ヒビノコト
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どんな状況にいても、身の回りのものたちを大切にしながら、 地に足をつけて、体を動かし、働いて、何かを作り、 見守り、見届け、責任を負うことの喜びを感じながら 日々を過ごしていくこと。
銀色夏生さんの「ぶつかり体験記」読了。
私が漠然と感じてること、もちろん言葉になんてできないようなこと、 作者が書いていて、興味深かった。
あと最近読んだ本は
「ノラや」内田百聞 「博士の愛した数式」小川洋子
「ノラや」 私は実を言いますと、ネコがだめ。 嫌いというより苦手、苦手というより怖い。
でも本を読み進めていくうちに、作家の家からいなくなった猫のノラを 作家と同じように早く帰ってこい、おまえはどこに行ってしまったんだぁ〜 なんて思う自分が。
「博士の愛した数式」 もうおわかりかと思われますが、私は数字がダメ。ほんとダメ。 なのに、小川さんの書く小説は、数式まで美しい映像に してくれるから不思議。数式なのに神だとか宇宙まで話しが 及ぶので、数字だめな私まで思わずひきこまれてしまった。 しかし、ひさしぶりに素数という言葉思い出した。
本を読むことって、知らない世界を旅することというのも、 もちろんあるけど、 自分でも気づいていなかった深く深く眠る自分を おいおいちょっと起きぃ〜やぁ〜 と揺り動かしてくれるものでもあるなぁ。
夕陽まぶしい。まだ暑い。
夕方、友人のYがグル−プ展に来てくれるというので、
いろいろと用事済ませて、OPAギャラリ−へ。
途中、仕事先の人にバ、バッタリ。
グル−プ展見た帰りなんだそう。
あ〜ほんとにほんとに有り難うです。
ギャラリ−に行ったら、Sも来てくれてて。
そうしたらYも現れる。
忙しいのに、わざわざ、時間さいてくれて。。
ありがと。
と、言いながら、「Happy Time」展は23日午後5時までやってます。
ここのところ、ずっとTシャツを探してる。
なかなかコレダッ!というものに出会えない。
色やデザインが気に入っても、袖が短かったりして、
二の腕がポチャポチヤを超えて太い私は着る勇気がない。。
ちびTも華奢な女の子が着ると似合うけど、
私が着るとイカツクなってしまう。怖い。
このあいだオノヨ−コ展で、彼女のメッセ−ジがプリント
された(Tシャツはメ−ッセ−ジ性がありますもんね。
その言葉にも感銘。)のを買いましたが、
今度はぶかぶかで、太ってるからぶかぶか着てますの、
という感じに。トホ。
もうワンサイズ下でよかった。。
難しいな、気持ちまで楽になれるよなTシャツに出会うのは。
ただいま開催中の「Happy Time」展(いよいよ6.23 午後5時で
終わってしまいます。私もまた行きますので、どうかよろしくです。)
に引き続き今度は「世界に一枚!Tシャツ展」に参加させていただきます。
世界に一枚。
プリントではなく、まさに手描き。オンリ−ワン。
たくさんの作家さんたちが出品されるので、たくさんのオンリ−ワン
に出会えます。
私は、もちろん自分が着たい夏の日射しとハミングするよなTシャツ
出品予定。
他の作家さんたちのTシャツも楽しみ。
「世界に一枚!Tシャツ」展
6.25(金)〜7.14(水)close7.1/7.8 open11:00 〜19:00/最終日17:00まで 詳しくは↓こちらから
OPA gallery
梅雨の中休みで、最近は気持ちのよいお天気がつづいてますね。
私は、嬉しくなって、シ−ツやらクッションカバ−やら、
どっさどっさと洗濯しています。
それから掃除も、いつもしないで(なるべく見ないようにしてる)
ところもピカピカにしたりして。
ありがとう、おてんとさま、です。
しかし、なかなか進まないのがベランダの緑のお世話。
夏が近づきグングン、いろんな緑が大きくなってきて、
今我が家のベランダは、ジャングル状態。
一つは頭が大きくなって、鉢ごとこけてた。。
ガ−デニングを趣味にしてる方が見たら、閉口されるかもなぁ。
今は一つ一つ、少し大きめの鉢に植え替えたりしてるのだけど、
これがまた、問題がありまして。
鉢と言っても、近所で買えるような小さなものでは足りないし、
どでかい鉢をさがさなくてはなりません。
それに鉢って思った以上にお高い。
まぁそれでも、緑が元気に成長してて、嬉しい困ったです。
そう、ネットでそうだそうだと思う文章がありましたので、
勝手に引用。
英国の作家スーザン・ヒルが書いていること。
「人間の行動のなかで、子どもを産むことは別として、 庭づくりがいちばん楽天的で、希望にあふれたものです。 庭づくりをする人は計画的で、少し先のことでもずっと先のことでも、 将来を信じ確信している人なのです。(略) いつも戦争のことを考え、それを予想してこわがっている人、 人類と地球の終末を思う人、魂がしぼみ、 時代の困難や脅威に打ちひしがれている人、 希望も慰めもないと思い、 新しい夜明けのかすかな光も見ようとしない人。 そんな人には庭づくりをおすすめします。 庭づくりをすると、勇敢で大胆に、やさしくて冷酷に、 きちょうめんででたらめに、おだやかで忍耐強くなることを、 順ぐりに覚えていきます。何よりも今日という日を満喫し 、明日に希望を持つことを覚えるのです」 (スーザン・ヒル文、新倉せいこ訳『庭の小道から』西村書店)
