『鬼の跫音』
道尾秀介 著
ミステリー&オカルト的なホラーの要素も
含まれる短編集。
人間の奥に潜む狂気が
奇想天外な話の展開とともに
読んでいるうちに裏切られたりして
どの話も読んだ後の後味の悪さが
妙な気持ちよさ(気持ち悪さ?)として残る
話の数々。
人が人らしさを見失っていく過程がえがかれている話。
欠落された人間の話の数々。
ただ、ページをめくるたび
見てはいけないものでも
見れてしまうから
見てしまうといった状況になり
「この後どうなるんだ?」と
変に期待を膨らませながら読んでいる自分がいたのは間違いない。
寝る前にちょっと完結型の一話を読みたい時など
また読み返してみるのもいいかも知らない。
1回読んだだけではスッキリしない。腑に落ちない謎があったり
終わり方であったりする話だったから。
久しぶりにベンジーのソロ
SHERBETSの
「SIBERIA」を聴いた。