浪漫のカケラもありゃしねえっ!
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2004年08月06日(金) |
プールリーグ熱いっすね |
ネットしばらく見ない間に、フィジコはルノー復帰が決まったし(頼むから不運の星をぬぐってくれよ、ベイべー!)、次戦はダ・マッタが下ろされてゾンタが乗るらしいし、エフワン界はシート移動の玉突きゲームがすでに始まってそうな気配。 うひゃあ、なんとジェンソン・バトン移籍っ! あざやかなデビューをBMWウィリアムズで飾りながら、アメリカに貸し出してたモントーヤを帰ってこさせるために、ただ1年で修行に出されちゃったジェンス。(長い修行になっちまったけど)そのモントーヤ&ラルフのコンビが去ってしまう来季、ポディウムの頂点を狙えるドライバーとして、古巣へ迎えられる。母国名門チームへの凱旋いう印象でもある。 さて、エースをさらわれて、B.A.R.ホンダも黙っちゃいられず、契約違反だと主張してるようですにゃ。 相手はF1界の古強者、ウィリアムズ。新参チームに太刀打ちできるかどうか。違約金くらいはぶん取れるかなあ? それとも、ひっくり返せる可能性はあるのか? もちろんみんなプロだから、契約ある間はリザルトのためにベストを尽くすんだけどさ、一度こういうことが起こるとチームとの壁ができそうだよなあ。 うーん、それを乗り越えられる強靭な神経をもてるのか。行くも戻るも、苦難の道だよ。タフな男になるんだよ、ジェンス。 チームメイトは、ウェーバーか。。。。。美青年コンビやな。F1レーシング誌あたりが、美麗フォト撮ってくれるのを期待しましょ! フランク・ウイリアムズおじさまは、若くてイキのいいドライバーがお好きで、いろんな子にツバつけて、どう成長していくのかを見守ってる感じ。可愛い子を千尋の谷(パトリック親方の怒鳴り声の矢面とかレンタル移籍とか契約金値切りとか)に突き落として、それでも這い上がってくる頑丈な坊やだけ選んで、あまり高い契約金吹っかけるようになるとあきらめちゃう。いつもそんなパターン。 ラルフの怪我でジェネやピッツォニアが代役に起用されたばかりだけれど、ジェンスとの契約発表は「君ではまだ充分ではない」と言われたようなもの。これでお気に入りといわれるピッツォニアを発奮させ、ガムシャラにリザルトに食いつくのも狙っているのか。(笑) ホンマ、千尋の谷〜。コワイデスネ、オソロシデスネ、シタタカデスネ〜。そやから、このチームのオジサマたち、大好きなんやわー。(^^;) フランクおじさまとパトリック親方のチームは、ドライバーにはちっともおやさしくございませんから、ガンガン怒鳴られても冷たく扱われても平気でいられる図太さ(これはラルフ&モンチは得意だったろーなー)と、おじさまたち好みのコース上での肝っ玉バトル(こっちは同士討ち多発で怒られちょったが)が必要なのが、これからたいへんなところでございますじょ。ここで生き残れるくらい、したたかでたくましい、鉄の○○もったオトコはんに育ちんしゃいよ。
ふむ、空いた大猫のシートにはクルサードの名がちらほらと。んでも、B.A.R.も空いちゃったもんな。どうするかな、デヴィッド? 正直いって、琢磨には「安定感」がまだ身についてないもんね。ポイントを狙えるコンビを考えるなら、チームメイトにゃベテランがほしいところ。アンソニー・デヴィッドソンでは、ちょっと大博打だよ。>F1レーシング誌のおじさまがた(^^;)
んで、来季からウチの子ラルちゃん(をい)がお世話になるトヨタ。 ダ・マッタちゃん、下ろされちゃったのね。サロを下ろしたときの唐突さを思い出したよ。開発ドライバーとしての貢献にシートを与えたものの、思うようにならないリザルトにドリーム膨らませてた上層部の失望の声があったのかなーと、あの時は思ったさ。今回も、トヨタご一行さまが大勢いらっしゃるドイツGPの直後だったからさ。 ダ・マッタの場合は、アメリカンレースの戦績でのトヨタからの「ご褒美」、そんな印象だった。テストではF1を経験してたトラより速かったけれど、リザルトにつながらない。シーズン後半へ突入するからには、F1経験のあるテストドライバー、ゾンタで「実」をとりたい。そう考えたのだろうか。 彼らは、優れた開発ドライバー、パニスを手に入れた。彼らは、名の轟いた空力デザイナー、ガスコインを手に入れた。そして彼らは、何度も優勝経験のあるドライバー、ラルフを手に入れた。ラルフのチームメイトが誰になるかは、まだわからない。