この週末は、親友の結婚式に出た。 結婚というのは、人生の中で最も幸せな瞬間の一つである。
自分が幸せになること、そして愛する人を幸せにできるかというのを人生の目的であるとすれば、常に自分が幸せなのかと問いかけ、適宜軌道修正を図るべきであろう。
しかし、日常で忙殺され、そんなことを考える余裕がないほどになることもある。なぜわれわれはこんなにも忙しくなるのか。科学や技術が進歩し、経済が成長すればするほど、問題領域はどんどん複雑になり、わたしたちは忙しくなり、仕事の難易度が上がっている。同時に、仕事を見つけられない人、多様化しすぎた社会の中で問題領域を見つけられない人もいる。つまり、必ずしも幸せではない。
ブータンという国が「国民総生産」(GDP)をもじった「国民総幸福」(GDH)という指標を使って政策を立てている。GDPではわれわれがどれくらい幸せかは表せないからだ。われわれはこの考え方に見習うべきところが少なからずあるだろう。
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