『ヘビゴンザレス(仮)の観察日記』

2002年05月19日(日) タイトルは、『巨乳若妻 真夜中は別の顔』(仮)。


一日中劇団の練習が入っていたので、
自宅にヘビゴンザレス(仮)一人では寂しいと思い、彼氏に預けました。
練習が終わって迎えに行き、3人でしばらくくつろいでいるとき、
ヘビゴンザレス(仮)に、"今日は何してたの?" と尋ねました。
すると……

「今日は、たくさんの女の人がプールのなかにいた」

と、訳の分からないことを言うので、彼氏に説明を求めると、
「ああ、シンクロナイズドの映像が掛かってて……」
と、歯切れの悪い一言。
"まあ、いいや"と、その場は気にも留めずに、別の会話へ入って行きました。

自宅へ帰ってから。
お風呂に入っていた私。
「ヘビゴンザレス(仮)もおいで」と言うと、裸のヘビゴンザレス(仮)がその場でモジモジ。
「入っても……いいの?」
と訊いて来ました。

"おかしいなあ。普段なら、音を立てるくらいの勢いで一緒に入って来るのに"
そう思い、ヘビゴンザレス(仮)に、どうしたのか尋ねると……

「レイカに見習わせたい」

……ハイ? 何だって?

「カレシが、ゆってた。
 レイカもこんぐらい色気があったらなあ、って。
 テレビの画面指しながらゆってた。悔しそうだった。」

……8割方、話は理解出来ました。
つまりはこういうことね……

「そのテレビ、女の人と男の人が、ベッドの上に裸でいなかった?」
「うん」

……やっぱりね。
ほんのりと、私のはらわたが煮えくり返りました。
体裁上は、"ヘビゴンザレス(仮)の教育上よくない"という大義を借りて、
それとは、まったく別のところで。

「でもね、でもね、そのあと。
 なぜかいっぱい女の人が出て来てね……」

このあと、私は延々とヘビゴンザレスの口から、
彼氏が見ていたビデオの内容を聞くことになるのでありました。

それにしても……ヘビゴンザレスがいるっていうのに、よくそんなもの見る気になるよね。
そんなに切羽詰ってたのかなあ。ちゃんと言ってくれれば良かったのに。
(まあ、もし言ってくれていたとして、遂げてあげるかどうかは別の話になるけど)


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武者小路麗香 [MAIL] [HOMEPAGE]

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