昼、出版舎のK島氏に電話しようとして、うっかり間違えて「U島さんお願いします」と言ってしまって焦る。同じ字でもダチョウ倶楽部の人とか、UCC珈琲とか、J島って読む人もいるし、どれも同じくらいメジャーな読みだけに、実際の読み方を間違えちゃったりする・・。と、いい訳。 名前繋がりで・・、最近、親の虐待で死ぬ子の名前は、如何にも当て字、今風のナウい無理めの名前の子が多いということに気付いた。ま、大体年賀状に子の写真や名前を載せる親もそうだけど、そういう名前をつける親は、溺愛しているか偏愛しているか、然もなければ私物化しているかのどれかに違いない。
午後から作業。いつも午後にならないと仕事を始めないのがソーホーの悪い癖。 父親が鼻水と涙が止まらなくて医院に行くと、癌の疑いがあるというので、J大学病院に精密検査に行ったらしい。そんな所に癌ができるなんて、いい歳して舶来煙草などよっぽど吸っているから、自得だろう!と、厳しい娘。 日が長くなったと思う。早起きはしないから、朝はわからないけれど。
レコードといえば、米英盤がいちばん音が良いとはいうけれど、家には割りと伊盤が多くて、これが結構、音が良い。ていうより、楽器がいいのかもしれない。弦楽器の国だし、録音するような演奏家は最低でも数千万円の楽器を弾いているわけで、ハーモニクスが五感に伝わってくる。 花粉アレルギーにも効いちゃうモーツァルトの弦楽、笛も聴く。因みにピアノは高い周波数が出ない楽器なのであまり効果なし。 まあ、お薦めとしてはディヴェルティメントK.137(変ロ蝶々)、ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲K.364(変ホ町長)かな。 すっかりメロドラマ王になってしまったので、牡丹と薔薇を観てから、会社に原稿を取りに行く。今度は還暦のおばはん作家の小説。
2004年02月15日(日) |
日本語ベートーヴェン |
昼、高円寺の越南料理屋台で昼餐。テレマンなどのレコードを買って中野。夕刻より、ヴィオロンの蓄音機コンサート、ベートーヴェン特集。こういう所に来る人間は、シャーツをジュボンの中に入れて眼鏡を掛けたような人間ばかりだと思っている人も多いと思うけれど、皮ジャン、デニム、パンク、ゴスロリ、ナイキのジャージー等、とてもクラシックを聴くとは思えないような人々ばかりなのである。 戦前の日本で録音した日本人による日本語の第九などを聴く。テノールの鼻に抜けるような歌い方が昭和の歌謡みたいで可笑しい。 福寿庵でカリー南蛮を食べて帰宅。
2004年02月14日(土) |
マーラーの聖ヴァレンタイン |
Rが散髪に行くと言うのでわおんに行くように勧める。午後より茶水へ。ユニオンが妙に空いているけれど、皆新宿店に押し寄せているからに違いない。Dvořákの室内楽(勿論WM盤)など購入。神保町に在る、未拓のクラシック専門店に行ったら、0が2つぐらい多いし、店員も30年前から同じ眼鏡を掛けているような人ばかりで手が出ず。水道橋のラクーアで時間を潰してから文京シビックホールに行ったら、既に年配者が辛そうに列を作っている。入場料千円。二階席の最前列。 ウォルトンのヴィオラ協奏曲:技を思う存分聴かされたけれども、ヴィオラはやっぱり脇役か、室内楽の楽器だと思う。ヴァイオリンと同じように弾いても、ドギツイ花になってしまって、大輪の花にはならない。だったら、小さな可憐な花の方が良いに決まっている。 マーラー1番:アマオケとしては最高の演奏だった。マーラーの抑揚が素晴らしき。ヴァレンタインにマーラーという巨大な憂鬱を受け入れる数百人の人と共に。 それにしても、ホルンと言うラッパは音が抜けないなあ。大体、ラッパが後ろを向いていて音が篭る。後ろ向きで演奏すればいいのに、といつも思うのは私だけか。 帰って、チョコレイトを食。
自転車で下井草へ行き、チェック業務。西武沿線のこの辺りというのは歩道が狭い上に空っぽのバスばかり通って、合理的でない町だと思う。葉書、電球、古本など購入して帰宅。 髪の毛が伸びるのが遅いような気がする。十年ブリぐらいに長髪にして、大バッハのようにしようと思い立ったのに、これが全然伸びない。
新ぶら。エラワンでタイ式昼餐。本日、ユニオン新宿店クラシック館のオープン日なので、行ってみたけど看板がない。確認してビルの3階に行くと在るじゃないの。狭い店内に50男のような難しい顔したので、牛牛に混んでいて、婦人服のバーゲンの如し。(ひしめくという字が「犇く」と書くのはギュウギュウ詰めってことだからである) 曇った眼鏡で、ヴィヴァルディ、スメタナの室内楽など掴んで列に40分程並んでようやく脱出。大体皆、買う枚数が半端じゃないので時間がかかるのだけど、開店二時間で店一軒分なくなるほどの勢い。 ハンズで螺子と真鍮針金など購入して戻る。Vに行ったら、同じユニオンの袋を持った人あり。夜、もんじゃの晩餐。
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