浪漫のカケラもありゃしねえっ!
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2005年03月16日(水) |
今ごろ開幕の感想かよ/ファンサイトを考える/今ごろこんなことを知った私ってアホですか? |
開幕戦からずいぶん時間が経ったんだが、何度ビデオを見直しても途中で寝てしまうワシ。いまだにルールのツボがうまく呑み込めなくて、今季対応のレースの醍醐味の見方が定まらない。ダメダメじゃん。(汗) いやー、兄さんがとっとといなくなっちゃうのは参ったわさ。しかも相手はニックちゃん。ドイツ人応援団だから、私は泣くよ。『お願い、押して!早く来て!』の手招きには、さすがシュー兄さん、グラベルにはまってもあきらめの悪いヤツ、と笑ってしまいましたが。(^^;) うーん、しかし、押してもらうまでの時間が長すぎた。油温水温ともに上がってそうだな−、エンジン壊れかけでリタイヤかなーと思ったら、次戦エンジン交換についてはまだ不明だとさ。マレーシア&バーレーンの、灼熱GP×2戦使用はリスキーだからだそうだ。ともかく開幕からの2戦エンジンを使ってみて、後半戦のためにデータ取ることも大切か。2戦目のエンジンの耐久性、壊さずにどれだけのパワーをしぼりだせるか、もチャレンジだな。...と全19戦を長期戦として見れば、イライラもしない。 そう、パリダカのような長いラリーのある1日のように、1戦を眺めてるのかもしんない。トッドやロスやシュー兄さん達のこれまでの数年の発言を見てると、彼らがラリーやスポーツカーレースを経験してることが、そういう長期戦略につながってるだろうかと思わせるんだ。
ルール遵守についてトヨタさんがこんなことを言ってはります。 この発言、F1界で生きのびるには純真すぎねー?(笑) ホンダさんに対する牽制でしょうか。それとも、マレーシアGPでエンジン逝った時の逃げ場確保か?(こら) トヨタさんがピラニアクラブ相手に根回しできるよになるくらいツワモノになってくれねば、ラルフ応援団は困ってしまうのよ。あらかじめの言い訳であるよりゃあ牽制のための腹黒発言であることを、心より希望。 『そういったグレーな部分を利己的に利用すること』、それを他チームにだけ利用させてたまるかという政治的な駆け引きが、魑魅魍魎のF1サーカスをオモロくしてると思うのさ。ひっかきまわして面白くしてくれよ、おいちゃん達。
オリンパスでは4月7〜23日にオリンパスギャラリーにて「オリンパスF1フェラーリ写真展」を開催。関東地方のお人はお行きになっては?
琢磨君FC入会案内
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特典のあるFCというのは羨ましいなあ。...と現在はFCが活動してないアーティストのファンの私は思うのだった。 もちろん、愛するアーティスト達の中には、きちんとFCが活動していて、ステキな特典を用意してくれるところはあるんだけどさ。運営方法もいろいろだし。 ファンにもいろんな人がいるから(熱狂的ワンフとなればなおさらさ!)、ネット上でファンが交流している現在は、FCにしてもオフィシャルサイトのフォーラムにしても、運営者/管理者がしっかりしていなければ、あっという間にすさまじい状況になってしまう。自分の尺度で愛情と信じるモノを遮二無二ぶつけることばかりが、愛ではないのだから。 運営者/管理者が意図しなかった雰囲気になってしまう場合もある。こんなところだと仲間入りしたくないよなー、と萎えてしまう雰囲気のところもある。 ときには、常連のベテランファンらしい大姐御が「それはクールじゃないよ、ベイビー」とやんわりたしなめたり、アーティストご本人がお怒りで「サイト閉める!」と一喝したり、そんな状況をいくつかのオフィシャルサイトのフォーラムで目にしたのよな。 国内外でいろんなFC運営者・ファンジン製作者に接したことがある。ネット上でさまざまなHP運営者に出会った。私自身もファンジン/ファンサークルを運営したことがあるし、いろんなアーティストがファンにどんな反応をするかを見た。HPを作って掲示板を管理した。だから、よけい思うんだ。 それを目にするだろう人たちへの心遣い、少々自分がしんどくても周囲を楽しませよう、地道に続けていこうという精神、ユーモア感覚、きついジョークでもホンワカ感じさせるキャラクター、それがないと集まってくるファンも応援されるアーティストもキツイかもなー。 あっ、地道に続けていく、という言葉が自分自身に刺さってしまった。あうう。(悶絶) 新ネタ考えるべ〜。(^^;)
