友達がいて。
彼女によると生クリームは「食べるもの」ではなく「飲むもの」なんだそうだ。
おぇぇ。
今日もあたしは女子失格です。













2002年05月05日(日) ひとりごと。

私には恋人をはねつけるくせがあった。
必要以上にアラを探して
思ってること以上の攻撃を口にしてきた。

理由は自分でもよく分からなかった。
もともとカケヒキなんて大嫌いで、というかしたくてもできないくらいで
思ったことはすぐ言葉にするような
ネコというよりイヌというタチなのに。

何故かアラをさがす。
何故かわざわざ傷つけて首をとりたがる。
しかも普段は完全にイヌなのに急に噛むから相手は理解できない。
正直、自分でも理解できなかった。
「なんで?」って聞かれても「よく分からない」としか言いようがなくて。
でも、ようやく、その理由が分かった。

あー、あたし照れてたんだ。

相手をまっすぐホメることにものすごく照れを感じて、
結果的にそれが暴言となって吐き出される。
それに自分でびっくりしたりして。
でも相手は急に噛まれてもっとびっくりする。
普段はイヌだから、そのギャップは簡単には埋まらない。

というより、相手を手放しで認めてしまうのが怖かったんだと思う。
はりあわなければいけないと思ってた。
きっと自分の魅力みたいなものは相手に勝つことでしか示せないと思ってたんだと思う。

「こいつには勝てねえ」って思わせなきゃ。
にこにこしてるだけの女なんか魅力ないぞ。

そんな間違った焦りの波紋は、「相手をがんとして認めない」という強行手段まで生んだ。
どんなに「こいつすげえ」とおもっても、口から出るのはいつも裏腹な言葉ばかりで。

アイサレタイと言う焦りが
逆のベクトルをうんでしまって。

ガキだなあ。
つくづく。

最近レンアイに対して思うこと。
ギブとテイクとシェアの割合。

ギブオンリーの恋と、
テイクオンリーの片恋をして、

1周して
シェアがいちばんだって気づいた。

与えて、与えられて、共有して
怖がらずに認め合う。
さいごの「認め合う」が一番大事なのに。
あたしはテレにまかせて暴言ばかり吐いてきた。
捻じ曲がった愛情は相手にとって負担でしかなくて。
なんだかね。

今日はギャグ抜き純粋ひとりごとなんで
流して、流して。さらっとね。

もう届かないごめんねを、
屋上からほうりなげたら
今日は元気にこどものひ。
うる星やつら読んで寝ます。
オツカレデース。


2002年05月02日(木) メールくれよ!

つくづく電車でむかいに座っているひとが読んでいる本が気になる。

ほとんどの人は自分の読みたい本を読んでいるわけで。
もう、好みとか、でかく言えば思想とか、なんかもう履歴書ばりにまるわかり。
そりゃあカバーもかけるっつーの。

同じサラリーマンでも、西村京太郎サスペンス読んでる奴と
稲中読んでる奴がいて。
同じ大学生でも辞書引きながら洋書読んでるのと
真っピンクの「ティーンズハート文庫」がいまだに愛毒書なのとがいて。

一応隣り合って座ってるけどまちがってもこいつら友達じゃねえぞ、と。
まあ案外仲良かったりするんだろうけど。

ずいぶん前、声に出してセーラームーン読んでた奴がいてびびったけど、
まあおもしろかったからいいや。
あと週間文春読んでる女子高生にもびびる。若いのに。

このあいだ小田急線で中嶋らものエッセイを読んでいたら
偶然にも正面に座っている男の子も同じ本を読んでいて。
「ちんちんが折れたら添え木をしてでもセックスがしたい」というすごい本なんだけど、
まあ内容はつっこまなくていいや。
お互いハっと気付き、「あの、お好きなんですか?あの、添え木の本」
とつい声をかけ、そのまま恋に落ちてしま、う訳もなく
ただただ、全く関係ない他人と同じ時間に向かい合って同じ本を読んでいる
という偶然をちょっとたのしく思いました。

生まれて死ぬまで、地球の人口の99.99999999%が他人なら、
そんな一瞬のリンクさえ心地いい。
と、思わないかい?

だからさ、なにかの間違いでここを読んでくれてるあなた。
メールくれよ!
カウンターだけが1日4、50の勢いで増えていく。えー。
自分、そんなに人に教えてないす。

だいじょうぶ、
壷も売らないし宗教もすすめないから。
ほらほらメールしてごらん。


小日向マリー |MAIL

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