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■ 遠くの被害
土曜日はお芋堀に行って帰りに買い物をしたりしていたので、地震のあった時間 外に居た。自転車に乗っていたとおもう。揺れたことにも気づかなかった。
私は機関紙を作る部署にいる。 先週、入稿ぎりぎりで見出しを変更した。 台風が上陸してその後の進路を予測して「台風一過、晴れてうんぬんかんぬん」と 見出しに書いていたのだが、急遽、まったく違う言葉をもってきた。 あれだけの被害がでたのにこんな見出しではちょっと・・・と。 全国で読まれるものだし、当然被害がでた地域でも読まれることになる。 そんな考えにいきあたるまでの時間がなんと長かったことか。 私も含め、かなり鈍感である。
台風にしろ、地震にしろ、いくら頭で考えても対岸の火事である感覚がどこかにあるところは否めない。 痛い目にあわないと解らない。
地震で生き埋めになって亡くなった子供達のニュースに泣いても、お昼になればランチには何を食べようかなどと考えていて心を痛める自分が白々しく、でも嘘ではなく、果たしていったい何をしたらいいかわからなくなる。 自分が被害にあったとしたら、親兄弟が犠牲になったとしたら、考えればすぐにわかることなのに。
今回の地震の緊急報道で、子供達が見ていたテレビ番組が中断され、彼らは口々に文句をいった。 今どういう状況なのか、ここでたくさんの人が逃げておうちが潰れて怪我をしてもしかしたら死んでしまった人もいるかもしれないのよ。と、自分にも言い聞かせるように話して聞かせた。
救援物資が十分にいきわたりますように。被災者の方々がちゃんと食事が取れますように。
2004年10月24日(日)
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