『盤上の向日葵』
柚月裕子 著
超面白かった。
地元、西国分寺の本屋さんには本当に感謝してる。
店員さんの手書きPOPがお店のいたるところにあり
いつもそれを頼りに本を購入しているが、外れた試しがない。
今回も、次読む本を探しにお店に入りPOPの紹介文を観て購入した。
悲しくも美しい物語。
誰が犯人か。誰が殺したか。
謎ののまま物語は進む。
父親から虐待を受けていた小学校の少年は
将棋が大好き。
ある事件から恩人に出会い、みるみる将棋が強くなっていく前半。
やがて訪れる、お別れ。少年の決意。
大人になっていく少年。
ある男との出会いから、危ない世界を知る。
命を懸けた将棋の世界で見たもの感じたものは。。。!
一方で事件を追う二人の警察の上下関係。絶妙なやりとり。
後半が始まる。
人の恩。義理。孤独。憎しみ。
手に汗握る、真剣勝負。
生き様。
なぜ少年は虐待を受けていたかを知ったときは
さすがに、思いもしない出来事だった。
物語は急展開して行き、一気読み。
作者、柚月裕子
他の本も結構出しているみたいだ。