ディリー?闇鍋アラカルト
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2007年08月08日(水) |
精神科領域について考える・・・1 |
久しぶりの更新です。
精神科領域について考える文をサラサラと講演会形式で書いてみました。 会場の参加者と応答する部分は空白ですが、実は、こんな所が一番面白く出来る所なんですね。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 講演会用下書き
皆さんこんにちは。稲村りょうです。‘Oh My God !!’という総合健康情報サイトを運営しています。
総合健康情報サイトというくらいですから、元気に生きるための情報を幅広く扱っています。病気を自分で改善する方法もいろいろ紹介しています。 猫背・肩こり・高血圧・歯周病・アトピー性皮膚炎・不眠・欝・摂食障害・・・不登校・引きこもり・勉強嫌い・・・etc・・・ とまあ、広い領域に渡っているので、病気治療といえば心臓外科医とかアレルギー科とか整体とか専門的な治療のあり方を想像しがちな現代の人からすると不思議に感じられるかもしれません。 でも、専門的でないからこそ、専門家には気付きにくい事に気付けるということもあるんです。 また、私は医者でないので注射もしないし手術もしないし、薬を出すこともしません。私がするのはガイドです。地図を広げて、自分がどのような位置にいるのかを話し合って見つけ出します。 例えば血圧が高いという場合、多くの患者さんは病院に行くと「しょっぱいものを控えて、薬をずうっと飲みましょうね。」と言われる事が多いようです。 私の場合は、生活状況や食べ物の事などをたくさん質問します。 高血圧と一口に言っても、原因は塩分だけじゃありません。怒ると血圧が上がると言いますね。感情も血圧に影響します。ストレスやカリウム不足、血行の悪さも影響します。「しょっぱいものを減らせ」と言われて実行しても長続きしないことが多いようです。けれども、しょっぱいもの、つまり塩化ナトリウムですが、ナトリウムはカリウムと拮抗関係にあるという事が分かっていれば、塩分の害を減らすためにカリウムの多いものを食べるという方法を採る事も出来ます。つまりしょっぱいものを減らすというただひとつの方法だけじゃなく採り得る方法はもっと沢山あるという事です。例えば、フルーツにはカリウムが多いので、フルーツを食べるという方法もあるわけです。しょっぱいものを減らすことに悩まなくてもいいとなれば、それだけでストレスも減るかも知れません。 循環器系の医者は血管や血液についてはエキスパートでも、食事についてエキスパートであるとは限りません。長続きするおいしい、安上がりで簡単に作れる食生活の組み立て方を知っている専門医なんて滅多にいないと思います。 血液・血管・心臓について知ってはいても、それと関連する栄養・食事・調理法・自律神経などについて知っているかは???です。 高血圧は生活習慣病と言われている位ですから、生活習慣との関連で考えられる対策が必要なのに、病院で生活習慣について話し合われる事はあまり無いようです。 そういうわけで、お医者さんがあまり言わない生活の基本的な部分を改善すると、ウンチの調子が良くなり、おなかの状態が良くなり、血の流れも良くなり、ついでに、人間関係も良くなったりすると、高血圧やら糖尿病、肩凝り・肌荒れ・不眠・欝など、いろいろな困った状態も改善されて感謝されます。 私が提供する情報は何も魔法でも特別なことでもなく、誰でも調べられる基礎医学的事実を元に誰でも使いやすい形に組み立てているんですが、そういう事をを上手に言ってくれる人ってあまり居ないんですよね。
で、今日の講演会なんですが 不眠や欝や摂食障害など、精神科領域でお話したいと思います。 皆さんには、 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 悩んでいる事・相談したい事・質問したい事(本人・知人)
上記の事を皆の前で話し合う事を希望しますか? 講演会ではなく個人的に話し合いたい場合は連絡先を書いて下さい。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ という紙を配布してありましたね。 時間が許せば、この機会に採り上げたいと思います。