たぶん今度は、新人ではないだろう。 「シューマッハが欲しい」 トヨタの社長は、チーム立ち上げ当初から、何度もくりかえし口にしてきた。(これはシューマッハ兄のことを指してる) トヨタで走ってきたドライバーたちは、苦笑いしたろうよ。 最高のドライバーが欲しい。もちろんどのチームもそう思う。最高のドライバー、マシンの可能性を限界まで引き出すレース巧者で、自チームとトップチームの本来の差がどんなものか測りたい。みながそれを渇望する。 ああ、だけどさ。わしらのミハエル兄ちゃんは、ひとりで皇帝シューマッハしてるんじゃないんだよ。 もちろんミハエル・シューマッハというドライバー自身の資質が、速さを追求する貪欲さと周囲を巻き込むようなエネルギーをもっていたこともあるのだけれど。 チームを建て直し、壊れない頑丈なマシンをつくってくれる人たちがいて、どん底の時期にも守ってくれる人たちがいて、彼個人と彼を取り囲み力を与えてきた環境とは、いつのころからか切り離せないくらいに密になってる。ロスなど十数年の付き合いで、戦略巧者シューマッハ、というイメージのどれほどを支えてきたかわからない。 ミハエルを思うとき、わしは彼を「組織人」と思う。ひとつの目標のために組み上げられたファミリーの一員であることを、彼は楽しんでいる。だから、どんな大記録を達しようと、このジャーマンシェパードは新たな獲物を狩り立て、ファミリーに持ち帰るために目を輝かせるんだ。 おそらく、ミハエル・シューマッハ個人と同程度のポテンシャルを持つドライバーは、この世界に幾人も現れているんだろう。その可能性をもったドライバーをたくましい狩人の王に育てるのは、チームとの結びつきにほかならない。 「シューマッハが欲しい」と、あの社長はこれからも言いはるやろうか。ふうむ、兄は不可能だけど、弟は手に入れたじゃん。しっかり育ててみなさいや。 モントーヤほどではないが、てこずるマシンを乗りこなす許容度、マシンコントロール能力はある。雨には、まあまあ強いはずだ。シーズン中に好調不調の波はあるが、アホなミスと気の緩みに注意させれば、安定したしぶとい走りを見せるだろう。そして、マシンがピシッと決まれば恐ろしく速くなる。 兄より弟の方がなつかせるのが難しそうな大型犬だけど、うまく餌付けすれば、いい猟犬になってリザルトを持ち帰ってくれるだろうさ。 。。。。ワンコにたとえてみたら、「動物のお医者さん」の「俺はやるぜ!俺はやるぜ!」と気ぃ入れすぎて引き綱からませるシベリアンハスキーたちを連想してしまった。ラルフとモンちゃんって、そういうところあったよね。(笑) チームメイトは、ライバル意識剥き出しになる速さでないとラルフの気が緩むし、それでいて温和な相手でないとガッチャンコ。ラルフはヤルノがいいと言ってるらしいけど、ヤルノはクラッシュ避け上手ではないんだな。(笑) でもまあ、避け上手な人なんていないよなー。(^^;)
2004年07月20日(火) |
「スパイダーマン2」を見たのだ |
毎夜チャリかっ飛ばしてる最中、橋の上で顔に飛びくる蜘蛛の糸。今日はたった数時間でチャリに見事な巣を張られましてな。蜘蛛の眷属が誘ってるとなれば、その呼び声に行かねばなりますまい。 というわけで出かけていったレイトショウ。 なんと途中で音声途切れて映像中断、という上映事故が起こりましたわいな。(^^;) 20分くらい中断しましたかね。音声ぶちぶちやし、映画館はたいへんやろなあ。 まあ、ええわ。映画優待割引券もらったし。次の休みはスチームパンキッシュな予告編がツボついた「スチームボーイ」見るんだ〜い。 「キング・アーサー」の予告編も見たんやけどね。ランスロット役さんはステキそうやけど、アーサー王伝説に挑むなれば料理の腕が問題。 脳裏には、「エクスカリバー」の王=国土のイメージ(これの特撮はヨワヨワだったけど)やら小説「アヴァロンの霧」「常世の闇の魔女」の鮮烈な解釈があふれ返っちゃうし。 私はエピックファンタジーもダークファンタジーも好き。剣と魔法、神話伝説の世界、好き大好き。SF好き。特撮好き。アニメ好き。だからこそ、それを題材とした映画や歌詞には、なかなか納得できないんだ。 「ロード・オブ・ザ・リング」「ハリー・ポッター」「マトリックス」。。。。人気がある超大作だけど、悩んでかなーり頭抱えながら見ましたのさ。 かえってB級っぽくマニアックに萌える映画に惚れたりしてね。(笑)
