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■ 散華・・・オリジナル
その身を覆うほどの長く真っ直ぐな髪は月の光を集めたかの如き白銀・・・
その双眸は魔を祓う青玉の如き蒼・・・
天の華という名に相応しい美しい容姿・・・
幼い頃から何に代えても守ると誓った至高の華・・・
その美しい顔に浮かぶのは哀しいほどに美しい狂気の笑み・・・
護りたかった・・・その思いは真実・・・
その身も心も全て・・・護れると自惚れていた・・・
いつからお前は正気を手放した・・・?
いつから・・・お前は狂い始めた・・・?
誰よりもお前の傍にいたのに・・・
何故俺は気付けなかった・・・?
気付きさえしていればこんな事にはならなかったのか・・・?
気付いていればお前を救えたのだろうか・・・?
お前の哀しみに・・・嘆きに・・・絶望に・・・・
気付けてさえいれば・・・・
俺は・・・・
この手で・・・・
お前を護ると誓った己の手で・・・
お前を殺さずに済んだのだろうか・・・・?
2002年06月28日(金)
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