会えない時間が長くなると 自分の中の不安が大きくなって 手に負えなくなる 多分日向は 会えない事を申し訳なく思ってくれていて 半面、そう思わなければならない不自由さに 不満をいただいている 自分の神経はもっとまともだと思ってたけど 危ういのかもしれない そう思うことが甘えで ばかばかしいと思いつつ 自分の感情をもてあましている 汐留でスキトオルヨウナ 伸びやかな声とであった これで慰めになったらいいなとおもって 無駄使いって分かっていながら CDを買ってしまった でも その歌声にであったと 残しておかないと あまりにも惨めな一日な気がして ちょっとはいい事があったと 思えるように 記念にCDを買った  バンフの夜景 日向から電話がきた アルを持て余してるって
ずっと
ナイフのイメージがちらつく
それは単なるイメージに過ぎず
悲劇のヒロインを気取りたいわけじゃないから
泣きたくない
そう思えば思うほど
自分の胸を突き刺すナイフが現れる
現実は何時間後に迫っていて
時間になったら
仕事にいかなければならないし
そこであたりまえの会話もしなければならない
勉強する気にもなれなくて
時間が無為に過ぎていく
普通に生きてるし
生きていけるし
分かってるのに
心の傷は見えないのに
それを見せ付けたくなって
多分
リストカットってこんな感じなんだろう
ばかげた妄想だと分かっていながら
この淋しさから連れ出してくれる
誰かにすがりたくなる
日記に書いたからか 少し落ち着けた気がする
やっと睡魔が来てくれたみたい
携帯を壊してしまいたい衝動に駆られる
日向から電話がきた
ナイフが消えた
|