さて、私は精神科医でもカウンセラーでもないんですが、どういうわけか精神科に通っている人と縁があるんですよ。 で、私は、その人たちと付き合ってると、その人たちが段々調子が良くなって来る事が多い。「こんなに短期間でここまで良くなった人は滅多に居ない。」と担当の精神科医に驚かれたこともあります。 サイトの記事「ディリー闇鍋アラカルト」にも書いたんですが、過食と欝で苦しんでいたAちゃんが精神科医に「摂食障害とアルコール依存は治せない」と言われてたんですが、私のサイトのお友達BさんがAちゃんの所に遊びに行ったら5日間で過食発作も起こらなくなり、欝状態も改善しちゃったんですね。 私はAちゃんの事をBさんと話し合って「精神科医はこういう事がきっとアドバイス出来ていないと思うから、それをAちゃんが理解できれば、改善出来るだろう。」って話し合っていたんです。実際に予想した通りにうまく行きましたね。 では、精神科医がアドバイス出来ていない事ってどんな事だと思いますか?それについて話してみましょう。 Aちゃんの場合は過食という問題があったわけですが、多くの場合、これは意志の問題と考えられています。食欲に負けてしまっていると捉えられているんですね。でも、意志だけの問題と考えるのは正確ではありません。知恵と工夫の伴った意志の問題と考えるのが良いと思います。意志だけの問題と考えると失敗しやすいのです。 過食は食欲が暴走している状態であると考えられますが、食欲が暴走するのは理由があるはずです。実際に、多くの場合ビタミンやミネラルや必須脂肪酸が不足している場合が多いようです。カロリーは十分なんですが不足している栄養素があるんですね。そうすると、体は不足している栄養素を補いたいという欲求があります。つまり、それを取り入れたいわけです。つまり、栄養素が不足している限り、食欲が収まらない可能性があるという事です。収まらない食欲は「不足している栄養素を補うように」という体からのメッセージであるとも考えられます。精神科医は医者であっても、バランスの良いおいしい食事を簡単に作るガイドがうまく出来るかどうかは疑問です。つまり、おいしい!元気!安上がり!簡単!の食生活の組み立て方を知っていると過食は改善しやすくなるのです。 それから、Aちゃんに精神科医が言った「摂食障害とアルコール依存は治せない」という事に関して言うと、 アルコール依存の場合はアルコールだけがお友達に、過食の場合は食べ物だけがお友達になっている事が多いんですね。寂しい時、ふとアルコールやケーキに手が伸びちゃうんですね。ですから、お友達が居れば手が伸びなくて済むのかも知れないのです。これは、必ずしも人間のお友達でなくても、生き甲斐や喜びを感じさせ得る何か、であっても良いわけです。夢中で取り組める何かが有れば、アルコールや食い気に走らなくて済みますからね。私はブーメランをやっていましたが、アルコールが入ってると練習をやりたくなくなるし、ブーメランをやっている方が面白かったので、アルコール依存にはなりませんね。 趣味でもボランティアでもやれる事は幾らでもあると思いますが、それらはいつでもすぐに取り掛かれるわけではありません。でも、アルコールならすぐに手を伸ばせます。そこが便利な所なんですが、そうすると趣味もボランティアも出来なくなってしまうので、厄介な所でもあるんです。だから、ここでもお友達が居れば克服するのに協力出来るわけです。 精神科医はこういう場合に、どのように役に立てるのでしょうか? つらい事があると気分は沈みます。欝状態になりますね。その時どのように対処しますか?つい、酒に手が伸びたり、ケーキを買いに行ったり・・・やけ食いなんてのもありますね。そういう危ない時というのは、大体、診療時間を過ぎている時が多いですね。診療時間であったとしても、本人は病院に行くよりも先に酒やケーキに手を出していますね。でも、友達が居れば、食べる事にも飲む事にも付き合えるし、そうすると友達が居ないで、家族の目を盗んで飲んだり食べたりするのとは違って、馬鹿呑みや馬鹿食いにはなりにくいでしょう。 友達が居ないとそういう傾向に拍車がかかります。