Hungry life
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信じられないことが起こりました。
だって。
1週間前に書いた日記は…。
あれから、お互いの家にあった忘れ物を渡したり
前から約束してた妹のマーチングバンドの発表会行ったり
今更だけど誕生日プレゼントをあげてなかったからなんて言われて
突然街に呼び出されたりして何度か会ったけど。
昨日、私が延々と説教。
理由は、もう書きたくもない。
今日また突然呼び出されて。
彼の家へ。
最初は、ピアノを練習しているのを聴きながら漫画読んでた。
気付いたら、彼も私の側に座っていて。
色々な話をした。
今までは話すと喧嘩になっていたような事
お互い許せないと思い続けていた事
あの時こんな気持ちだったよ、とか。
今更だけど、お前の存在の大きさに気付かされたよ、って。
私はもっと強くなって欲しいって言った。
私だってそんなに強くないけど。。
どこからか話が意味が分からない方向に走り出して
私は泣き出してしまった。
運命は決まったレールを走ってるだとか
現実の世界と鏡の世界だとか。。
私はそんな風には思えないから、反論して。混乱した。
壁にもたれて、二人で座り直して。
「さっきの意味、まだ分からない?」
そう聞かれた。
「これからずっと甘えさせてくれたら
その報酬に俺をあげるって言ったんだけど」
「…は?だからそれはもう無理なんでしょ?」
「だから…この先の人生だよ。
一生俺の側に居てくれるなら、俺はお前だけを見てるってことだよ?
わかんねぇの?
…わかんねぇならもう良いよ…なんか泣くしさ…」
一生?
それって何?
「一生側に居るってどういう事か分かるや?」
「…家族?」
「そう。親が居て、子が居てって事やろ。
それって俺とお前なら何に当てはまる?」
「いつか夫婦になる…って事??」
「やっと分かった?お前日本語大丈夫??」
「はは…国語は得意だったんだけどな…」
何の涙が分からない涙が止まらなかった。
「これは言葉じゃなくて言霊にあたるんだよ」
難しくてよくわかんないけど、彼の肩に顔をこつんってして静止状態。
「前も言ったけど、でも俺はバツイチで子ども2人居るんだよ。
それが気になってしょうがない。
ひとつ聞いておきたいけど、お前は子ども欲しいか…?」
正直に、欲しいって答えた。
特に何も返事することもなく、そうか、って頷いてた。
勿論、すぐには無理だけど。
別れた時に話した事も、無効にはならない。
ただ、私の期限付きの約束は解除された。
私の体を気遣って。
今度は、1年か2年かけて、中身だけじゃなく外見もイイ女になる。
3年も、ずっとずっとすれ違い続けてたけど、
やっと道がひとつになったな。
色んな事あって、それでも何とかギリギリで繋がってて。
離れないでいてくれてありがとな。
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