あお日記

2002年12月14日(土) 二十歳の誕生日


 当時の日記をひも解くと、どうやらハマちゃんのほうから私の誕生日に合わせて電話があったようだ。その時に彼女の大学合格のことや旅行のことなどについて話をしたと思われます。ただ、そういったターニングポイントになりうる彼女のささやかな気持ちに誠意を持って応える気など全く無い自分の内面が記してある日記の文面は、いよいよもって煮詰まってきた当時の自分に覚悟を迫るようなものに変化してきていた。

 それより1ヶ月ほど前、勝くんや幼なじみのFに成人式の参加に誘われたが、そういったものを祝う発想など無い当時の自分は「行ったほうがいいと思う」というFの言葉に妙に反発して尚更行く気を無くすのであった。

 そういった中で計画されたこの旅行について私は全く期待している向きが無かった。参加する人間がどういった環境に置かれているのかを考えていれば、旅行は私次第でもっと楽しいものになったように思う。そういった状況にならないためにも私は都合よくハマちゃんの明朗さに頼っていたかったのだ。

 そんな中、何か誘われ方に不満のある明もこの計画自体には賛同して二つ返事で参加を決めてくれたようだった。



 < 過去  INDEX  未来 >


あお [MAIL]

My追加