浪漫のカケラもありゃしねえっ!
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2004年01月19日(月) バースデイ

19日はジェンス君のお誕生日。同じ日に生まれてる人にはユーミンとかヒッキーとかいるようですが、わたしゃ歌姫ではありません。替え歌は作るけどオンチには自信があるのだ。(をい)
そう、我が誕生日でおます。いやー、十時間も母親苦しめた難産でなきゃ18日生まれだったんだけどさー。○○年前の吹雪の深夜に仮死状態で頭にでかいコブつくって出てきて、医者にどつかれてやっと産声あげたらしいのですわな。
しまった、運転免許証、切り換えなのにどこかに落としちまったらしいよ。
しまった、仕事だからショートケーキも買って帰れないじゃんよ。
しまった、それじゃプチ鍋でもしようかと思ってたのに、別宅用グリル鍋買い忘れてるじゃんよ。ついでに炊飯器も買い損ねてるし〜。
こんなふうにすっかりウカツに終わった○○才最後の日なのでした。
こんな年ともなりますと、冥土の旅の一里塚って気もいたしまして。
祝うってほどでもないんだけれど、ふだんよりはちょっぴりリッチな気分に浸りたいですな。
なんか幸せな気持ちになれそうなビデオでも借りて来ようかなー。(それですますんかい?)


2003年12月19日(金) 吹雪の中『ラスト・サムライ』を見たのだ

強風注意報の出た吹雪の中『ラスト・サムライ』を見に行きました。
おかげで帰りは強風でJRストップ。JRさんがタクシー代負担してくれて、かろうじて帰宅。
明朝の勤務開始時間までにJRが動くかどうかや不安です。うみゅー。(^^;)

まあ、ともかく、可愛い可愛い真田君と渡辺謙様をそろえてもらって明治初頭が舞台と来れば、そらあ見ずにはおられません。
しかもメリケン映画が武士道を描こうってんですから、こちとら心配にもなるっちゅうもんですがなっ。
マイ愛しいベスト5に入ってくれる時代劇俳優達がどー描かれちゃうのか心配したけれど、ご本人達が封切りのイベントで嬉しそうにキャイキャイとび跳ねてたから、余計気になってさあ。(真田君と謙様があんなはしゃいでる姿、びっくりしましたわさ)
ええ、珍しく割引券を家に忘れてきたのに、我慢できず映画見てパンフまでも買っちゃったよ〜。(自分的にはけっこう散財してる気持ち。で、真田君が英国の勲章をもらったというのをそれで読んで、ビックリしたわさ(^^;))
たぶん、しばらくしたらまた見に行きたくなるんだろうなあ。(^^;)←かなり気にいった部類にはいるらしい。

外国の人達から見た【武士道】【サムライ】という少々エキゾチックな世界を多大に美化している気配もあるのが、【ランド・オブ・ライジング・サン】に生まれ育った人間としてはちょい照れて困っちゃうけどねー。
幕末・明治物にくわしい人は、アレ?と戸惑うかもね。モデルは幾人かいそうだけど、全くのフィクションだから。
舞台を吉野に設定したのは、南北朝時代のゲリラ的な活動を多年にわたって長らえさせてきた土地柄のせいか。
結い髪とか町並み、民家などの日本の風俗ね、コレは幕末から明治初頭の実際の写真のイメージに近いかもなあ。
プロの髪結いに髪を結わせる層というのは少なくて自分たちで結っていたから、当時の人物写真の髪は【時代劇】用のヅラとはカタチが違ってる。そんな点をあらためて思い出させてくれるくらい、考証には力入れてる気配。
真田君なんかも小道具とか所作の細かい点をどんどん指摘してたようだし。
わしら日本人が感じるだろう違和感はいわゆる日本映画の【時代劇】があまり手間かけず【お約束】や大量にあるセットやカツラなどの有り物で通しちゃったからのせいもあるのかな。

これは、ショーグン政権が倒れエンペラー・ムツヒトの統治がはじまったばかりの時代に起こった出来事のあれこれをエッセンスとして抽出して醸されたひとつのフィクション。ペルリ提督の国から来た人の目を通した、ある国の戦士達の物語。
前に『パールハーバー』見たときにも書いたけど、異文化の人達にとってはサムライの論理というのはちょっぴりクリンゴンなんだろう。
なぜ剣を魂とするのか、なぜ残忍な死に自ら向かうのか、なにを名誉とし最高の価値観とするのか、それを理解するきっかけはどこかにあるのか。
明治・幕末・時代劇好き人間、わしらこの国に生まれ育った人間の脳裏に刻まれたイメージとの相違にはアレ?とひっかかるような点もあろうけど、それらはさておいて、主役のトムさんといっしょにそのエキゾチックさを味わい、その謎に巻き込まれ、ともに読みとき理解し、魅了されていくのも一興であるよ。

