あたろーの日記
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旧暦9月24日。 今日は会社を休んで用事を片づけた。出掛ける前に、朝、自宅PCで、前夜見つけた神戸の古書店に、欲しかった本の注文をした。ロバート・ラドラムの文庫本6冊。『暗殺者』をかなり昔に図書館から借りて読んだことがあって、すんごく面白かったのだけど、ラドラムはそれきりだった。が、先日、ヤフーの映画配信で『暗殺者』の映画化『ボーン・アイデンティティ』を初めて観て、原作の『暗殺者』ってこんな感じだったかなー、ストーリーがちょいと違うよーな・・・と思ったらもうたまらなく再読したくなってしまい、昨日神保町に寄ったわけなんであります。いや、映画は、あれはあれで面白い。つか、マット・デイモンってこんなに格好良かったかな、って思うくらい素敵だった。なんていうか、母性をくすぐられるというか。昔はマット・ディロンの誤植(?)だろうと勘違いしたんだけど。それで、映画観てて、はて、この話どこかで聞いたか読んだかしたような、と思って調べたら、昔読んだラドラムだった。 残念ながら、ラドラムはもうお亡くなりになっていて、新しい作品は出ない。しかも、翻訳されて文庫になっているタイトルでも、新刊書店で入手できないものも多い。アマゾンでラドラムを検索してこれまた初めて知ったのだけれど、大好きな俳優ルトガー・ハウアー(学生時代に『聖なる酔っぱらいの伝説』を観に行きはまった。アクションからシリアスもの、ホームレス役からレプリカント役まで芸達者な役者)主演の『バイオレント・サタデー』の原作もラドラムとのこと。しかし、この本も入手不可。 うーん。毎日毎日新刊がどんどん出てくるけれど、流通するタイトルの数は非常に多いけれど、それぞれが市場に流通し続ける期間のあまりにも短いこと短いこと。新刊書店で、たとえメジャーな出版社の本であっても、読みたいと思ったときに購入しておかなければ、数年後、よしあれを読もうなんて気になっても、もう遅かったりするんだなこれが。なんだか、日本の出版事情って、読者にとってちょっと不幸な状態に陥ってないでしょうか。。。(泣) ともかく、ラドラムを早く読みたくてうずうずしています。 夕ご飯は、先日友達から仙台のお土産に貰った、「利休」の牛たんシチュー。レトルトを鍋で温めてご飯の上にかけると、口いっぱいの大きさの牛タンがゴロゴロ出てきた。柔らかくて美味しかったです。
2006年11月13日(月) |
PR誌をもらってきただけ。 |
旧暦9月23日。 子供から大人まで、心の中の闇を、言葉や暴力によって他人にねちねちとぶつけてくるような、それでいて表向きは周囲と横並びで没個性っていうか、なんとなくうまくやってるっていうか、とにかくイヤな世の中になったなあ、という感じ。他人を自殺に追い込むいじめ、自分の子や内縁の相手の子供を虐待したり、挙げ句殺してしまったり。虐待や殺すのだったら、最初から子供産むなと言いたい。子供は親を選べないのに。
残業せずに退社。神保町まで電車で行き、閉店間際の古書店の何軒かを覗き、三省堂書店にもちょっと入る。読みたい本があって、探してみたのだけど、ない。版元では在庫切れ重版未定。なんでよ、って、ちょっと文句言いたくなる。神保町に寄って手ぶらで帰るのもつまらないので、三省堂のPR誌コーナーから、『アスペクト』のPR誌と、『本が好き!』(光文社)を貰ってくる。ほんとは筑摩書店の『ちくま』が欲しかったんだけど、最近なかなか入手できない。すぐさばけちゃうんだなきっと。面白いもの。 だけど、『アスペクト』『本が好き!』もなかなか楽しめそうな誌面だ。「『泣ける本』で泣いてたまるか!」「酒と読書」「哀愁遊園地」(以上『アスペクト』PR誌)等々。 その後神保町から走ったり歩いたりを繰り返しながら、トロトロと帰ってくる。途中、巣鴨の古書店にも寄る。帰宅前に銭湯に寄り、露天風呂の熱いのにじっくり浸かる。お湯の中で足の裏をもみもみ。それからロビーのソファーに座って、前から気になっていたけど見ず知らずのおじさん(とは限らない?)の水虫が移りそうで使う勇気がなかった足裏マッサージ器を、とうとう使う。100円玉入れて、足を突っ込んで、すると、ゆっくりゆっくり、でも、ぎゅっ、と、ぎゅっぎゅっぎゅっーっと、足裏を突起状のものがマッサージしてくれる。時々痛いんだけど、それがあとからじわじわ快感になってくる。この日記を書いている今もまた、出掛けていって足裏マッサージ器に足を突っ込みたい気分。癖になりそうです。
2006年11月12日(日) |
モンクのつけようがありません。 |
旧暦9月22日。 ずーっと自宅に閉じこもっていた。巣鴨の菊まつりに行くのを忘れてた。 だけど、計画したことほとんどはかどらなかった1日。なんだか消化不良の休日。 それにしても今日は寒い。部屋はまだ暖房つけてないけど、そろそろ必要かな・・・いや、一度着けてしまうとそれから毎日暖房なしでは我慢できなくなりそうで。とりあえず、フリース2枚重ねと膝掛けで。 格好つけるわけじゃないけど、ジャズとコーヒーの似合う季節になりましたな。セロニアス・モンク・カルテットのライブ盤を。図書館から借りてきてiPodに入れているものです。ジャズは、スタジオ録音のお行儀のよいものよりも、臨場感溢れるライブ盤のほうが、ミュージシャンも活き活きしていて何が起こるか分からないスリルに充ちていて、聴き応えがあるよーな気がする。時々無意識に呼吸を止めて演奏に聴き入って心臓のバクバクが感じられるほどスリリングな瞬間がある。あー、一軒家で、大音響で、ソファーに埋まって音楽聴いてみたいわぁ。地下室とかで。そう夢見つつ、四畳半でヘッドフォンして小さくなってマグカップ抱える私。 いやいや、音楽聴くことが出来る環境にいるってだけでも、幸せだよね。
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