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素敵な打ち掛けが目の前に！
やーん、うーれしーい！
と上機嫌の私。
でも、遅くなって、父親の機嫌は最悪。
私の所為で、大変なことに。
これからは値段だけ聞いて決めよう…。
好みで選ぼうとするから時間がかかって遅くなる。
早く決めて早く帰らないと怒られるからね。
頑張ろう。
あの日と同じ。
あの時と同じ。
あくしゅ。
寒い日。
でも、去年ほどではない。
去年の私は…
お気に入りのジーンズで（足が細く見えるのだ！）
お気に入りの毛糸のパーカーに、
それに合わせて買った黒地に白のチェックの王冠のタートルネック、
そろそろはきつぶしそうな、ちょっぴり疲れたブーツ、
焦茶色のバッグ、
靴下はワイン色だったかなぁ。
きみは、チノパンに、カーキ色の上着だった。
1年前、きみの彼女になった私は、
1年後の今、きみの婚約者でいる。
出会った、きみと、わたし。
きみは、オッ？と思ったらしい。
わたしはそんなこと、ちーとも思わなかった。
ははは。
でも、会えて、とても良かったと、思う。
結納。
また、大人になった。
…とメルヘンに言う歳でもない歳に昇格。
プレゼントありがとう。
でも、車に忘れて帰っちゃってごめん。
営業さんとのお話ばかりで、
あまり、
デートという感じではないけれど、
これからの為の話し合いだから、
がんばろうね。
と、同じことをふたりで思っているから、
まぁ、
大丈夫なんじゃないかいな。
私の脳年齢。
きみ、25歳。
きー！くやしいっ！
家を？
どうしようか。
人生で一番うまいカレーに出会った。
ありがとう、インドの人。
