2003年01月03日(金) |
「アヴァロン」(2000/日本)押井守監督 |
はぁ・・・いわく言い難いというか、なんとも表現しがたい映画ですね。 えーと、「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」(95年)は私にとっては夢の世界です。 住みたいです。 アヴァロンはヲタクによるヲタクのための映画ですね。 巷では「マトリックス」等と並ぶ現実ー虚構の世界を描いた名作とされてますけど、個人的には?です。メタフィクションとしてのどんでん返しや不気味さは、表現としても意味としても最初から含ませようとはしてないようです。 主人公のモチベーションに全く共感(反感を持つことも)出来ませんし、何故あの設定でなければ「現実ー虚構」の世界を描けなかったのかはとても不思議です。そもそも描こうとしていたのかということ自体が疑問ですが・・・。 戦闘シーンも戦術的な面白さが全く無く、あえて言えば小学生の草サッカーの方がまだマシな戦術を展開しているのではないかと。神は細部に宿り給うとよくいいます。無論、そうした部分に興味の無い人間からすれば「戦闘シーンの面白さ」は別に映画の良し悪しには関係ないということになるでしょう。 しかし、せめて戦闘シーンが面白ければ、ドキドキハラハラなら、主人公への感情移入もそれなりに出来たのではないかと思うのですが・・・。
様々なソボクな疑問が沢山ある映画です。 それを言っちゃぁおしまいよぉ〜と寅さんに叱られそうなので、このあたりでやめます。 本当に押井守が作ったのか?と、、、とても不思議な気分になる映画です。
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