それが慢性的になると困った状態になってしまうわけです。 いきなり鬱病・アルコール依存・過食症になるような場合もあると思いますが、このような傾向が次第に強化されて、気がついたら病的状態になっていたという場合が多いと思います。 皆さんの中で、欝でお医者さんの所に行ったことがあるという方は居りませんか?いらっしゃいましたら、お医者さんがどのような対応をしてくれたのかを話して下されば、他の人たちの勉強になると思いますので、「話してもいいな」と思われましたら、挙手お願いします。 ・・・・・・・・・参加者との応答・・・・・・・・・・・・・・・ 実際に欝になる・自棄呑み・自棄食いをするというタイプの対処の仕方もいろいろあります。 欝になるのには理由があります。精神科医は脳内物質の問題のように考えて、抗欝薬・精神安定剤・睡眠薬などを投与する事が多いんですけど、それは気分を変えてくれる可能性はありますが、本人を欝にさせた本人自身の行動パターンや外側の状況を変えてくれるわけではありません。それを認識した上でも次のような場合には役立てる可能性があります。 1.欝にさせた原因が分からないと対処しようがないので、とりあえず使う。 2.欝の連鎖が起こっている場合、一旦連鎖を断ち切る為に使う。 欝の連鎖というのは、欝状態がある為に、仕事にミスが増えたり、人間関係がうまく行かなくなったりして、さらに欝傾向を増大させてしまう状況を言います。 欝になるには理由があると先ほど言いました。理由もなく欝になるという可能性もありますが、それよりも、理由に気付かないで欝になるという可能性が大きいと思います。 また、本人には理由が分かっていても、他の人に話せない場合も多いと思います。話すのが恥ずかしいとか、話したところで誰も助けてくれないだろうと思い込んでいれば話そうとしませんね。それでも、眠れないとか体がきついとか憂鬱でどうしようもないというようであれば、精神科に行きますね。そういう場合精神科医になら欝になる理由を話せるものでしょうか?で、話せない場合は「わけもなく眠れない」とか「憂鬱な気分をどうにかしたい」というような言い方になると思います。医者は医者で、不眠や欝の理由をわざわざ尋ねて、「会社で上司にいじめられている」とか「いつリストラされるか分からない」なんて言われても、そういう悩みを簡単に解決できる方法など医者にも思い浮かぶ訳もなく、何十人もの患者をこなさなくてはならないという病院の医者の事情もあります。そうすると、やはり三分間診療で投薬に頼るという事になりやすいですね。そして、薬を使えば段々眠れるようになるのか・欝は軽くなるのか?という肝心の点なんですが、体験済みの方が居られましたら、この場で話してもらえればと思います。 どなたか、いらっしゃいませんか? ・・・・・・・・・参加者との応答・・・・・・・・・・・・・・・・・ 実際にどうなるのか?という事について個人的な話を聞くのも参考になりますが、統計的な現実というのも参考になると思います。それには、日本は世界一の精神病大国であるという事実が現実の医療の成果であると考えられると思います。世界各国の人口一万人に対する精神科の病床数は、英国10・カナダ4に対して日本は28.平均在院日数も英国86日・カナダ・22日と比べて、日本は331日。という多さです。薬の投与によって根本的に改善されるなら、このような数値になるでしょうか? 実際の話、その人が眠れないとか憂鬱であるという理由が「上司にいじめられる」とか「いつリストラされるか分からない」といった理由であるとしたら、どんな薬がそれを解決してくれるものでしょうか? また、現在薬を飲んでいる人には出来るだけ詳しい薬についての情報に目を通すことをお勧めします。投薬される時に薬についての説明書も渡される事が多いんですが、実際に「医者からもらった薬が分かる本」などで調べて比べてみると、お医者さんから渡される説明書の情報は少な過ぎるんですね。特に副作用情報が。このような現状なので、本人が自分で調べると結構びっくりする事も多いようです。鬱病や不眠のせいで起こっていたと考えていた体の不調・心臓どきどき・手の振るえ・のぼせ・だるさなどが薬の副作用の所にバッチリ書いてあったりしますからね。それで、薬をやめたら、体調不良は治っちゃった!