ヒビノコト
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2004年06月24日(木)

どんな状況にいても、身の回りのものたちを大切にしながら、
地に足をつけて、体を動かし、働いて、何かを作り、
見守り、見届け、責任を負うことの喜びを感じながら
日々を過ごしていくこと。

銀色夏生さんの「ぶつかり体験記」読了。

私が漠然と感じてること、もちろん言葉になんてできないようなこと、
作者が書いていて、興味深かった。

あと最近読んだ本は

「ノラや」内田百聞
「博士の愛した数式」小川洋子

「ノラや」
私は実を言いますと、ネコがだめ。
嫌いというより苦手、苦手というより怖い。

でも本を読み進めていくうちに、作家の家からいなくなった猫のノラを
作家と同じように早く帰ってこい、おまえはどこに行ってしまったんだぁ〜
なんて思う自分が。

「博士の愛した数式」
もうおわかりかと思われますが、私は数字がダメ。ほんとダメ。
なのに、小川さんの書く小説は、数式まで美しい映像に
してくれるから不思議。数式なのに神だとか宇宙まで話しが
及ぶので、数字だめな私まで思わずひきこまれてしまった。
しかし、ひさしぶりに素数という言葉思い出した。

本を読むことって、知らない世界を旅することというのも、
もちろんあるけど、
自分でも気づいていなかった深く深く眠る自分を
おいおいちょっと起きぃ〜やぁ〜
と揺り動かしてくれるものでもあるなぁ。



2004年06月22日(火) ありがと。

夕陽まぶしい。まだ暑い。

夕方、友人のYがグル−プ展に来てくれるというので、

いろいろと用事済ませて、OPAギャラリ−へ。

途中、仕事先の人にバ、バッタリ。

グル−プ展見た帰りなんだそう。

あ〜ほんとにほんとに有り難うです。

ギャラリ−に行ったら、Sも来てくれてて。

そうしたらYも現れる。

忙しいのに、わざわざ、時間さいてくれて。。

ありがと。

と、言いながら、「Happy Time」展は23日午後5時までやってます。









2004年06月21日(月) Tシャツ

ここのところ、ずっとTシャツを探してる。

なかなかコレダッ!というものに出会えない。

色やデザインが気に入っても、袖が短かったりして、

二の腕がポチャポチヤを超えて太い私は着る勇気がない。。

ちびTも華奢な女の子が着ると似合うけど、

私が着るとイカツクなってしまう。怖い。

このあいだオノヨ−コ展で、彼女のメッセ−ジがプリント

された(Tシャツはメ−ッセ−ジ性がありますもんね。

その言葉にも感銘。)のを買いましたが、

今度はぶかぶかで、太ってるからぶかぶか着てますの、

という感じに。トホ。

もうワンサイズ下でよかった。。

難しいな、気持ちまで楽になれるよなTシャツに出会うのは。

ただいま開催中の「Happy Time」展(いよいよ6.23 午後5時で

終わってしまいます。私もまた行きますので、どうかよろしくです。)

に引き続き今度は「世界に一枚!Tシャツ展」に参加させていただきます。

世界に一枚。

プリントではなく、まさに手描き。オンリ−ワン。

たくさんの作家さんたちが出品されるので、たくさんのオンリ−ワン

に出会えます。

私は、もちろん自分が着たい夏の日射しとハミングするよなTシャツ

出品予定。

他の作家さんたちのTシャツも楽しみ。


「世界に一枚!Tシャツ」展

6.25(金)〜7.14(水)close7.1/7.8
open11:00 〜19:00/最終日17:00まで
詳しくは↓こちらから


OPA gallery


2004年06月16日(水) green

梅雨の中休みで、最近は気持ちのよいお天気がつづいてますね。

私は、嬉しくなって、シ−ツやらクッションカバ−やら、

どっさどっさと洗濯しています。

それから掃除も、いつもしないで(なるべく見ないようにしてる)

