浪漫のカケラもありゃしねえっ!
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2003年05月28日(水) シュツットガルトのイベント/エタップ・デュ・ツール

ときおり趣味の音楽バンドとF1が、交錯するときがあります。
シュツットガルトのシュロスの庭園で、24日に我が愛しの蠍団がコンサート。オフィシャルサイトには、その直前にホテルで収録されたインタビュービデオが置かれていた。(頼むからTOPにはいるたびに自動的に13分ものビデオ画像を読み込ませるのはやめてくれよ。お姉さん、いくらマティアスが可愛くても、ブラウザ3度も落とされちゃあ、いいかげん怒っちゃうよ(-_-;))
これは、ドイツの自動車クラブ創立100周年のために企画されたイベント。
で、翌日の25日にはキミとラルフがシュツットガルト市内を走行
キミラルフってば、石畳のまぎわ走ってますじょ
思わず、あの狭くて坂ばっかりいっぱいあって歩きにくかったシュツットガルトの町並みを思い出してしまいました。郊外にいくと道はバカッ広かったけどさ。郊外に工場がいっぱいある街、という印象でした。
....シュツットガルト郊外で工場勤務と二足ワラジはいてた、PFのラルフのことまで思い出したり。彼も家族や友達と見物にいったのかなー、なんてね。(^^;)

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F速の方で「ツール・ド・フランス」出場、と書かれていた琢磨君。彼のオフィシャルサイトのBBSを見にいってみたら、「エタップ・デュ・ツール」参加予定、の間違いだったようです。
エタップ・デュ・ツール(L'TAPE DU TOUR)は、ツール・ド・フランスの期間中に一般参加で一区間を走行するイベントらしいです。以前にプロスト教授が参加したり、ウェーバーなどF1ドライバー達が走行したのもこのイベントらしく、参加者は数千人にもなるとか。 
こちらが申し込みについての説明サイトなのかな?
調べていたら、こんなツァーもあるらしい。今年は7月16日、けっこう高い山を走行するらしいです。誰かトライしてみますか?

そいえば、蠍団は去年のツール・ド・フランスの初日にもそれと連動するコンサート開いてたっけ。こういう国際的なイベントに呼ばれるバンドになっちゃったんだなあ。


2003年05月25日(日) インディ500

カラダが持たないだろうと、早い時間からぐーすか寝ていたんですが、なぜか夜中の1時に目が覚めてしまいました。
。。。。見たいのか? カラダが反応しちゃうほど、そんなに見たかったのか?(^^;)>オレ
というわけでライブタイミングを見てしまいました〜。(自爆)
やっぱし半分眠りながらになっちゃったり、あちこち巡回してカキコしながらでしたけどさ。(^^;)
とりあえずIE5入れてライブタイミング見られるようになったからさあ。あれだけ時間かけてダウンロードしたのに活用しないんじゃもったいなくて。(をい)
うー、しかし、中途半端な時間になって、出勤まで眠れないけど、頭、働いてないな。ろくに感想が出てこないじゃん。(^^;)
まあともかく、日本人ドライバー達、がんばってくれたわー。
これで日本でのアメリカンレースの注目度やモテギがまた盛り上がってくれればいいなあ。

面白く思った記事は、マイケル・アンドレッティのインタビューでした。
父マリオと子マイケル、インタビューでこの関係にふれてるのは、初めて読みましたわ。ふうむ、興味深い。
ジャックやデイモンの場合は、レース始めたときにはおとーちゃんもう亡くなってましたからねえ。父親像の捉え方も違うか。
トーマス・シェクターやニコ・ロスベルグ、マティアス・ラウダ、ピケ・ジュニア(名前、忘れた(笑))、彼らがたどっていく道もまた、どうなって行くんでしょう。
現役で肉親といっしょに走るってのは、ラルフ・シューマッハもそうですな。彼の場合は、もう百戦こえましたなあ。
勝ちに対する貪欲さ、仕事中毒のような行動は、兄には一歩およばないかもしれない。
兄の場合は、チームとの一体感に喜びを抱く『組織型人間』の傾向もあると思いますが。(笑)

