2003年01月09日(木) |
チョートク節と長いイイワケ。 |
相変わらずのチョートク節が堪能出来る某誌のコラム。 「プリンターを持たないワケ」を読んで、なんだかなぁと思いつつも納得してしまいました。 色々とかまびすしくギロンされている「デジタルかアナログか」ですが、最近は一段落したようですね。個人的には全くこだわりはありません。デジタルであろうがアナログであろうが写真は写真。 写真とはなんぞや?という話はキリがないですが・・・。 それについて語るのは常に「使う側」であって、一個の「観客」としては文字通りどちらでもいい話でしょう。 以前、ビル一面に垂れ下がったhitomiの写真がありましたよね。あれがデジタルで撮られていようがフィルムで撮られていようが、何か観る側に与える印象が違うとは思えませんし。 使う側としては、デジタルの便利さは「気が向いた時にだけ行っても文句を言わない、近くに車を停めるスペースを持った独り暮らしで料理上手な女」くらい都合のいいものだったりします。 二度と手放せません。 他に女が出来ても思い出した頃に通うこと間違いなしです。(あ、一応念のために書いておきますが、過去39年、浮気というものをしたことはありません。ホントですってば!) それはさておき。 個人的にはフィルムに対する憧憬というのは常にあります。 この世で一点限りのオリジナル。結構この言葉には弱かったりします。 まぁ、フィルムもデジタルと同じように、コピーの方法はいくらでもありますが・・・。
ついこの間「17才のカルテ」見ました。 <ボーダーライン>という言葉は今ではそれほど珍しいものではありませんが・・・心に残ったのは「ここよりマシなどこか」という気持ちですね。 もっといい写真が撮れれば・・・ここよりマシなどこかに行けるかもしれない。 夢見るオヤジとしては、そんな気持ちで撮ってたんだなぁと再認識させてくれる映画でした。アンジェリーナに心底共感しつつ・・・写真バカなオヤジをウィノナが見たら、彼女はどう日記に綴るのか興味のある所です。 世の中には「共通の認識」というものがあって、それでバランスを保っていることは確かです。それは常に「架空」なのかもしれないにも関わらず、ヒトはそれによりかかって生きています。勿論私もその一人。 「写真」という架空を追い求め、今日、新しいレンズを精進してしまいました。 がはははは。多重債務者の私が高価なレンズを購入するのはまさに狂気の沙汰なんですが、やめられません、デジタルの地平目指して走り続けます。 な、なんて長いイイワケなんだ・・・。
|