Turn, Turn, Turn
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2004年04月28日(水) 泣くことしかできない

『ジギー・スターダスト』を久しぶりに聴いている。

今日は「5年間」がすごくリアルに聴こえた。

例えば、徒競争で勝った少年は友人や両親のもとに駆け寄り満面の笑みを見せているが、

その一方でビリになった少年は、ずっと惨めな思いをし続けるのかな、ましてや絶対に一等賞になれないという絶望を全身への自意識過剰な視線でもって受け止めている

人の願いは、同時には叶わない。

誰か の歓喜の裏で
誰か は涙を流している

『OKコンピューター』はやっぱり最高に素晴らしい。

もうすべては消化試合なのかもしれないと思うけれど

夢と絶望の相関図をもっと意識すれば僕らはもう少し優しくなれるんじゃないだろうか?

すべての喜びには、それと同量の悲しみがある
食うものと食われるものがいる

それを意識すれば僕らはもう少し目の前の人を笑うことなどできなくなるんじゃないだろうか

できるだけ最善の当たり障りのない平和は実現できるんじゃないだろうか
できるだけ泣く人の涙を少なくすることができるんじゃないだろうか

無理ならあきらめるしかないな。


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