ニセアカシアのあまいにおい、こまかなしろいはなびらがゆびさきに散るほどに湿度はたかく細胞がしみこんであたたかい泥水のなかの夜。楕円のやさしさがそこらへんに纏いついている。うっすらとした、幸福。
すきなものは沢山あったほうがうれしいし、嫌いなものはなるべく少ないほうがいい。しあわせに生きたい。限定したくない。みんながしあわせであればいいのに、というのは要するにおれもしあわせでありたいからだ。
しあわせのかたちがひとりひとり違うからうまくいかないのだと知っている。
俺にそんな義務も義理もないのはよくわかっている。が、もやもやしてしまう。気に入っている人の非難をされると、第三者である筈のこちらの方が凹んでしまうのは何故だ。そもそも何故、その人を直接批判しないのかわからん。直接言いなよ、と、何回言った事か。でも矢張りそうはしないんですね。何故ですか。「いつも気を使わせてごめんね」って、そう本当に思っているならさっさと当事者間で話をつけるかなんかしろってんだ。お前本当に申し訳ないとか思ってねーだろ。
ここまで書いて気付いたが、俺は怒っているのか。なるほど。
エゴが拡大していくのがよくわかる。
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たまに相撲を見ます。今回は琴欧洲ががんばりましたね。今まで重心が高くてばたばたしちゃってた(怪我のせいもあるだろうけども)のが改善されて良い感じ。琴欧洲はなんか柔道部時代の後輩に雰囲気が似ていてちょっと応援してしまいます。本名がカロヤンっていう(らしい)のもかわいらしい。