それにしても、映画人というオトコノコ達には、こういう大量動員の戦闘シーンは夢なんだろうねえ。『ブレイブハート』(これはマイフェイバリッド映画!)とか、南北戦争物の『パトリオット』とか思い出しちゃったけどね。
戦闘シーンの撮影はその『ブレイブハート』『グラデュエーター』(これはローマ対ゲルマン民族の戦闘シーンも最高でやんした)を撮った人がやっとりますから、迫力ありです。
疾走する騎馬。その馬体と鎧の量感。あがる白塵。浴びせられる銃弾。この瞬間に収束していく物語の流れ。ああ、まったく見事でありましたよ。
その馬の疾走に、剣士達の雄叫びに、物語の魂がともにおらび叫び出す瞬間を感じましたさ。

んでね、渡辺謙という俳優を堪能するなら、この映画は最高ね〜!
堂々の迫力。その声音、その陰影に富んだ表情が素晴らしい。
真田君の方はワキで押さえた演技だけど、鬼侍ぶりがりりしくステキです。
彼らのハリウッドへの登場が、こういう映画でよかったと思うのよ。
彼ら自身の存在感が物語と分かちがたく結びついて、その世界から離れるのがおしまれる気持ちにいつの間にかなっちゃうんだな。
もう、泣く。泣くしかない。泣かずにいられるかってな作りにされとりますから、のせられて泣きました。うははははは、気持ちよく泣かされちゃったよー。(^^;)

この物語自身はフィクションであるけれど、やっぱり【西郷隆盛】という存在からインスパイアされたらしい。
コレ見ててふと思い出したのよね。『田原坂』の壮絶な歌詞。
田原坂というのは西南戦争の激戦地で、♪雨は降る降る、人馬は濡れる、越すに越されぬ田原坂〜、♪右手(めて)に血刀、左手(ゆんで)に手綱、馬上豊かに美少年〜、と歌われて、その「美少年の像」も田原坂には建っているそうですが、その続きの歌詞を知ったのはわりと最近のこと。
♪どうせ死ぬなら桜の下よ、死なば屍(かばね)に花が散る〜、♪春は桜に秋なら紅葉、岩を枕に骸(むくろ)散る〜。。。。。だったかな?
西南戦争の時は、元幕臣や元会津藩士など戊辰戦争の生き残り達が、薩摩憎しと志願していったという話もあり。
山田風太郎の『警視庁草紙』の中では、西郷に謀略をしかけたのは同郷の川地警視総監でしたが。(でも、風太郎さんは虚実を上手く編み上げるのが上手いから、大久保黒幕&川地謀略説にもある程度の史実はあるんだろなー)警視庁抜刀隊がざっざと行進していく姿。あれやこれや思い出してね、日本最後の内戦=西南戦争について、なんか本はないかとまた探したくなってきたですよ。

うん、しかし、ジャパンという国の戦士達、その壮絶な生き様を見せる時代物を外国の人達に作られちゃったのって、ちょい悔しいかもしんない。
いつか、日本映画で、原作つきとかじゃなくオリジナルな脚本で、でっかいスケールの時代物を見てみたい。雄々しくて、そしてせつなくなるような話をさ。
同じ国の伝統と歴史を知ってる人間だから、史上有名な人物だから、絶大な人気を誇った原作だから、ってな【お約束】では、人のハートは引き込めないよ。
ときどき思うんだ。日本映画って、美術系より文学系の人多いんじゃないかって。右脳より左脳で考えて撮ってる、観客に文脈考えさせながら見せてる?って印象がしてさ。
そんなことをまた考えたりもしましたさ。


2003年12月13日(土) 替え歌習作

『勝手にしやがって』(『勝手にしやがれ』鈴鹿GP編)

♪土壇場に寝返りくって、発表聞いている〜
♪やっぱり〜、ジャックは〜、出ていくんだなー
♪悪いレースばかりじゃないと〜、思い出〜かき集め〜
♪悲嘆に〜くれてる〜ファン達〜居てる〜
♪行った先でも幸せに走れりゃい〜いぃ〜
♪戻る気になりゃ、いつでもおいでよ〜
♪せめて〜今度は〜かっこよく走〜れてくれ〜
♪後退〜してる髪〜、植えてみてくれ〜
♪あーあー、あーあー、あーああーあああー
♪あーあー、あーああー!

♪冷蔵庫〜テレビを抱いて〜、窓辺に〜投げつける〜
♪兄弟〜、暴れて〜いるのが見える〜
♪やめろよと言うのも誰も〜、言えない〜感じだし〜
♪またかと〜、つぶやき〜、肩す〜くめるさー
♪勝って堂々暴れてるわけじゃなぁーいー
♪8位チャンプに照れても〜コレだよー
♪夜とーいうのに、フォークリフト駆って〜
♪朝まで〜ふざけそう〜、ソンガイバイショウだー
♪あーあー、あーあー、あーああーあああー
♪あーあー、あーああー!


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