ところもピカピカにしたりして。

ありがとう、おてんとさま、です。

しかし、なかなか進まないのがベランダの緑のお世話。

夏が近づきグングン、いろんな緑が大きくなってきて、

今我が家のベランダは、ジャングル状態。

一つは頭が大きくなって、鉢ごとこけてた。。

ガ−デニングを趣味にしてる方が見たら、閉口されるかもなぁ。

今は一つ一つ、少し大きめの鉢に植え替えたりしてるのだけど、

これがまた、問題がありまして。

鉢と言っても、近所で買えるような小さなものでは足りないし、

どでかい鉢をさがさなくてはなりません。

それに鉢って思った以上にお高い。

まぁそれでも、緑が元気に成長してて、嬉しい困ったです。

そう、ネットでそうだそうだと思う文章がありましたので、

勝手に引用。

英国の作家スーザン・ヒルが書いていること。

「人間の行動のなかで、子どもを産むことは別として、
庭づくりがいちばん楽天的で、希望にあふれたものです。
庭づくりをする人は計画的で、少し先のことでもずっと先のことでも、
将来を信じ確信している人なのです。(略)
いつも戦争のことを考え、それを予想してこわがっている人、
人類と地球の終末を思う人、魂がしぼみ、
時代の困難や脅威に打ちひしがれている人、
希望も慰めもないと思い、
新しい夜明けのかすかな光も見ようとしない人。
そんな人には庭づくりをおすすめします。
庭づくりをすると、勇敢で大胆に、やさしくて冷酷に、
きちょうめんででたらめに、おだやかで忍耐強くなることを、
順ぐりに覚えていきます。何よりも今日という日を満喫し
、明日に希望を持つことを覚えるのです」
(スーザン・ヒル文、新倉せいこ訳『庭の小道から』西村書店)

私もずいぶんとベランダ(庭じゃないけど)植物たちに助けられてます、
忍耐強くはまだなれてないけど。。



2004年06月10日(木) ぐるぐるな日々。

ひさびさに徹夜して絵を描いて、朝になって、

絵が出来たのでしみじみと嬉しくなって、ほっとして、

お風呂に入って、絵の具だとかでちらかった部屋を掃除して、

絵を額に入れて、梱包して、

お弁当を買いに行って(行こうとしてたお弁当屋さんは

休みだった。。もう一つのお弁当屋さんはつぶれてた。。

仕方ないので自然食店の発芽米弁当を買う、まずかった。。)、

それから、ギャラリ−オ−パへ。

まだ他のイラストレ−タ−の人はそれほど集まってなくて、

ギャラリ−の正面に展示しましょうというオ−ナ−さんのご好意に

甘えて、結構いい場所に展示させてもらった。

それから家に帰って、用事して、ちょいと夕寝。

カラダは眠がってるのだけど、心がたかぶっているせいか、

深く眠れず。

それから友人の家に行き、缶チュ−ハイでお疲れさん。

矢野顕子のCDの中の谷川俊太郎の詩の曲を聞いてたら、

涙がポロポロでてきてしまった。

友人にばれないようにうつむいてお酒を飲む。

(でもばれてた)

ひさびさだなぁ、お酒飲んで泣くの。

矢野さんと谷川さんは私の泣きツボ。

で家に帰り、バタン。

お仕事じゃないオリジナルの絵を描くのは、

考えすぎて、悩んで、ぐるぐる。

グル−プ展だし、ほんのちょっとの作品点数なのに、ぐるぐる。

もっと絵力(えぢから)と心の筋肉を鍛えなくては。

ぐるぐるしながらも前に進もう。

などと思いながら、眠りにつく。






2004年06月08日(火) 「HAPPY TIME」展

今週の金曜日から「HAPPY TIME」展がはじまります。

初日の金曜日は、午後6時から8時までオ−プニングパ−ティ−。

今回、あまり宣伝出来ていないので、皆来てくれるのかなぁ?

