ある一瞬、ある期間、ある季節。
急に胸が締め付けられる。 なんだか辛くなる。 何かから逃げたくなる。 叫びたくなる。
いやなんだって。 ここから出してって。 終わらせてって。
だけど同時にそれはムリなことだと結論づけられる。
どれだけ現実を恐れて、憎んで、見ない振りをしてても あたしはこんなにも現実に固執しているから。
そしてふと見る未来。 自分で終わらせるいのち。
それをただ眠気が見せる刹那的な勘違いだと どっか頭の中の不要な物入れにつっこんで ああ、辛いなぁと呟く。
どうにもならないやつだと、 最低だと 色んな人に罵られて それを否定もできず 傷ついてるのかどうかもわからず 受け入れることに慣れて 受け入れた自分ごとを拒んで ここはいやだと独り言で完結するあたしの全て。
一体いつ間違ってしまったのだろう。 いつ選択を間違ったんだろう。 それともあの真実は正しくて 今のあたしがただ我武者羅に否定を続けてるだけなのかな。 美しい言葉なんて浮かばない。 いろんなものを いろんな表現を置いてきて キレイだと思っていたものも あたしを示すための表現も 今 あたしに何が残されてるんだろう。
どうして生き辛い方法でしか生きられないんだろう。
何も考えなければいいのに ただありのままを受け入れられればいいのに
一度あれを見てしまった、 あの甘さを 激しさを 生を 死を
置いていくのが正しいのだと思ってた。
置いていったんだと思った。
なのにこんなに苦しい。
自己完結の苦しみ。 誰も関わらない苦しみ。 苦しみを苦しいと苦しみの中に留めておくしかない。
吹き溜まりになる。
あたしはそこで溺れる。
その映像はきっと たまにみる一瞬の未来と重なる。
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