さて、「スパイダーマン2」ですがな。予算的には超大作やね。 前作のときは、やっぱりちょいと困っちゃったのですよ。 アメコミ原作の世界に忠実にと、監督苦闘しちゃってるのがわかるしさ。 前作で特に気になったのは、特撮CGアニメ部分のカメラアングル。カメラ位置動きすぎて躍動感を損なってた傾向あり。 「ロード・オブ・〜」のカメラ位置グルグルみたく「見て!こんな派手なCG出来ちゃうんだよ!」とテクニックを見せびらかされると、萎えそうになって悩むんだよな。 ともあれ、脚線美やお肉は美しいし、苦悩する男の物語はストライクゾーンど真ん中だから、それなりに楽しんだのでござりますが。 そして、2だよ。 うお、カメラアングル、よくなってる! 今回の絵コンテきったヤツ、わかってるじゃん。CGアクションと生のアクションのつながりが、すごく自然になってる。こりゃあ、かなりの進歩ですよ。 オープニングの絵だとか、戦ってボロボロにされてくスパイディだとか、ツボついてくれる画面も拝めましたしね。 物語については、うーん、少〜し食い足りない気もするけどさ。スパイディをもちょっとせつなく過酷に追い詰めましょうよ、監督!(をい) しかし、このトビー・マグワイヤくん。気を失ってるときの顔が一番かわいいと思ったのは、私だけか。(笑)
2004年07月12日(月) |
イギリスGP/バンドはせつない生き物であることよ |
。。。。あっ、ミハエル、飛びついたらまたロスの腰痛がっ!、と口走ったのは、私だけではあるまい。(笑) なんとなーく、遠慮がちな飛びつき方だったのは気のせいか。以前は勢いつけて腹の上に着地してたよな〜?(^^;) 前回のフランスに引き続き、今回もピット戦略のマジック。 ピット戦略に関しては、他のチームががんばってくれてる例があまり見えないのでフェラーリの独壇場のように見えるんだが。実はギリギリのリスキーなのも多く、計算どおりに走れるとは限らないし、はずしてしまう例もしばしば見かけてきた。 賭けが当たるととすごく派手に見えるから、ライバルチームが疑心暗鬼で混乱する。それで効果が強まったレースもかなりあったと思う。 かつて、圧倒的な速さに、戦略の奇策をもって対するしかなかった時期があった。 果たしてタイトルを勝ち取る日がくるのだろうかと、歯噛みしながら見守っていた時期があった。 マクラーレンがついに進化を見せてきた。 ルノー、BARホンダ、新しいライバルたちも台頭してきた。 勝つことに対する飢え、それを抱いた人々が、チャンスを狙っている。 血が熱くなるような戦いを、また彼らは見せてくれるはずだ。
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ひさびさにHM専門誌を2ヶ月続けて買ったわよ。蠍団が載ってたら、立ち読みで済ませるわけにいかねえ。 今月は、カバーストーリーがメガデスだから、即買いだわよ。 ムスティンとエレフソンのインタビュー、感じるのは静かな悲しみ。 ふたたび同じフィルムの繰り返しを見るよう、と以前メガデスの最後の時期を描写したのはエレフソンだけれど、今回その言葉を思い出す。 裏切られたという思い、自分を抑えてきたストレス、それを跳ね返すためにムスティンが攻撃的な言葉を吐きはじめるのは、今までにも見てきたことだ。 今度はそれが、ついにエレフソンに向けられたのか。いつかそれも(メタリカとの交友がなったように)解けていく日がないともかぎらない。 かつてのメガデスは、最高の時期に美しく花開いたまま散った。 新生メガデスは、どんな花を見せるのか。 ムスティンはひとり、どこへ行こうというのか。 バンドは、刻々と変化しつづける生き物だ。 変化は時に、悲しみをともなう。 見守るしかない。わしらは、待つしかない。
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別宅そばの坂道をチャリ走らせながら、脳裏に浮かんでるのは、ツールで山道登って走ってる人たち。毎回心で叫んでるのは、いつもこのせりふ。 おめえら、みんな、人間じゃねえっ! 今日も心臓バクバク、息はゼイゼイ、坂の途中で失速しましたわさ。しくしく。
今夜は、獣の爪のような三日月が、赤く染まっておりました。 こんな日は、魑魅魍魎が跋扈して、魔獣大戦でもはじまりそうな感じ。 あー、誰か、妖女シレーヌとか空山基版シスタージル様フィギュアを作ってくれないかしら。
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