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WinMe入りノートPC使うようになった今でも、やっぱりいつの間にかびるげいつOS/びるげいつブラウザ呼ばわりしてしまう、気分はMac使いのワシ。お気に入り海外サイトの多くがMacやネスケ対応してなくても、いつかスタイリッシュな最新林檎を買える身分になりたいものだと、思ってしまうのなー。(笑) やはりさー、美術畑の端っこ齧ったに過ぎないワシだけど、林檎はデザイナーやアーティスト達と働いてきたブランド、機械=コンピューターではなく感覚的に使える絵筆のよう、というイメージが強かったのさ。まー、けっきょく手に入れた林檎で絵は描かず、HPを作ったりするに留まったのだけど。 パソコン誌に掲載されていた初代マッキントッシュの美しいデザイン。一目惚れだったのよ。 セーブルの筆、ウィンザー&ニュートンやドクター・マ−チンのカラーインク、ファーバーカステルのカラーペンシル、そんな物達と同じように。それらを上手く使いこなせるような腕になりたい、そう願って見つめてた存在だからね。 何度も会社が傾いたのを危ぶまれた林檎が今も健在で、少数派ながら愛され続けている。これからだって林檎は進化し続けるさ、と思ってしまうのよ。
そんなワシだから今さらWin本買う気もなく、不具合に頭を抱えてはなんとか直そうと、あちこちさわっては迷い道に踏み込んでいたのですわい。 そう強制終了・再起動方法さえ、ついさっき知ったところよ。腹を立てて電源ボタン長押ししたのは合っていたんだな。(笑) 最近になって困ったのがIEのアドレスバーの消失。コレないとコピペできないもんで、日記書くのにも困りましたわい。こんなんで悩んでるの私くらいかなーと思っていたら、アドレスバー消失時の対処法を発見。 ふーむ、ここってけっこう便利かもね。(^^)
2005年03月03日(木) |
ミナルディを助けて! |
ミナルディ欠場の危機? 開幕戦オーストラリアは、ミナルディのストッダートおやじさんの母国GPなんすが、フェラーリの同意がまだ得られず、出走できないかも知れないというお話であります。 神様、フェラーリ御一行様、トッド様、貧乏なミナルディに愛の手を! 出走できへんかったらスポンサー獲得とかドライバーの持参金契約とか、ごっつうヤバイやおまへんか。慢性財政危機のミナルディ、潰れてしまいますがな。お願い、潰さんといて。プリーズ、助けてやってーな〜。走らせてやって〜!(しくしくしく)
んでは、心からミナルディの出走を祈りながら、気持ちをかえて、本日ニヤリとさせられたニュースなどを。
ミハエルの子供達のお小遣いの額は、週2ユーロ? ははは、「世界ビックリニュース」にされちゃってまーす。(笑) 2ユーロって、ナニ買えるかなあ。(悩) シュー兄さん、堅実な考え方をお子さんに教えてはるんやなあ。ご本人も苦労してやりくりしながらカートレースして育ったお人やからね。 最近のお子さん達がどれくらいのお小遣いをもらってはるか、相場がわからんです。月額なら千円越えるから、小さいお子さんのお小遣いとしてはこんな感じなんでしょうか? 子供の頃お菓子や本を買いたくなると、そのたびに家族にお願いしたり、文房具代など出してもらうときはお買い物ノートに記入してたから、私『お小遣い』としてもらったことないんですよ。(^^;)
んで、上の記事を翻訳してはるラプター様の「海外ボツ!ニュース」のコーナーから。本日一番笑ったニュースがこちら。 エリザベス女王、「あなたは何をなさる人?」とお尋ねになる。
こちらからリンクはってあるサン誌のサイトには、そのお話をなさってるらしきお写真がございました。 ブライアン・メイ様、苦笑いなさってたかもしれませんなあ。 エリック・クラプトン、ジミー・ペイジ、ジェフ・ベック、といえば、大英帝国の誇る3大ギタリスト。というても、女王様の世代のご婦人にとっては誰が誰やらよくわからない存在でありましたとさ。(笑)
なんでもまあ、英の音楽業界の人々を宮殿に招いてのパーティだったようで、招かれた顔ぶれの中には若手の人達のお名前もありましたが。 プリーストのロブちゃんもその顔ぶれの中にいらしたそうで、ツァー中このパーティのために北欧から飛んでいらしたそうでございます。あららん、ロブちゃん、バッキンガム宮殿行ってみたかったのかしら。(笑)
2005年02月28日(月) |
NHKの番組はけっこうマニアックなツボをつくのだ |
先日NHKのスペシャル番組を見た。病気で尾ヒレを失ったイルカのために人工尾ヒレを作るというお話である。ハイジャンプまでするイルカちゃんのキック力にも壊れない人工尾ビレを製作するにはいろいろ苦労なさったようだ。 スペシャル番組では『タイヤメーカー』としか紹介されてなかったけれど(NHKやからなあ)、製作にあたった技術者さんの帽子に見覚えのあるロゴ。 あっ、BSさんやん。(^^;) こういうお仕事もしてはったのか。流体力学とか、本体(イルカやマシン)の持ってるパワーを確実に(水や路面に)伝えながら、いかに壊れないで動作させるかとか、共通点がなくはないなあ。 ジャンル関係ない番組だったのに、帽子のロゴひとつで浜島さんや菅沼さんの顔を思い浮かべてしまうワシである。 ビバンダム君をちまたで見かけるたびに、デュパ爺の顔が浮かんだりするしなあ。 彼らの活動を見てるうちに、親近感がわいたり技術や品質への信頼度が変化したりしてるんだよな。 F1がワシらの頭に送り込んだイメージというのはなかなか侮りがたいのだにゃー。