ちょっと不安。。

この日のこの時間に行くとメ−ルくだされば、

その時ギャラリ−にいるようにしますので、

よろしくです。

Happy Time!


OPA gallery










2004年06月03日(木) おばちゃんの椅子。

家の台所の椅子は、ボロ椅子。

背もたれのところは、木がかけている。

足には黒のマジックで「正田」という文字がうっすら。

それでも可愛い。

捨てられない。

おばあちゃんの大の仲良しの「しょうだのおばちゃん」

からもらったのです。

おばちゃんの農家の家の広い土間にぽつんとあったのを見て、

欲しくてたまらなくなりお願いした椅子。

こんなぼろい椅子が欲しいんかい?

うん。欲しい欲しい。

もらって、洗って、みかん畑で干して、東京まで送りました。

ずいぶんとそれから年月が流れて、椅子はよりいっそうボロくなって、

おばちゃんは亡くなってしまいました。

ボロ椅子は捨てられないけど、もうひとつ椅子が欲しくなって、

ネットオ−クションを見たら、おばちゃんの椅子と同じのが。

もうひとつ同じのが欲しいと思ったけれど、

私には買えない値段(尋常と思えない)にまで、

どんどん上がっていってしまった。

なんだかわけもわからず怖くなる。。

おばちゃんがこの話しを知ったら、びっくりするだろうなぁ。

日射しがまぶしい日に、田舎のみかん畑の木に、

干してかけた小さなボロ椅子。

お金の世界から遠く離れたところにポツンとある、

おばちゃんの椅子。




2004年05月30日(日) Happy Time!

6.11(金)〜6.23(水)の期間、

青山 OPA galleryにて
 
「Happy time!」illustlation of 10

というグル−プ展に参加させてもらうことになりました。

日々の暮らしのなかで何気なく口にする「かわいい」、

いろんな思いのつまった幸せの瞬間をテ−マにした展覧会です。

ほんと久しぶりにグル−プ展に参加するので、

いまからドキドキもんです。

オリジナルの絵を人様に見て頂くというのは、

仕事と違う別の緊張感があります。

なるべく見ていただいた方がほっこりするような絵を

展示する所存でありますので、

よろしくです。

また、私がギャラリ−にいる日時が決まりましたら、

ココでお知らせいたします。




Happy Time!


OPA gallery


2004年05月28日(金) え〜と。

あれ、これって、え〜と。。

なんだかすごく懐かしい。

子供の頃は、ほんとよく見かけてたけど。

名前なんて言うんだっけ?

友人が来たので、ほらあれ、ほれこれ、何て言うんだっけ?

とベランダに出てもらい、ワイヤ−プランツにぶらさがる

そのブツを見てもらう。

みの虫でしょ。なんだか懐かしいねぇ。

あ〜そうそうみの虫だっ。

でしょ。懐かしいでしょ。

ずいぶんお会いしてなかったから、名前が出てこなかったよ。

しかし、よくまぁワイヤ−プランツなんていう

細い枝にぶら下がったものだなぁ。

普通、木の枝にぶらさがるのでは?

可愛いのでしばらくほっておこう。

しかし、蓑から出てきたら、ちょっと怖い&気持ち悪い。。

右の写真が、みの虫君。




左は、昔、作ったマッチ箱くらいの家。


2004年05月21日(金) AILA

枯れた向日葵・へその緒がつながったままの胎児・光・

血を流す鶏・水しぶき・生まれたての子馬・たくさんの卵

死んだ子亀(海までたどりつけず砂に埋もれてる)・・・

川内倫子さんの写真集「AILA」。

いつも私は彼女の写真を見ると、

命というものを感じます。

はかなくて美しい。

じぃ---っと見ていると、泣きそうになる。

すごい力を持った人だっ。

これからますます楽しみな人。


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