巡回してるうちに、こんなのも見つけました。
リアルネットワークの有料F1コーナーの申し込みコーナー
リアルネットワークの方は有料なんですな。どれくらい価値がある映像やニュースが配信されるかかは、誰か申し込んだ人に教えてもらいたいっす。(自分じゃ、申し込まないんかい?(笑))
ネット上のものにもだんだんと有料化の波が襲ってまいりました。
わたしゃ、軍用のネットワークからそれをタダで遊びに使い始めた者達が出てきた、っていうネットの成り立ちをアッパレ!と思う人間だからさ、有料商売サイトの隆盛ってのには、肩をすくめるしかありませんけどね。
EurosportのF1ビデオコーナー
こっちは無料だ!(笑)
これからも、楽しく無料開放された情報を拾って集めますさ。


2003年05月18日(日) F1オーストリアGP/ネット上の恍惚

「....あんた、やっぱりバケモノだよ!」
そのセリフに尽きるオーストリアでございましたことよ。
あー、このセリフ、ひさしぶりに使わせてもらったな。(笑)
予選....あんだけ挙動みだしてリア滑らしといて、どうしてPPとれるんだよ、べらぼうめっ!
決勝....マシンに火がついて消火液ぶっかけられといて、どうしてあれほどファステスト刻めるってんだよ、このバケモノ〜っ!!
....結論。あきらめの悪さについてはF1界イチだよ、やっぱり。(^^:)
しゃにむにあがいてあがきまわってしがみついていくから、不可能を可能にして勝利を引き寄せちまう人だったよ。
最後の最後まであがいてくれる人だから、そうして普通ならあきらめちまうリザルトさえ持って帰ってくれる人だから、チームはあんたのために懸命に働くんだ。あんたを尊敬し、愛するんだ。

雨が降るかもという予報を目にし、予選の最後に見事セクター1の挙動の乱れをひっくり返してPP奪取。気になってたまらなかったのね。
うちのヨワヨワ回線&ヘッポコMacでは、F1オフィシャルサイトのライブタイミングの情報更新スピードには追いつけず、レース中は表示不可なことが判明したものでねえ。念願のオフィシャルなタイミングモニターを見たくてしょうがなかったわけ。
月曜も休みだし、半額デーでいいチャンス。で、わざわざネットカフェにやってきたのさ。CS放送は入らないけど、地上波見られるし、高速回線と最新ブラウザで見てみたいサイトはほかにもあったし。
....そう、そして、私は恍惚となったわけだ。
見つめる数字の推移と文字コメントだけの静かな観戦。それでも、血は熱くなっていくもんなんだぜ。
見つめる数字、セクタータイムが次々更新されていく。周回遅れの位置もセクタータイム更新のタイミングで、だいたい想像がつく。ああ、これを1年前にほしかった。エディが走ってるときに見たかったぜ!
これを見ることのできた去年までの欧州デジタルTVの視聴者にとっては、どんなにすばらしい観戦だったことか!
ここのライブタイミングではスピード計時や最高速は表示されないが、周回タイムとセクタータイム、自己ベストタイムはグリーンに、ファステストタイムは紫(オフィシャルサイトでは「マゼンタ」と書かれているが)で、数字が表される。
そう、これが、フランク・ウィリアムズの記事で知った「パープルを更新する」ことなのだ。彼がラルフを自チームに迎え入れたいと目をつけたきっかけは、雨の中でパープルを更新するラルフの姿だったという。このエピソードに、GPをちがう視点で見つめているチーム関係者たち(および取材陣)に、彼らにしか見られないだろうGPのデータがもたらす興奮に、どうしようもない羨望を覚えたものだ。
そして、私は、ライブタイミングのコメントに「fire」という文字を見る。
ミハエルのマシンがピットで燃えた事を知る。それでもマシンはコースに戻ったことを知る。
ピットで火。映像のないコメント画面に、過去の事故を連想する。
その恐怖とパニックのまださめやらぬ周回だったさ。ミハエルがパープルを更新していったのは!
各セクタータイム、周回タイム、紫の数字が次々現れる。自己ベストを更新し、さらに紫に輝く数字。誇らかに輝き、他を圧倒するその存在感。
これだ。これが、パープルのもたらす興奮なんだ!
この戦慄。この興奮。
この人は、いったい何度、いや、何十度、このような驚嘆する瞬間をグランプリにもたらしてきたのか!
そして、これを何年も目にしてきただろうチームの者たちを思うがいい。ありうべからざる火。トラブルに襲われたチームに、輝く紫の数字を軌跡に残してこたえる帝王を、彼らはどんな目で見つめるのか。ピットに戻ってくるエースを迎える気持ちを思うがいい。先ほどの動揺を収め、万にひとつの間違いもなく送り出さねばならぬと、心は震え立たないか。
この人は、こうして、人の心をつかんできたのだ。