私もずいぶんとベランダ(庭じゃないけど)植物たちに助けられてます、 忍耐強くはまだなれてないけど。。
ひさびさに徹夜して絵を描いて、朝になって、
絵が出来たのでしみじみと嬉しくなって、ほっとして、
お風呂に入って、絵の具だとかでちらかった部屋を掃除して、
絵を額に入れて、梱包して、
お弁当を買いに行って(行こうとしてたお弁当屋さんは
休みだった。。もう一つのお弁当屋さんはつぶれてた。。
仕方ないので自然食店の発芽米弁当を買う、まずかった。。)、
それから、ギャラリ−オ−パへ。
まだ他のイラストレ−タ−の人はそれほど集まってなくて、
ギャラリ−の正面に展示しましょうというオ−ナ−さんのご好意に
甘えて、結構いい場所に展示させてもらった。
それから家に帰って、用事して、ちょいと夕寝。
カラダは眠がってるのだけど、心がたかぶっているせいか、
深く眠れず。
それから友人の家に行き、缶チュ−ハイでお疲れさん。
矢野顕子のCDの中の谷川俊太郎の詩の曲を聞いてたら、
涙がポロポロでてきてしまった。
友人にばれないようにうつむいてお酒を飲む。
(でもばれてた)
ひさびさだなぁ、お酒飲んで泣くの。
矢野さんと谷川さんは私の泣きツボ。
で家に帰り、バタン。
お仕事じゃないオリジナルの絵を描くのは、
考えすぎて、悩んで、ぐるぐる。
グル−プ展だし、ほんのちょっとの作品点数なのに、ぐるぐる。
もっと絵力(えぢから)と心の筋肉を鍛えなくては。
ぐるぐるしながらも前に進もう。
などと思いながら、眠りにつく。
2004年06月08日(火) |
「HAPPY TIME」展 |
今週の金曜日から「HAPPY TIME」展がはじまります。
初日の金曜日は、午後6時から8時までオ−プニングパ−ティ−。
今回、あまり宣伝出来ていないので、皆来てくれるのかなぁ?
ちょっと不安。。
この日のこの時間に行くとメ−ルくだされば、
その時ギャラリ−にいるようにしますので、
よろしくです。
Happy Time!
OPA gallery
家の台所の椅子は、ボロ椅子。
背もたれのところは、木がかけている。
足には黒のマジックで「正田」という文字がうっすら。
それでも可愛い。
捨てられない。
おばあちゃんの大の仲良しの「しょうだのおばちゃん」
からもらったのです。
おばちゃんの農家の家の広い土間にぽつんとあったのを見て、
欲しくてたまらなくなりお願いした椅子。
こんなぼろい椅子が欲しいんかい?
うん。欲しい欲しい。
もらって、洗って、みかん畑で干して、東京まで送りました。
ずいぶんとそれから年月が流れて、椅子はよりいっそうボロくなって、
おばちゃんは亡くなってしまいました。
ボロ椅子は捨てられないけど、もうひとつ椅子が欲しくなって、
ネットオ−クションを見たら、おばちゃんの椅子と同じのが。
もうひとつ同じのが欲しいと思ったけれど、
私には買えない値段(尋常と思えない)にまで、
どんどん上がっていってしまった。
なんだかわけもわからず怖くなる。。
おばちゃんがこの話しを知ったら、びっくりするだろうなぁ。
日射しがまぶしい日に、田舎のみかん畑の木に、
干してかけた小さなボロ椅子。
お金の世界から遠く離れたところにポツンとある、
おばちゃんの椅子。
2004年05月30日(日) |
Happy Time! |
6.11(金)〜6.23(水)の期間、
青山 OPA galleryにて 「Happy time!」illustlation of 10
というグル−プ展に参加させてもらうことになりました。
日々の暮らしのなかで何気なく口にする「かわいい」、
いろんな思いのつまった幸せの瞬間をテ−マにした展覧会です。
ほんと久しぶりにグル−プ展に参加するので、
いまからドキドキもんです。
オリジナルの絵を人様に見て頂くというのは、
仕事と違う別の緊張感があります。
なるべく見ていただいた方がほっこりするような絵を
展示する所存でありますので、
よろしくです。
また、私がギャラリ−にいる日時が決まりましたら、
ココでお知らせいたします。
Happy Time!
OPA gallery
あれ、これって、え〜と。。
なんだかすごく懐かしい。
子供の頃は、ほんとよく見かけてたけど。
名前なんて言うんだっけ?
友人が来たので、ほらあれ、ほれこれ、何て言うんだっけ?
とベランダに出てもらい、ワイヤ−プランツにぶらさがる
そのブツを見てもらう。
みの虫でしょ。なんだか懐かしいねぇ。
あ〜そうそうみの虫だっ。
でしょ。懐かしいでしょ。
ずいぶんお会いしてなかったから、名前が出てこなかったよ。
しかし、よくまぁワイヤ−プランツなんていう
細い枝にぶら下がったものだなぁ。
普通、木の枝にぶらさがるのでは?
可愛いのでしばらくほっておこう。
しかし、蓑から出てきたら、ちょっと怖い&気持ち悪い。。
右の写真が、みの虫君。
左は、昔、作ったマッチ箱くらいの家。
枯れた向日葵・へその緒がつながったままの胎児・光・
血を流す鶏・水しぶき・生まれたての子馬・たくさんの卵
死んだ子亀(海までたどりつけず砂に埋もれてる)・・・
川内倫子さんの写真集「AILA」。
いつも私は彼女の写真を見ると、
命というものを感じます。
はかなくて美しい。
じぃ---っと見ていると、泣きそうになる。
すごい力を持った人だっ。
これからますます楽しみな人。
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