薄皮の下 - 2007年12月18日(火) 最近、 「天然ですよね?」とか「ほんわかした文章ですね」 などと言われる機会が増えている。 そうなの? いや、「そうなの?」と言うか、そういう部分も あるけれど、そうじゃない部分が多いから 意識してそうしているような気がする。 特に小学生くらいの頃は、短気でカッとなりやすくて、 思ったこともはっきり言うので、いろんな人とケンカしたり、 大切な人と一緒に居られなくなってしまったりした。 そういう辛い経験から、「これだけは言わなあかん」という 大切な場面以外は、自分をスッキリさせることよりも 場の空気を読むクセがついてしまっている。 (ちなみに“空気を読む”というのは良いことでも 悪いことでもないような気がする) 自分のこの短気で強情な性格のせいで、 もう誰も失いたくないのだ。 文章についても、魂のラインまで掘り下げた冷静な批判 以外では、他人を傷つけるようなことは書きたくない。 こういう私のクセのせいで“気弱なヤツ”と思われて ナメられてしまい、嫌な思いをすることもあるけれど。 でも、人をナメるようなヤツは結局ナメられる人だと 知っているので、うっとうしいけど気にしないことに している。 とにかく、天然ぽい、とか、ほんわかしている、 と言ってもらえるその人間の薄皮の下には、 毒々しくて激しい性質がある。 それは、もうどうしようもなくある。 だからと言って、私が完全に「作っている人間」で 「本心を出さない人間」てわけではない。 『数ある本心の引き出しの中で、激しくない自分の引き出し』 を開けて人と接するようにしている、ということなのだ。 なんとなく書きたくなったので書いてみたけれど、 いったい誰に何を伝えたかったのだか…。 きっと、「こんな私ですがよろしく」、ってことなのでしょう。 ...
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