日々のあわ
あかり 



 秋の雨と秋の味覚

去年も雨で中止になり、今年もまた・・・・。

薪能、とても楽しみにしていたのに残念です。

新宿御苑ですからね。この天気ではむりですね。チケットの払い戻しに行かなければ。
来年こそは!

毎日が雨だといろいろ日常生活に余計な労力をつかわなくてはならなかったり、どうも耳鳴りが気になったり、楽しみな予定がなくなったり、満員電車の不快指数が上昇したりと、気分もブルーだったりします。

が。今日は友人のわんこさんにランチをご馳走になって、午後はすっかりご機嫌でいい気分でした。
復帰祝いなんて泣けることしてくれて、なんと美濃吉に連れて行ってくれました。
昼から土瓶蒸だよ・・・(涎)
時間を気にせずゆっくり食事ができればいいのにね。働くおばさん達はそういいながらも十二分に美味しい食事と楽しい時間を味わったのでありました。

そう、このときにわんこさんに聞いて知ったのですが、先日日記に書いた白杖について。
私は全盲の方が持つものだと思い込んでいたのですが、ちがうのですね。
極端に視野が狭い方や、ぼんやりと見える方や、その他歩行困難な方達の身を守るための杖であると。
持って歩くことが義務付けられていると。いろいろなことを教えてもらいました。
ありがとう。








2004年10月12日(火)



 金木犀

金木犀が香る朝の小道。自転車で走る。空は今にも雨が降り出しそうな重たい灰色。
それでも空気はとても清涼だ。

うっすら寒くて冷たい身体。でも腰の周りは湿った熱で温かい。自転車の後ろで次男が私の腰にしがみついて歌を歌っている。
今日は予定があって半休をとったので、私が彼を保育園に送る。
「それでね・・・あのね・・・・」歌の合間にもごもごしゃべりながら、時折思い出したようにぎゅっとしがみつく腕に力を入れる次男。

なるほどね。
夫がどんなに飲んで朝方帰宅しようとも、ぜったい息子の保育園の送りはサボらない。そのわけはこれか。
そういえば、「あの時間が好きなんだよなぁ〜」と、ゆるんだ顔で言ってたね。

これでまた、金木犀の香りで胸がきゅぅっとなる曖昧な理由が一つ増えた。いつも立ち止まって振り返る、その香りに。


「季節の花 300」より


2004年10月08日(金)
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