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夜中に「BSマンガ夜話」が地上波放映されることは多いが、「BSアニメ夜話」というのがあったのは初めて知った。 「〜夜話」は、物語を、その絵を、マニア達がマニアックな観点で語っていくのである。その分析の中に、興味深いキーワードが出てくる場合も多い。 「アニメ夜話」、素材は『機動戦士ガンダム』。見るしかないよな。(笑) あ、小谷真理さんが出演してる。SFMでこの人のSF評論をよく読んでたっけ。 ...やはり面白いキーワードが出てくる。 「シャアはすごくマッチョな人で、女性に役割(ジェンダー)を押しつける」そういやあ、シャアはそーだったよなー。ララアにも、セイラにも、その役割を限定しようとする言動をしてた。 「ララアはかしこいなあ」...って、あのセリフなんか、ちょっとどうよって優越的なニュアンスがあってさ。そんで、それを受け入れてるララアを見てると、どうにも苛立たしい、悲しい気持ちになってしまったのかもしれないな。 その後の物語はどうかわからないけど、ファースト『ガンダム』のキャラいうのは、女性兵士や女性キャラ多いのに、けっこうジェンダー意識も強いのな。男は強くなければ、女子供は銃を持っちゃいけない、守ってやらなければ、などなど。 ホワイトベースではまだ大人になりきってない情けない坊や達が多くて、そう生きようとしながら失敗し続けるんだけど。 シャアはすでにジオン軍のエースであり、かつジオン家の末裔であって、その役割を自分に課することを意識して動いてる男。そう、どうしようもなく、男なんだよな。 英雄で王子様で仇討ちのため暗躍なんやから、貴種流離譚の主人公の王道だ。 妹のアルテイシアには、その役割を期待していない。ララアというニュータイプの才能を持った娘には、ときには羨望を感じている気配。ジオン家の末裔として、ニュータイプという存在へのこだわりだとか、仇討ちだとか、周囲に期待されるであろう動きを密かに果たそうとしている。...そういう発想、地面で人類が育ててきた価値観にそった思考が、すでにニュータイプじゃないんじゃん、と思っちゃうんだけどさ。たぶんシャアは、自分のニュータイプ的な部分に、自分自身で限界を設けてしまってるんだ。 優れた物語というのは物語元型にそった力強い骨格を持っている。「15少年漂流記」なビルディング・ロマンであるし、シャアの貴種流離譚でもある。 男らしさ、強さや逞しさ、忠誠心、信義、そういうものは戦いの物語には不可欠の要素で、『ガンダム』の世界に力強さを与えてる要素だ。そして、女性がただの物語の華=守られるべきだけの存在ではなく、同僚兵士として対等以上の戦士であったことは、『ガンダム』をリアルな近未来の物語と感じさせる要素だった。 ミノフスキー粒子はロボットでチャンバラをしたかった「富野フ好きー」粒子で、ニュータイプは後から考えたものだったという。スペースコロニー、独立戦争、超能力者、こっちはSFスキーの王道なんだよなー。
そんなことを考えながらも、懐かしい映像に心は震えるのさ。 シャアの池田秀一さんの声は、耳に残るんだよな。ぞくぞくっと心をかき乱すような。なんて印象的な声なんだ!と当時思ったもんさ。あの人の声がシャアのキャラクターに与えた力は大きいな。 『ワンピース』でシャンクスの声聴いた時もすぐわかったもんね。
『ガンダム』という物語は、予想をはるかに越えた長命を勝ち取ってしまった。 宇宙戦争という舞台に、さまざまな物語や要素をぶち込むことが出来る。ひとりのキャラの背後に、ひとつの小道具の背後に、語られなかった物語がかいま見える。そう、ガンプラの世界にも、そこにしか登場しないキャラがあるという話だ。 そういう世界だからこそ、多様な視点で思い入れることが出来る物語だったんだ。
『ガンダム THE ORIGIN』を最新刊の8巻まで買い揃えたさ。 これだけの年月が経って、安彦さんの絵によって『ガンダム』が再び語られる。 安彦さんによるエピソードの取捨選択。物語をまとめるための解釈の微妙な違い。それがなんともたまらない。 安彦さんは『ガンダム』放映後半に倒れた。時間がなくて、ララアというキャラクターを理解できなかった、ついに共感を持つことが出来なかった、と言っておられたことがある。そのララアの物語を、いかにしてつづっていくのか。興味深いよなー。 しかし、まだ舞台はジャブローだよ。先は長いじょ。 うわー、スレッガーがGM小隊率いて出て来たよ! うわーん、スレッガ−さ〜ん!(号泣)
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