音楽療法日記

2004年01月12日(月) 我らの望みの喜びを

成人式という祝日があるのは日本だけだろうかなどと思いつつ、中野に行ってお寺の隣で印度カリーを食べてから、レコードマップを持ってレコ店巡り。四方の壁、天井、床にCDとレコードがカビのように覆う店などあり。結局、地元のサンサンで11枚買うことになった。バッハ、ヘンデル、ハイドン、ブラームスの胸像などを購入。
夜、ヴィオロンで加藤氏のヴィオラ、バロック特集を聴きに行く。フレスコバルディの難技の後に、バッハの主よ、我らの望みの喜びを穏やかに終わる辺りが、ヴィオロンの雰囲気と客の気持ちを心得ていて、さすがと思った。


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2004年01月11日(日) 名前

昼より下北をぶらつく。風が強くて寒い。カフェ・ド・何とかで苦い珈琲を飲む。最近、下北に珈琲を飲ませる店が増えたけれど、カフェ・ド何とかという長くて訳のわからない店名が多い。もっと解かり易くて短い名前にできないものか。日本人の子供の名前もそうだけど、無理やり読ませるような当て字は何なのか。
鍋屋で晩餐して、赤い急須を買って帰宅。


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2004年01月10日(土) 茶みぶら

午前、H氏が来客。最後の一押し、とはいかなそう。茶水の新世界レコード社に行ったら、ソ連、サハリン、朝鮮等の輸入雑貨等売られていて、レコードなど殆どなかった。ソ連の音楽家のマトリョーシカが飾られていたのが欲しくなった。いいなあ。山積みのレコード屋でヴュータンなど買ってからユニオン。ヴィオロンに行ったら新年から混んでいた。デルソルで伊料理を食べて帰ったら、腹壊す。


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2004年01月06日(火) よき年よき便り

眠ひ。年を越すのと同時に、縁起のいいことに山茶花が咲いている。冬に咲く花は美しいのが多い。今年、ヴィオロンのマスターから手書きの賀状が届いたし、ネットを通じて縁のある大杉漣氏からも直筆の賀状を貰った。やっぱり手書きってのはなかなかいいもんだね。
会社と出版社からメールがあって、現実に戻される。まあ、もともとが非現実的な仕事だから贅沢は言わない。


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2004年01月04日(日) 自由が丘の過ち

グルテンに行ったら休みだったので、サワデーで汁ソバを食べてから自由が丘。巨大なスピーカーからジャズが流れる店で、シューマンのピアノ四重奏を購入。珈琲専門店のカウンタで珈琲を待っていたら、テーブル席の正月から奇声を上げている。店主が豆を一粒一粒ピッキングして、一杯一杯、天秤に掛けてネルでハンドドリップしている前で、何て無礼な親だろうか。こういう店でカフェオレとか紅茶を堂々と頼むのもどうかと思うけど、自由を履き違えている人間がこの丘には多すぎる。をそんな親に限って子供に上等なブランド服など着せている。それで子供の情緒や感性は育つわけがないと思うのだけど。
夜、父を呼びたて晩餐。ポルトガルの猟師みたいな変な帽子を被っているのが、妙に似合っていて怖い。


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2004年01月03日(土) ヘモグロビン

正月くらい家でのんびりするものかもしれないけれど、そうはいかないのが我家の仕来り。後悔屋で支那蕎麦を食べてから、吉祥寺。世の為人の為と意気込んで献血センタに行ったら、ヘモグロビンが足りない。DHCのヘム鉄を一年飲み続けているのに、納得できぬ。
ユニオンに行ってボッケリーニのST、とうとう千円以上のレコードを買うようになった。というのも、昨年1年で300枚以上買ってしまったので、持っていないタイトルを探すのが困難なのである。
ビシュエで珈琲飲んで、ロフトで買い物をしてから、善福寺公園、井草八幡まで歩く。


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2004年01月02日(金) 自由席に自由人

バスに乗って、H池さん宅の前を通って長岡。新幹線自由席はさすがに座れなかったのだけど、何となく途中下車しそうなおじさんが居たので、私しゃどうしてもここに立つと言い張っていると、案の定、次下りますよ、などと人が良さげに話し掛けてきた。元旦から恐いほどツキまくりだぞえ、ひひ。で、それじゃ、なんて言って座ると、おじさん襟巻き忘れてるよ、って教えてあげたので、恩返しもできたわけである。
家に帰って年賀状を数えたら、私より四倍ぐらいの枚数を出しているRへよりも、私の方に沢山来ていた。


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