という事も有り得ます。逆に、止めたらリバウンドでものすごい震えが起こったという場合もあります。ですから、いきなり止めるのも怖いことなんですよ。 また、世界的免疫学者である安保徹教授が「薬をやめると病気は治る(マキノ出版)」には薬と自律神経との関係について書き、消炎鎮痛剤・睡眠薬・抗不安薬などの長期使用がどのように危険なのか、また、それに代わるどのような方法があるかについて書いています。一読を勧めます。 それから、不眠や欝の原因を解決しなければ、全く改善出来ないかと言えば。そうでもありません。例えば「上司にいじめられて、その事を思い出すだけでもカッカして眠れない」という場合、精神科医もカウンセラーもその上司を変える事は出来ませんが、カッカするレベルを下げることは可能です。どんな方法があるかを考えて見ましょう。考えてみれば結構いろんなやり方を考えつけるものですよ。 ストレス発散・・・ 禅 ・・・・それから、バランスの良い食事もイライラを鎮めてくれますね。また、本人と話し合うと、本人が気付いていない眠りにくくさせている原因が分かったりします。例えば冷え性でもあったとか。そういう場合はその対処もやってみます。所で、その対処法って分かりますか?時間が許せば後で採り上げますね。 また、実際に話し合ってみると、「この先どうなるんだろう?」とか不安材料ばかりわんさか集めて堂々巡りのような状態になっていたりする事も多いですね。同じ考えの中を空回りしているんですね。そういう場合は、同じ考えになった所で、一旦、その考えを止めてもらうように提案します。「考えるな」とは言わないんですよ。考える事は不必要と言うんじゃなくて、考えることによって、睡眠不足や欝傾向が強化される事があるから、そうならないようにしようという事なんですね。 特に夜が更けて、もうそろそろ寝た方がいいのに、イライラ・クヨクヨ、カッカ・・・という事があります。で、眠れない、眠れないと明日の仕事が不安になる、不安になるとますます眠れない・・・・・で、薬・・・という流れになりやすいのですが、薬に手を伸ばす前に空回りする考えをやめてもらうように提案するわけです。そして、眠りに就く体勢を整えてもらいます。布団の上で横になっても、空回りする考えを皆さん結構やるんですが、こちらが指示しないで居れば大抵そうなります。「何も考えないようにしているんだけど、考えてしまう。」なんて言う人は多いですよ。そこで、何も考えないようにするんじゃなくて、眠りを誘うような事をしてみたら?」と提案します。「何も考えないようにする」なんて、結構難しいですよ。そんな難しい事しようなんて、無理なんです。眠りを誘うような事だったら、難しくないですね。よく知られているやり方では「羊が一匹、羊が二匹・・・」というのがあります。それをやりながら「明日の仕事は・・・」なんて同時に考えていられますか?そうです。ネガティブで空回りする考えを弱める為に役立つのです。尤も、私のお勧めは「羊が一匹・・・」じゃなく吐く息とともに100・99・98・・・と逆に数えるやり方です。これは、「羊が一匹・・・」よりも効果的ですよ。声に出さず心の中で数えるんですね。この方法でも眠れない人にはまた違うやり方を教えたりもします。 大切なのは横になって骨休めが出来ているかどうかです。ですから、落ち着いた気持ちで横になって過ごせたら、眠れない場合でも疲労はかなり回復出来るのだという事を話しておきます。眠れなくて起き上がってしまったり、ネガティブな考えが疲れさせるのだから、そうでない状況を作れるだけでも、だいぶ違うのだという事を、睡眠薬による睡眠も自然の眠りとはかなり違っているので、体への負担は有るのだという事も話しておきます。眠りは人間にとって必要なものだし、通常は夜になると自然に訪れるものなので、眠れないのは阻害している何かが有るからです。不眠を訴える人は、その何かに気付けない場合が多いんですね。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 続きはすぐに「精神科領域を考える・・・2」でUPしますからね!
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