しろく、カァテンのまわりがひかりに縁取られている。うすぼんやりと瞼をひらいた僕は、うすくひかりが射し込む部屋の中、ねむっている君を抱いて。未だ眠りの半分醒めていないあたまで僕は、腕の中のこの、いとおしくやわらかい、あたたかいかたまりは一体なんなのだろうと。僕にいのちを奪われるという可能性など、きっと考えてはいなく。その重みになきたく。かなしいと。嘯くようにきっと。
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そういえばトランペットを買った。銀いろのミニ・トランペット。まあいわゆる玩具の類かもしれない。吹くと間抜けな音が出る。小学校以来であるから仕様がないが。ミュートも買ったけれど如何せん近隣に迷惑そうな音量でぷわーと。障子を破るような音は未だ出ない。ぷわー。
2005年08月29日(月) |
些細なズレは後になるにつれ大きくなってゆく |
眠り倒した。君が出て行ってから眠って起きてゲームして進み方がわからなくなって悩んでどうしようもないから不貞寝をしてまた起きて烏龍茶をのみ尽くしてまたねむって起きてゲームの続きして問題は意外とあっさり解決したりして疲れてねむって起きて。取り敢えず眠り倒した。そういえば、夢のなかに君が居てわらっていた。けれど眠り過ぎて最早ねむくない。
ゲームはクロノトリガーを今更やっている。今更、とはいえ、ゲームをじぶんでやったことが皆無に等しい俺にとっては、あらたな開拓をしている気分。クロノトリガーに限らずだけれど、未来や過去と現代を行き来するゲーム、結構ありますね。ワープするというのはあまりすきでないというか恐いというか、俺だったらしたくないなと、おもう。どういうかたちであれ、時間軸をずらしてしまう、というのが。うまくいえないけれど。ゲーム自体はおもしろいです。
まっ黄いろのカブトムシが肩に乗っていてね、「黄いろには、黒が似合う。」とかさも重大なことのようにおごそかに言ってね、くろぶちのちいさい眼鏡をかけていたんだ。そんなゆめを、みたんだ。
一週間程でかけていた。単に部活の合宿だが。なにもかも初めてだった去年とは違って、今年は次になにが来るか大体わかっているからそういった面で楽だった。最終日には去年とおなじようにボートに乗りにいった。去年と違ったのは風が強過ぎてスワンボートには乗れなかったことだった。だからみんなで手漕ぎボートに乗った。風が強いから波も少しだけ高くて、それプラス一緒に乗った奴等がオールをわざと大袈裟にばしゃばしゃやるから、みんなで水の掛け合いをする格好になり、みんなでわあわあいいながらびしょ濡れになって帰ってきた。たのしかった。来年は合宿場の場所を変えるかもしれないから、ボートにはもう乗れないかもしれない。