パラダイムチェンジ

2006年11月16日(木) クリーブランド美術館展

六本木ヒルズ52階にある森アーツセンターギャラリーまで、
クリーブランド美術館展を見に行ってきた。
なんでも、アメリカのクリーブランドにある美術館が現在改修中
なので、その展示作品がはるばる日本までやってきたらしい。

今年の秋は美術づいていて、他にもエルミタージュ美術館展とか、
ダリ回顧展などを見に行きたいんだけど、とりあえず会期が終わりに
近づいたここから攻めてみることに。

と言うことで、行ってきたんだけど、いやあ、予想以上によかった
です。
やっぱりね、絵は生に限るなあ、という感じで。

個人的に好きなのは、印象派の絵画と、20世紀初頭の絵画なんだけど
今回はその印象派の作品に、見ていてほれぼれする作品が揃って
いて。

中でもカタログの表紙になったり、公式ウェブサイトのトップページ
にも飾られている、ルノワールの、少女を描いた作品とかは、肌の
白さの中からほんのりと赤みがさしてるあたりにモデルになった少女
の息づかいが感じられる気がして。

こういうのって、写真や本に載っているのでは、伝わらないと思うん
だよね。
だから、機会があるならば、できるだけ生の絵を見た方がいいんじゃ
ないか、と言うのが最近の私の態度であり。

だって、印象派の絵画なんて、100年以上前の画家が描いた絵が、
多くの人に評価された結果、後世まで生き残って、世界中の美術館に
散らばっていったのが、日本にもやってくる、という事でもあり。

この機会を逃せば、もしもその美術館に行っても運が悪ければ会え
ないのかも、と思えば、時間が許すなら見てみたいと思うのである。

だってさ、やっぱり自分がすごいと思った作品が何点かあるとすれ
ば、その絵と出会ったって事はやっぱり自分の中の感受性というか、
何かは変わっていると思うんだよね。

誰かがすごいと言ったから、この絵がすごいと思うというよりは、
自分の好きな作品に出会えた時っていうのは、その前にしばらく
たたずんでいても飽きない感じがして。
そういう絵に出会えただけでも幸せだなあ、と思うのである。

今回のクリーブランド美術館展では、先ほどのルノワールの絵だけ
ではなく、他にも何点かそう思える作品があったのが、よかったなあ
という感じで。

仕事の関係で終了30分前に滑り込んだんだけど、それでも充分素敵な
時間を過ごすことができました。
11月26日までなので、もしも見たいと思った方は是非どうぞ。


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harry [MAIL] [HOMEPAGE]

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