地上波を見る。タイム計時では見落としていたモノの興奮を見つめる。
美しいラインを描くマシンの軌跡、オーバーテイクの醍醐味は、やはり映像あってこそだ。
「キミちゃーん、そこで抑えなきゃタイトル狙えないわよっ!」と応援に力の入る私は、やはり跳ね馬ティフォシではないのだなあ。(笑)
ネバリ強い子はスキよっ。追いつ追われつがあってこそ、われらが帝王はさらに輝くのだから、この子に頑張ってもらわねばっ。
うひー、給油時にガソリンに火が入るって、リアルタイムのGPじゃはじめて見たよ。(CARTのエタノール燃料は、燃えても火が見えないもんなあ(^^;))
よくまあ、あれ以上燃え広がらず、消火液でマシンに支障もきたさず、無事に走れたもんだよ。(たぶん最初の数周は、マシンの様子をさぐりながら走っていたんだろうけど)なかなか優勝に結びつかなかったオーストリアGPの、これが厄ばらいになったんだろうか。
ホンマに、あの紫の数字をリアルタイムで映像といっしょに見ていたら、どのような興奮であったことだろうか。
ひさびさに、バケモノっぷりを堪能させていただきましたわい。
願わくば、この恍惚を未来のGPでもまた、数限りなく体験させたまうことを。
我らを幾たびもひざまずかせ、その威容にひれ伏させたまえ。我らが愛しの帝王さま....。

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さて、ネットカフェに出かけたもうひとつの目当てはSCORPIONSオフィシャルサイトのビデオ鑑賞でありました。
"A MOMENT IN A MILLION YEARS"....私が自サイトの名にはこれしかない!と思いさだめた曲のビデオが置いてあったのであります。
この曲の歌詞は、蠍団のライブで体験した光景、そこで抱いた思いそのもの。ライブの喜び、この夜が終わらなければいいと願う、そんな思いをともにしてくれていたと知って、泣いてしまった曲。
クラウスが書いてくれた大切な曲。バンドからわしらファンへの贈り物。これはわしらの曲だ。
それのプロモビデオをいつまでも見ずに済ますわけにはいかねえってもんさ。
....ハイ、もう何度も聴いてしまいましたよ。
高速回線はすばらしかったです。画像もきれいでした。
美しいマレーシアの光景、ペトロナスタワー。年を重ねて、さらに年輪を刻んだメンバーたちの顔。ほっそりとしたクラウスの肢体。そっとのばされる指。
ううう、聴いてよかった。アレンジが違う。原曲ピアノのところをギターの調べがせつないぜ。やっぱり蠍はこうでなきゃ。うう、ソロがマティアスだー!(喜)
うむ、ギターは、この形ってファイアーバード?、後半持ち替えてるストラトは、ポジションマークのインレイが普通と違うから、マティアスの特注モデルだろうな。
「けれど、僕のハートは君とともにとどまる」挿入された歌詞を聞き取って、胸がまた熱くなる。
99年の映像だけれど、老けた....という印象に愕然とする。
早く会いに行かなければ。この曲を書いてくれたお礼を、まだクラウスに言っていないのだから。彼らがこれをプレイするところを、まだ生で目にしていないのだから。
愛しい人、ありがとう、....そう手紙でも書きはじめようか。

....そして、恍惚と陶酔の夜はふけていく。
速さを求め、貪欲に勝利を求めて、マシンと一体の美しい生き物になるミハエル。
そして、蠍団。水晶の鐘のように、きらめいて鳴り響くその音。美しく妖しく官能的なギター。愛らしく、心の張り裂けるような歌を歌ってくれるクラウス。
遠い国ドイツに生まれた彼らという存在に出会うことのできた喜び。
たぐいまれな人たちと同じ時代を生きる興奮。
彼らの美しい姿を見つめることのできる時代に生まれた幸せ。
....こみあげる愛情に、今夜はとても眠れはしないのだ。


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