推 定 乙 女。



今日だけ両想い。

2006年12月31日(日)

結局、昨日の夜から今日のお昼くらいまで、ずっときみと一緒にいた。


ふたり、なんとなく離れ難い気持ちは同じだったはず。
すごく伝わってきた。


きみはすぐそうやって、なし崩し的に持っていこうとするけれど。
そう簡単にペースに乗ってあげるわけにはいかないから。


さむーい寒いバス停で、もう来ないバスを待つように並んでベンチに座って。

「好き」


って。

はじめて、ちゃんとこっち見て言ってくれたね。



「僕、恥ずかしがりだから、顔見て言えないですから」
なんて。
そんなきみの心臓に耳をくっつけてみたら、ほんとにどきどきしてるのが可愛らしくてうれしくなった。


「もっと一緒にいたいね」


そう、ずっとずっとそう思い続けていたはずなのに、声に出したのは初めてだったんだ。
言っちゃいけないっていう暗黙の了解があったから。



でも、今日だけは見逃してほしくて。
来年になったらなかったことにするから。
「友達以上恋人未満」って、きみが言った言葉を実現するから。







こんな結果が切なくないわけじゃないけど。

きみに会えてほんとうに良かったと思ってる。

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楠都奈 [MAIL] [HOMEPAGE]

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